仕入れでは「利益の取れる商品はどれか」ということに注力しがちですが、リサーチを効率的にするには「利益のでない商品を覚える」ことも重要です。
せどり初心者の場合、商品知識や経験も少ないため、ショップにある大量の商品のなかから利益商品を見つけるのは至難の技です。
「仕入れに行っても、なかなか利益商品が見つからない」と苦労している方も多いのではないでしょうか。
そこで注目すべきなのが「利益の取れない商品」で、むしろ最初は「利益の取れない商品のほうが大事」といっても過言ではありません。
せどりで稼いでいる人が、なぜ効率的にリサーチできるかというと、利益の取れない商品を覚えているからです。
例として、ブッックオフでDVDをリサーチする場合を考えてみましょう。
DVDをリサーチしていて「このDVDは利益が取れないな」と分かると棚に戻しますよね。
3日後に同じ店舗に行って、また同じDVDを検索するという行為は、客観的にみてどうでしょうか?
明らかに効率が悪いですよね。
「あっ、この商品は前に検索したことがあるな」と覚えていれば、もう検索しなくていいので無駄なリサーチをしなくて済みます。
つまり、検索しなくていい商品が多ければ多いほど、検索対象が少なくなっていくわけです。
利益が取れない商品を覚えていくと、これまで見たことがない商品が目に入ってくるようになります。
こういった商品は、ショップが新しく出品した商品である可能性が高く、利益商品の期待が持てます。
新しく品出しされた商品は、他のせどらーに検索されていない可能性が高いので狙い目だからです。
このように、「利益の取れない商品」を覚えることで、新しく品出しされた可能性の高い商品を効率的に見つけることができるようになります。
ここで、「棚の商品を全部覚えられるの?」という疑問があると思います。
結論から言うと、全部覚えるのは余程の記憶力の持ち主でないと無理なので、全部覚える必要はありません。
仮に7割くらいしか覚えていなくても、その棚の3割くらいを検索するだけです。それだけでも、かなり効率的にリサーチができる状態といえますよね。
ということで、「お店でリサーチしているけど、なかなか利益商品を見つけられない」という方は、「利益の出ない商品」というのも意識してみてください。
最初は辛いかもしれませんが、修行だと思ってとにかくリサーチをしまくって覚えていきましょう。
コメント