せどりをしていると、
- 利益は出ているのに、どうも手元にお金が残らない
- 手元にお金を残すにはどうしたらいいの?
と疑問に思っている人もいるかと思います。
本記事では、せどりでお金が残らないときに見直すべき7つのポイントを解説したいと思います。
参考
売り上げに対する利益とキャッシュフローとしての手残りを意識していない人は、結局はキャッシュフローは不安定なままになってしまう可能性が高いです。
キャッシュフローについては、こちら「【せどりの必須知識】キャッシュフローと利益について実例で解説!」で解説しているので、キャッシュフローの理解に不安がある人は、まずはこちらの記事からお読みください。
Contents
せどりでお金が残らないときに見直すべき7つのポイント
せどりでお金が残らないときに見直すべき7つのポイントを解説します。
資金力を考慮して仕入れをすること
自分の資金力にあった仕入れをしていないと、あっという間にキャッシュフローを圧迫します。
例えば、以下のパターンをみてみます。
パターン1
500円仕入れで利益500円の商品を10個仕入れ(仕入れ額5000円)
→仕入れ代を回収するには5個売る必要がある
パターン2
5000円仕入れで利益2000円の商品を10個仕入れ(仕入れ額50000円)
→仕入れ代を回収するには8個売る必要がある
後者の方が、仕入れ点数も少なく利益がたくさん取れます。
しかし、資金回収という意味では10個中8個も売らなければいけないので、仕入れ代を回収するためのハードルは高くなります。
仕入れ金額も大きい分、もし仕入れた商品が売れなかったときのダメージは大きいです。
資金があまりないのに、後者のような仕入れを積み重ねていくと、キャッシュフローを圧迫することになってしまいます。
実際に私も経験しているのですが、高単価商品の扱いに慣れてきてイケイケで仕入れをしまったことがあり、仕入れ資金の回収に時間がかかりキャッシュフローを圧迫していたこともあります。
自分の資金力を考慮して仕入れを行うことは大事なことです。
クレジットカードの支払い猶予期間を利用する
クレジットカードを使う場合、仕入れをした日から支払いの日まで猶予があります。
例えば、月末締め、翌27日払いのクレジットカードで仕入れをした場合で、Amazonの決済締め日が20日の場合をみてみます。
パターン1
10日に50万円の仕入れ
→販売期間は40日間
パターン2
20日に50万円の仕入れ
→販売期間は30日間
前者と後者では、支払いまでの猶予期間が10日間も違います。
支払いまでの猶予期間が長ければ長いほど、資金回収がしやすくなります。
なので、クレジットカードの締め日を意識した仕入れをすることで、キャッシュフローに余裕を持たせやすくすることができます。
支払い期間に猶予を持たせる仕入れをするには、クレジットカードの使い分けがおすすめです。クレジットカードの使い分けについては、こちら「せどりでクレジットカードを使い分けるメリット【使い分ける基準も解説】」で解説しているので、気になる人は参考にどうぞ。
出品はとにかく早く行う
仕入れは積極的に行くのに出品をおろそかにしてしまうという方は結構多いかと思います。
私もその1人です(笑)
しかし、いくら順調に仕入れをしていても、出品しなければ利益になりません。
出品が遅くなればなるほど販売機会を損失していることになりますし、資金回収が遅くなってしまいます。
なので、仕入れから出品までのタイムラグを小さくすることもポイントです。
先ほどの例をみてみます。
20日に50万円の仕入れ
→販売期間は30日間
20日に仕入れをしてすぐに全商品を出品すれば、販売期間は30日間です。
しかし、出品を1週間サボってしまうと、販売期間は23日しかありません。
出品を1週間サボってしまうだけでも、かなりの販売機会の損失になりますよね。
とにかく、出品は素早くすることを意識しましょう。
商品は早く売ることを意識する
商品をいつまでも在庫として持っていたのでは、いっこうに資金を回収できません。
なので、商品を早く売り切ることも重要になってきます。
そのためには定期的に価格改定を行い、販売機会の損失を防ぐことがポイントです。
価格改定を怠っていたために販売機会を損失してしまい、キャッシュフローを悪化させてしまうのは販売管理が甘い証拠です。
価格改定ツールも利用して、売り切る商品はしっかり売り切っていくということも必要です。
まだ価格改定ツールを使っていない人は、導入を検討してみてください。おすすめの価格改定ツールは、こちら「【専業せどらー厳選】せどりで使うべき価格改定ツールおすすめ3選」で解説しています。
回転率の見直し
いくら利益率・利益額が高い商品でも、売れるのに3ヶ月、半年もかかるものばかり仕入れていては、当然のように仕入れ資金を回収できなくなります。
基本は、1ヶ月以内に売れる商品を仕入れることが大切です。
その中で、余剰資金ができてきたら、高利益のロングテール商品を徐々に仕込んでいくというほうが健全です。
自分の仕入れた商品が、回転の遅い商品ばかりになっていないか見直してみましょう。
利益率の見直し
利益率が低いと、仕入れ資金を早く回収するために、たくさん商品を売る必要があります。
加えて、利益率の低い商品の場合、回転率の高い商品を仕入れないと、資金回収が追いつかなくなるデメリットもあります。
例として、次のような場合をみてみます。
※わかりやすくするために販売額の30%を手数料として計算します。あくまで例なので経費等も考慮しません。
パターン1
①1000円で仕入れて2000円で売れる商品を10個仕入れる
・仕入れ合計金額1万円
・1つ販売すると1400円の入金(2000円の30%が手数料)
・1個あたりの利益400円(利益率20%)
→仕入れ資金を回収するには7個売る必要がある(合計9800円)
パターン2
②1000円で仕入れて3000円で売れる商品を10個仕入れる
・仕入れ合計金額1万円
・1つ販売すると2100円の入金(3000円の30%が手数料)
・1個あたりの利益1100円(利益率36%)
→仕入れ資金を回収するには5個売る必要がある(合計10500円)
ここでは回転率は考慮していませんが、イメージは掴めてもらえると思います。
利益率が低いと、仕入れ資金回収のためには多くの商品を売る必要があります。
もちろん回転のいい商品で時間をかけずに売り切ることができるなら問題ありませんが、なかなか売れない場合や価格競争に巻き込まれた場合は、利益を残すのが難しくなってしまいます。
仕入れ基準は人それぞれ異なりますし正解はありませんが、利益率が高い商品を仕入れられないか、仕入れ基準の見直しをしてみましょう。
メルカリやヤフオクも利用する
古くからAmazonせどりをしている人を除いて、Amazonの入金サイクルは2週間に1回です。
Amazonで商品が売れてもすぐに入金されるわけではありません。手元に入金されるまでにそれなりの期間が必要になります。
なので、ヤフオクやメルカリを併用することで、キャッシュフローの改善につながりやすいです。
ヤフオクやメルカリは、商品が売れて購入者から受け取り連絡がきたら、入金申請ができます。
入金まで1週間くらいなので、Amazonよりサイクルが早いです。
FBAを使っている人にとっては微妙ですが、商品の一部をメルカリやヤフオクで販売するだけでも、キャッシュフローに余裕ができます。
まとめ
せどりでお金が残らないときに見直すべき7つのポイントを解説してきました。
資金力があればそこまで気にする必要はありませんが、せどり初心者の方など資金力があまりない場合は、本記事で紹介したように、
- 資金力に見合った仕入れをする
- 支払いまでの猶予を長くする
- 素早く売り切る
ということを意識することが重要です。
せどりはキャッシュフローを意識することが非常に重要です。
いくら売り上げに対する利益が出ていても、手元にお金が残っていない、むしろ手元からお金が減っているなんてことも起こるのがせどりです。
そうならないためにも、キャッシュフローを健全に保ちながらせどりをしていくことが大切です。
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