せどり初心者の方のよくある悩みとして、
- 店舗でリサーチをしても利益商品を見つけることができない
- 商品がたくさんありすぎて、どこからリサーチすればいいか分からない
といったことが挙げられるかと思います。
私もせどりを始めてブックオフに行ったとき「こんなにたくさんの商品の中から利益商品を見つけなきゃいけないの?」と、途方にくれたものです。
しかし、せどりで稼ぐためにはこの壁を乗り越えなければいけません。
店舗でのリサーチ効率を上げて利益商品を見つけるためには、以下の2つのことが重要だと思っています。
- リサーチ対象を絞ること
- 利益の出ない商品を覚えること
本記事では、せどりのリサーチ効率を劇的にアップさせる2つのコツについて解説します。
リサーチ対象を絞ること
多くのせどり初心者の方は、店舗にある商品をむやみやたらにリサーチしようとします。
しかし、それでは非効率なリサーチになってしまい、利益商品を見つけるハードルが高くなってしまいます。
まずやるべきことは、リサーチ対象を絞ることです。
本せどりを例に解説します。
本せどりは、以下のようにいくつかに分類できます。
- 単C(単行本・雑誌)
- プロパー単行本
- プロパー雑誌
- セットコミック
この中から、まずはプロパー雑誌に絞ります。
雑誌は多くのジャンルに分けられていて、利益の取りやすいジャンル、取りにくいジャンルがあります。
ここで、さらに利益の取りやすいジャンルに絞ります。
雑誌で利益の取りやすいジャンルはいくつかありますが、例えば以下の4つに絞って検索すると決めます。
- 車・バイク関連
- 医学書
- カメラ雑誌
- バンドスコア
そして、この4つのジャンルだけを徹底的に検索します。
店舗もたくさん回れば、利益の取れる商品を見つけられるはずです。
検索するジャンルを絞ることで検索数も限られますし、やるべきことが明確になって取り組みやすくなります。
また、ジャンルを絞ることで商品知識もつけやすくなるメリットもあります。
ある程度慣れてきたら、徐々にジャンルを広げていけばOKです。
実際に、店舗せどりをしている多くのせどらーは、リサーチ対象が絞られています。
これは、各せどらーごとに「利益の取りやすいジャンル」があり、そのジャンルを重点的にリサーチしているからです。
利益の出ない商品を覚えること
仕入れでは「利益の取れる商品はどれか」ということに注力しがちですが、リサーチを効率的にするには「利益のでない商品を覚える」ことも重要です。
せどり初心者の場合、商品知識や経験も少ないため、ショップにある大量の商品の中から利益商品を見つけるのは至難の技です。
そこで注目すべきなのが「利益の取れない商品」で、むしろ最初は「利益の取れない商品のほうが大事」といっても過言ではありません。
せどりで稼いでいる人が、なぜ効率的にリサーチできるかというと、利益の取れない商品を覚えているからです。
例として、ブッックオフでDVDをリサーチする場合を考えてみましょう。
DVDをリサーチしていて「このDVDは利益が取れないな」と分かると棚に戻しますよね。
3日後に同じ店舗に行って、また同じDVDを検索するという行為は、客観的にみてどうでしょうか?
明らかに効率が悪いですよね。
「あっ、この商品は前に検索したことがあるな」と覚えていれば、もう検索しなくていいので無駄なリサーチをしなくて済みます。
つまり、検索しなくていい商品が多ければ多いほど、検索対象が少なくなっていくわけです。
利益が取れない商品を覚えていくと、これまで見たことがない商品が目に入ってくるようになります。
こういった商品は、ショップが新しく出品した商品である可能性が高く、利益商品の期待が持てます。
新しく品出しされた商品は、他のせどらーに検索されていない可能性が高いので狙い目だからです。
このように、「利益の取れない商品」を覚えることで、新しく品出しされた可能性の高い商品を効率的に見つけることができるようになります。
ここで、「棚の商品を全部覚えられるの?」という疑問があると思います。
結論から言うと、全部覚えるのは余程の記憶力の持ち主でないと無理なので、全部覚える必要はありません。
仮に7割くらいしか覚えていなくても、その棚の3割くらいを検索するだけです。それだけでも、かなり効率的にリサーチができる状態といえますよね。
ということで、「お店でリサーチしているけど、なかなか利益商品を見つけられない」という方は、「利益の出ない商品」というのも意識してみてください。
最初は辛いかもしれませんが、修行だと思ってとにかくリサーチをしまくって覚えていきましょう。
仕入れ効率を上げるには、ショップ選びも重要です。ショップ選びのコツについては、【店舗仕入れ】ショップ選びが想像以上に大切な理由を参考にしてみてください。
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