【事例で解説】出品者増加でも価格競争リスクの低い商品とは?

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「お、この商品利益が出そうだぞ」

そう思ってKeepaをチェックしたら、「ここ最近で出品者がかなり増えてる。これは価格競争で値下がりするパターンだ…」と、仕入れをスルーしてしまうこともあるかと思います。

基本的には、出品者が増加している商品は相場が下落しやすく、時には見送ることも検討する必要もありますよね。

しかし、「出品者数が多い=価格競争が起きて相場が下がる」とは限りません。

この記事では、出品者が増加していても、比較的安心して仕入れられる商品の事例を紹介したいと思います。1つの仕入れ判断の参考として、ぜひご覧ください。

目次

出品者増加のリスク

出品者が増えるということは、価格競争になりやすいため、相場が下落しやすいと考えるのが普通です。

なぜなら、以下のような流れになりやすいからです。

出品者が増える→より早く売りたい人が値下げを始める→価格競争が始まり相場が下落する

ただし、出品者が増えたからといって、必ずしもこの流れにならない場合もあります。

そこでポイントになるのが、「どんな出品者が増えたのか」をチェックすることです。

「出品者が増えたから危険だ」と判断してしまうと、実は低リスクで利益が取れる商品を見逃してしまうことになります。

【実例】出品者増加でも価格競争リスクの低い商品

出品者が増加している商品の仕入れ

以前、1,500円で以下のような商品を見つけたので仕入れてみました。

Keepaのグラフを見る限り、過去1年間で売れた形跡は2回(5月にも1回売れていると判断してもいいかもしれませんね)。

ここ1年の中古相場は7,000円前後で安定しており、もし売れれば約4,000円の利益が期待できる商品です。

長期でみるとこんな感じ。

回転はかなり遅いですが、確実に売れてくれる商品かと思います。

私の仕入れ基準からいうと、過去1年で2回しか反応がない商品は基本的には仕入れをスルーします。ただし、仕入れ額や見込み利益、出品状況によっては仕入れてみることもあります。

約4,000円の利益が狙えますし、仕入れ額が1,500円であればダメージは少ないので勝負してもいいかなという商品ですね。

しかし問題なのが、ここ2年で出品者数がかなり増えていること。相場の下落が起きるんじゃないかという懸念があります。

回転が遅いのに出品者が増えている商品は要注意なのですが、こういった時はどんな出品者がいるのか確認することが大切です。

どんなライバルが増えたのか分析することが重要な理由

実際にどんな出品者が増えたのかチェックしてみると、増えた出品者のほとんどが無在庫販売セラーでした。

しかも価格は相場の7,000円ではなく、1万円以上ばかりです。

Amazonの出品者一覧

これであれば、ライバルとみなす必要もないですし、価格が下がる心配もないと言えます。

無在庫販売セラーは、値下げをしてくることはなく、価格設定も高めなことが多いです。

なお、7,000円台でライバルとなるセラーが2人いただけで、他のセラーは無視してもいいような出品状況でした。

このように、ライバルが増えいている状況でも「無視していいライバルが増えているだけ」という場合があります。

ただし、個人せどらーや実績のある大手セラーなどが増えている場合は注意が必要です。こういったセラーが増えている場合は、価格下落リスクが高いと判断すべきです。

どういったセラーが増えたのかチェックしたことで、以下のような判断ができます。

【マイナス要素】

  • 回転が非常に遅い

【プラス要素】

  • 実質的なライバルは少ない
  • 価格競争リスクは低い(相場も長期で安定している)
  • 安い仕入れ値で高利益額が狙える

売れるのに時間はかかるかもしれないが、確実に売れる商品で高利益が狙える商品といえますね。

仕入れ後、相場に合わせて7,500円で出品しました。

ロングテール商品なので長期戦も覚悟していましたが、意外にも出品から約1ヶ月という早さで売れていきました。これは運が良かったです。

ロングテール商品を仕入れる際のポイントや注意点については、【利益の底上げ】ロングテール商品を扱ったほうがいい理由を参考にしてみてください。

まとめ

出品者増加でも価格競争リスクの低い商品について解説してきました。

出品者数だけでなく、「どういった出品者なのか」をチェックすることで、実際には無視していいような出品者の場合もあります。

無在庫セラーのように、値下げをしてこないセラーの場合は、価格競争リスクが低いと考えて良いことが多いです。

「出品者数が増加傾向だから、値下げリスクがある」と表面的なデータだけで判断してしまうと、実は利益が取れるはずだったチャンスを逃してしまうかもしれません。

ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【中古せどり向け】仕入れ判断時のライバルセラー分析:チェックすべきポイントを解説

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