中古せどりの値付けは「中古最安値~新品価格の間」で設定することになりますよね。
ということは、新品価格が上限となるので、リサーチのときに中古ライバルだけでなく、新品価格も意識して利益が取れるかどうかを判断することになります。
しかし、商品ページやモノレートによる仕入れ判断で、新品最安値を上限として見てはいけない場合があります。
新品出品者であっても、無視してよい出品者がいるからです。
そこで本記事では、実例を交えながら「中古せどりでも新品最安値を意識すべき理由」について解説したいと思います。
評価の悪い新品出品者は無視してOK
新品出品者には、評価が著しく悪い出品者もいます。
そういった出品者は無視して仕入れ判断をすることで、一見仕入れ対象とならない商品でも、仕入れ対象となってくる場合があります。
例えばこちらの商品。先日9800円で販売しました。
5600円仕入れ→9800円販売
利益:1900円

Amazon商品ページをみると、新品最安値は11680円となっています。

モノレートでも、新品最安値が下がってきていて、中古相場との価格差が減ってきているのが分かります。
※私が売ったのは少し前なので、本記事を書いている時点では11680円の最安値は売れた後です。

今回の商品は仕入れ値が5600円だったので、1万円あたりの販売を狙って利益2000円は欲しいところ。
しかし、新品の最安値が11680円だと、中古の9800円販売はちょっと厳しそうですよね。
実際に商品状態が分からない9800円の中古を買うより、2000円高い程度であれば新品を買う人の方が多いでしょう。売れるにしても、時間がかかる可能性はあります。
こういった場合でも、仕入れをスルーするのではなく、新品出品者をよくチェックしてみましょう。
新品最安値の出品者は、評価が255件もあるにも関わらず、80%とストア評価が低いです。

こういった出品者はいないものと考えて大丈夫です。
いくら新品で安くても、購入対象とするお客さんは少ないです。自分が購入者の立場だとしたら、80%しかない出品者からは買いたくないですよね。
この出品者を無視して考えると、新品最安値は14864円のAmazon本体と考えることができます。
であれば、9800円で値付けしても新品との価格差は5000円くらい。9800円販売も余裕をもって狙える状況となります。
送料が不明な出品者は無視してOK
このパターンはちょっと例外的ですが、こういったこともあるよという事例としてご紹介します。
こちらの商品は、ブックオフで4000円くらいで売ってますが、Amazon商品ページを見ただけだと、新品が5980円でいるので、普通であれば仕入れはスルーしますよね。

しかし、新品の出品者一覧をよく見てみると「送料が現段階では不明」となっていて、よくわかりません。
どうやら予約商品扱いのままになっているようです。

現時点で予約商品でもないのに、送料不明だと怪しい出品者にしか見えないですよね。
こういった場合も無視してOKなので、実質の新品最安値は11800円になります。
※この商品はこの記事を書いている時点では、モノレートの不具合なのか直近のデータが取れていません。

もし、モノレート上でも最安値が5980円となっている場合、それだけで利益が取れないと判断するのはもったいないことがわかります。
実質の新品が11800円なのであれば、仕入れ値4000円でもライバル状況次第では、8000円あたりの販売を狙うことができるので、仕入れ対象とすることもできます。
中古せどりでも新品最安値を意識しよう
中古せどりでも新品最安値を意識すべき理由を解説しました。
中古せどりの場合、
- ライバル出品者のコンディション「可」は無視でOK
- コンディション「非常に良い」なのに特典が欠品しているので無視でOK
といったことはよくあります。
これは中古だけに限らず、新品においても同様で、場合によっては特定の新品出品者は無視してOKです。
中古仕入れをしていると「もう少し新品価格が高ければ利益が狙いやすいのにな~」といったことがあると思います。
こういったときは、新品の出品状況をチェックしてみてください。無視してもよい出品者の場合もあります。
ちょっと面倒ですが、他のせどらーと少し差を付けるポイントになりますよ。
中古せどりで稼ぐコツについては、こちら「【実例付き】中古せどりで稼ぐコツや仕入れ幅を広げるポイントを解説!」で解説しているので参考にしてみてください。
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