こんにちは、くりすぷです。
ブックオフの値付けが厳しくなっていく中で、稼げなくなっている人もいれば、変わらず稼いでいる人もいると思います。
この記事では、今後も中古メディア(本、CD、DVD)で稼いでいくためにはどうすればいいのか、私の考えを少しだけお話したいと思います。
※この内容は毎年書いているのですが、以前の記事は削除してしまったので改めて書いておこうと思います。
ブックオフの動向をチェック
まず、中古メディアのメインの仕入れ先であるブックオフの動向をきちんと把握しておくことが重要です。
ブックオフの今後の動きを把握しておこう
ブックオフの動向をチェックするには、『決算説明会資料』をチェックするのがおすすめ。(ブックオフだけじゃなく、ゲオの決算資料も合わせて読むとなおよし)
例えばですが、DVDせどりをやっている方はヒシヒシと感じていると思いますが、ここ2〜3年でだいぶ値付けが厳しくなりましたよね。
しかし、このことはあらかじめ予測できていたことでもあります。
以前の記事にも書きましたが、ブックオフの『2020年の決算説明会資料』に「価格DB強化」と書かれていますね。
ブックオフは、独自の商品データベースを持っていて、それをもとに価格設定をしています。
このデータベースにデータがない商品などは、店員さんが勝手に値段を決めて出品していたりするわけですね。
数年前までは、データベースの精度が低かったおかげでネット相場と乖離のある商品が多かったです。
しかし、徐々に精度を上げてきているのでネット相場と開きのある商品が少なくなってきているわけです。
当時のブログ記事には、他にも「ネット販売の強化」も明言しているので、電脳仕入れも取り入れましょうといったことを書いたと思います。現在では、ブックオフ店舗でも「ネット出品中」の商品が多くなっていますね。
このように『決算説明会資料』をチェックするだけでも、ブックオフの今後の動きがわかります。
あらかじめ動きがわかっていれば、どうなるかは想像がつくので事前に対応ができますよね。
中古メディアの売上が堅調なのかどうか
あと重要なのが、中古メディアの売上が堅調なのかどうかを把握しておくことです。
説明資料なんかには、本・ディスク系の売上は「収益の中核」「主力」「堅調を維持」といった言葉で表現されています。
要はまだまだ需要はあるということの証拠。
こういった文言が使われているうちはいいですが、使われなくなってきたとか、「売上が減少傾向」といった言葉が使われてきたら、中古メディアせどりの方向性を考える時期になると思います。
商材別売上の前年比といった数字なども公開されているので、そういったところで判断してもいいかと思います。
ちなみに、売上の減少が続くとどうなるか?
取り扱いを急に辞めることはさすがにないと思いますが、店舗にある中古メディアの売り場面積が減ります。
店舗での仕入れが徐々にキツくなっていくのが予想できますね。
それに、ブックオフはあらゆるジャンルの中古ショップを実現している最中。
今はまだ本・ディスク系を主体とした店舗は多いですが、いずれにしても縮小されていくことは間違いありません。
変化を予想して備えておこう
ここまで読んで、中古メディアせどりに不安を抱いた方もいるかもしれません。
数年前に比べて、徐々に厳しくなってきているのは事実ですし、いつか訪れる中古メディアの衰退とも向き合わなければいけない時は必ずきます。
とはいえ、それがいつになるかは分かりませんし、まだまだ先の話。
不安であれば「長く稼ぎ続けるためにあらかじめ準備しておこう」ということですね。
もちろん、中古メディアではなく、別のジャンルに移行するのも1つの選択肢だと思います。
ちなみに私は「中古メディアせどりで長く稼ぐためにはどうしたらいいか?」を考えて今のスタイルになっています。
これはせどりを始めて3ヶ月くらいの時から意識していて、スキルを幅広く持つことだったり、少数派の思考を持つことだったりですね。
独立して数年経った今は「個人で稼いでいくためにはどうしたらいいか?」を考えています。そのために情報発信もしています。
それでも、中古メディアせどりに対する考えは今も変わらずです。
少し話はそれましたが、中古メディアせどりで長く稼いでいくためには、ブックオフの動向は1つのデータとして重要。
決算説明資料などを見つつ、今後のブックオフの動向をチェックしてみてくださいね。
また、「実際にブックオフ店舗はどうなっているの?」と定期的に通って状況を把握しておくといいです。
ブックオフの資料で説明されているのはあくまで予定なので、実際の店舗がどうなっているかが重要なので。
ブックオフにとって最適な販売状態
これまで、中古メディアせどりで稼ぐためには「決算報告書などでブックオフの動向をチェックしておきましょう」と書きました。
これから先のブックオフの動向を掴んでおけば、あらかじめ対応しておくことができるからです。
加えて、「ブックオフにとって、最適な販売状態ってどういったもの?」ということについて考えておくことも重要なので、あらかじめ頭に入れておくといいかなと思っています。
例として、中古CD・DVDの話をします。
数年前までのブックオフは、独自データベースの精度がイマイチなため、ネット相場と価格差がある商品が多かったですよね。
しかし、データベースの精度を上げてきて、ネット相場と開きのある商品は少なくなってきました。
これは当然の流れではあります。
例えばですが、ジャニーズのDVDなんかは高額でも回転良く売れていきます。数年前のブックオフでは、こういった商品がネット相場の半額で売られていたりしたわけですが、これってブックオフにとってはかなりもったいないですよね。
ネットは全国のお客さんが対象、店舗はその周辺のお客さんが対象なので、同じ売り方はどうかと思いますがそれでもさすがに安すぎです。
なので普通に考えても、ある程度ネット相場に合わせていくのが正常。
要は、異常な状態だったのが正常になっただけです。
「そのままでいてくれよ、ブックオフさん」というのが本音ですが(笑)それに、現状だとさすがに高すぎて「この値段で誰が買うの?」と言いたくなる商品も多いですよね…
で、現状のブックオフで異常な状態のものって、他に何があるかわかりますか?
ここらへんを理解しておくと、将来ブックオフがどういった状態になるのか予想できます。
もちろん、運用はブックオフの考え方次第なので、予想が当たるかどうかは何とも言えないのですが、どういった運用になるかはあらかじめ想定しておいたほうがいいです。
せどりをする側として、あらかじめ準備しておくべきこともわかってくるからです。
- ブックオフにとって最適な販売状態ってどういったもの?
- ブックオフが利益を最大化するにはどういった運用をする?
こいったことは常に意識しておくのがいいかと思います。
マイナスの変化を感じ取ろう
ここまで「ブックオフの変化を予想して準備しておこう」ということを書いてきました。
次は、「マイナスの変化を感じ取ろう」ということについてのお話です。
ブックオフで毎年のように仕入れをしていると、いろんな変化を感じることがあります。
- 毎年のように値付けが厳しくなっている
- 今までマークが甘かったジャンルも値付けが厳しくなってきた
- よく見かけたせどらーを見なくなった
- ディスクの棚面積がちょっと減った
- かわいい店員さんがいなくなった
- 店長が変わったのかトコロテンのペースが落ちた
- 逆にトコロテンが甘くなった
- ネット販売に力を入れている
- 近くの店舗が閉店した
- 大型商品コーナーがなくなった
- 新しい商材が増えた
とにかく色んな変化があります。
特に注意したいのが、長期的にみたマイナスの変化です。
例えば、
- 今まで甘かったジャンルも値付けが厳しくなってきた
- ディスクの棚面積がちょっと減った
こういったことは長期的にみるとマイナス要素になるので、ブックオフで中古メディアを仕入れるなら敏感になっておきたいところ。
では、マイナスの変化を感じ取った時にどうすればいいのか。
- 何も考えずにそのまま続ける
- 試行錯誤をしつつ生き残りの道を探る
- 他のジャンルを取り入れる
- 他のビジネスにも取り組む
いろいろできることはありますし、「何も考えずにそのまま続ける」ということを除けば、どれが答えというのもありません。
少なからずマイナスの変化を察知した時点で、次なる一手に動くのが吉です。
ブックオフは毎年のように変化しています。
ブックオフでせどりをする以上、せどらーとしても変化していかなければいけません。
- ブックオフの動きをあらかじめ予想して備えておく(前回までの話)
- ブックオフの毎年の変化も感じ取りつつ、自分も変化していく(今回の話)
せどりで稼ぐためには仕入れスキルを磨くことも大事ですが、ブックオフを含めた全体の流れをみておくことも重要です。
ここまでの記事で不安を煽った感じになったかもしれませんが、せどりで長く稼いでくために必要な視点なので頭に入れておいた方がいいと思います。
厳しくなったジャンル、まだ緩めなジャンルとあるので、うまく融合させていくといいかもしれませんね。
ということで今回は以上です。
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