せどりの仕入れ判断で、
Amazonランキングは何位くらいを仕入れればいいの?
こんな疑問を持っている人もいると思います。
結論からいうと、Amazonランキングは見る必要はありません。
せどりの仕入れ判断にAmazonランキングは不要です。
なぜならAmazonランキングを頼りにした仕入れをすると、以下のように損する可能性もあるからです。
- 売れていない商品を仕入れてしまう
- 売れる商品なのにスルーしてしまう
- ライバルがあまりにも多すぎる商品を仕入れてしまう(結果的に売れにくい)
- 価格競争に巻き込まれる可能性がある商品を仕入れてしまう
これってもったいないですよね。
そこで本記事では、せどりの仕入れ判断にAmazonランキングが不要な理由について解説したいと思います。
本記事をお読みいただければ、ほとんど売れていない商品を仕入れてしまう、売れる商品なのにスルーしてしまう、といったことを防ぐことができるので、結果的に利益アップにつながります。
せどりの仕入れにランキングは不要な理由
冒頭でAmazonランキングを頼りにした仕入れをすると損する可能性もあると説明しましたが、これからその理由について解説していきます。
売れていない商品を仕入れてしまう
Amazonランキングがいい商品だから売れる商品だと判断してしまうと、実はほとんど売れていない商品を仕入れてしまう可能性があります。
Amazonランキングは、売れたら上昇するようになっています。しばらく売れないと徐々にランキングが下がっていって、また売れたら上昇というのを繰り返しています。
なので1年を通してほとんど売れていない商品なのに、直近でたまたま売れたからランキングが上がったという商品もたくさんあります。
例えば、こちらはとある本の情報ですが、Amazonランキングで228,937位となっています。22万位というのは本のカテゴリでは結構売れる商品になります。通常は1ヶ月あれば売れる商品です。
しかし、ランキングだけをみて「22万位だから、この商品を売れる商品だ」と判断してしまうと、思わぬ落とし穴があります。
実際にどのくらい売れているのかツールを使って確認してみると、ここ3ヶ月で2回しか売れていないことになります。
直近(赤枠のところ)で1回売れているため、Amazonランキングが上昇していただけというのがわかりますね。
このように、Amazonランキングだけをみて仕入れ判断をしてしまうと、実際には全然売れていない商品を仕入れてしまうおそれがあります。
売れる商品なのにスルーしてしまう
今度は逆に、売れる商品なのに仕入れをスルーしてしまう可能性もあります。
例えば、こちらはとあるDVDの情報ですが、DVDカテゴリのランキングは155,979位なので、売れるのに相当時間がかかる商品です。ランキング的には、DVDをやっている人であればほとんどの人が仕入れない商品です。
実際にどのくらいの頻度で売れているかチェックしてみると、2〜3ヶ月に1回売れるかなといった商品です。
「やっぱりこのくらいの売れ行きだと仕入れ対象外かな」という人も多いと思います。
しかし、赤枠のところの出品者数をみてください。せいぜい2人〜5人までしか増えていません。ほとんどライバルがいない商品なんですね。
確かに回転は遅い商品ですが、ライバルの出品状況をみて、自分が優位に立てる出品ができれば、一番最初に売れる可能性が高い商品になります。
実際にこの商品を販売しましたが、私が仕入れた時はコンディション「可」のライバルが2人だけだったので、自分の商品がサクッと売れてくれました。
このように、ランキングだけをみて仕入れ対象外と判断してしまうと、本来は利益が取りやすい商品なのに、見逃してしまうことにもなってしまいます。
ライバルがあまりにも多すぎる商品を仕入れてしまう
ランキングがいい商品でも、ライバルが多すぎたのでは実際に自分の商品が売れるまでに時間がかかってしまうこともあります。
例えば、この商品はランキングは493位とかなりいいのですが、「新品が40人」「中古が100人」いる商品です。
これだけライバルが多いと、自分の商品が売れるのに時間がかかってしまうというのはよくあることです。
同じ価格帯に自分のライバルが何十人もいれば、自分の商品が選ばれる可能性は下がりますし、人気商品のため新しい出品者もどんどん増えてくる商品になります。
ランキングだけの判断だと、こういった商品を仕入れてしまい「ランキングはいいのに、結局売れるのに時間がかかってしまった」なんてことにもなりかねません。
価格競争に巻き込まれる商品を仕入れてしまう
ランキングだけでは、Amazonの出品者数の増減を判断することができません。
出品者数の増減を判断できないことによって、価格競争に巻き込まれる可能性の高い商品を仕入れてしまうことにもなってしまいます。
以下の画像のように、とある日を境に出品者が急増していますね。
ちょっとわかりずらいですが、徐々に価格の下落が始まっています。
将来的にもっと下がるかどうかは分かりませんが、こういった商品を仕入れた場合、価格競争に巻き込まれてしまう可能性が高いです。
ランキングだけでは、価格競争に巻き込まれる可能性がある商品かどうかを見極めることはできません。
せどりの正しい仕入れ判断の方法
これまで見てきたように、Amazonランキングだけをみて仕入れ判断をしていると、なかなか売れない、価格競争に巻き込まれた、利益商品を逃していた、ということになってしまいます。
それでは、仕入れ判断はどうするのが正しいのか?
それは以下の2つをしっかりチェックすることです。
- ランキングの変動
- 出品者数
ランキングの波形で判断する
まず1つが、ランキングの波形で判断すること。
過去にどのくらいの価格帯で、どのくらいの頻度で売れているのか
これが仕入れ判断の重要な要素になってきます。
過去のランキングの波形をみて、その相場でしっかり売れていることが確認できれば、売れる商品だということがわかります。
そして、その価格帯で売れているかが重要なので、相場と合わせて確認しましょう。
出品者数をチェックする
2つ目は、ライバル出品者の数をチェックすることです。
ライバル出品者の数をチェックして、あまりにも多過ぎれば売れるのに時間がかかると判断できます。
また、出品者数が一気に増えている場合は、価格競争が起こる可能性もあると判断できます。
ランキングと出品者数を合わせて判断
ランキングの変動と出品者数を合わせて判断することも大切です。
ランキングは悪いけれど、出品者数が少なければ予想よりは売れやすいと判断できます。
ランキングと出品者数を合わせて判断することで、利益が取れる商品を仕入れることができるというのはよくあることです。
特に中古せどりの場合は重要になってきます。
平均ランキングは目安に使ってもOK
平均ランキングは仕入れ判断の1つの要素としてもOKです。
平均ランキングというのは、指定した期間の平均ランキングのこと。平均ランキングはランキングツールで確認することができます。
例として先ほどの商品を見てみましょう。
直近で売れたためにランキングが上がっていた商品ですが、22万位の商品でした。
しかし、12ヵ月の平均ランキングは438,908位となっています。
売れた直後のランキングというわけではなく、指定した期間の平均なので信頼性があります。
例えば、
- とにかく回転重視にしたいから、平均ランキング2万位までの商品に絞る
- 資金に余裕があるから、平均ランキング3万位までの商品に絞る
といった感じで1つの仕入れ基準として利用するのはOKです。
ただし、過去相場、ランキング変動、出品者数は必ずチェックしましょう。
まとめ
これまで、せどりの仕入れ判断にAmazonランキングは不要な理由と、正しい仕入れ判断の方法を解説してきました。
Amazonランキングだけで仕入れ判断をしていると、以下のデメリットがあります。
- 売れていない商品を仕入れてしまう
- 売れる商品なのにスルーしてしまう
- ライバルがあまりにも多すぎる商品を仕入れてしまう
- 価格競争に巻き込まれる可能性がある商品を仕入れてしまう
こういったリスクを回避して、正しい仕入れ判断をするには、価格変動ツール(ランキングツール)が必須です。
価格変動ツールを使うことで、仕入れ判断の正確性が上がり、よりリスクの少ない仕入れができます。おすすめツールはこちら「【2022年決定版】せどりツールのおすすめを目的別に紹介!」で紹介しているので参考にどうぞ。
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