【2022年4・5月雑記まとめ】4ヶ月ぶりの店舗仕入れ、ブックオフ関連本など

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2022年4月・5月に書いた雑記を本記事でまとめて記載しています。

目次

4ヶ月ぶりの店舗仕入れ

去年の11月以来の店舗仕入れに行ってきました。

店舗仕入れは「行きたい時に行く」と決めたのですが、ここまで行かないとは想定外でしたが。

仕入れ内容は中途半端で5点のみ。

・2000円→4500円x2
・3000円→10000円
・2500円→7000円
・4000円→8000円(オンリー出品なので2万円狙い)

利益が1万円以上狙えるホームラン級はなく、インパクトに欠ける内容でした。

久々だった割には、そこまで衰えた感じはなかったのが収穫です。

新しい発見もあり、また定期的に店舗仕入れに行きたいなと思いつつも、面倒で行かないのがいつものパターンですがどうなることやらです。

あと、しばらくブックオフに行っていないことで、最近の店舗の状況が把握できていません。

・値付けが厳しくなってきた
・まだまだこのジャンルは甘い
・CDの棚が少し減った

こういったことを察知することで、あらかじめ対応することができますが、電脳だとあまりわからないんですよね。

「中古メディアせどりの動向」を知るには、ブックオフに行くのが一番。

それに、最近読んだ本のなかに「退屈を感じるようになってきたら脳にとって好ましくない」と書いてありました。

電脳仕入れだけだと生活に変化が起きづらいです。電脳仕入れへの完全移行は楽でいいのですが、変化が少なく飽きがきています。

たまには店舗仕入れに行って、生活に変化を加えてみるのがいいのかもしれませんね。

紙の本、まだまだ強い

先月の雑記で紹介した「切り抜きトレンド」で岡田斗司夫を紹介しました。

その岡田斗司夫の本で、面白いものを見つけたので紹介します。

その本がこちら。

ぼくたちの洗脳社会という本です。現在は絶版となっていて、中古の出回りしかなく1万円くらいでも売れていますね。

しかしこの本は、公式ブログ(『ぼくたちの洗脳社会』 全文掲載)で全文が無料公開されているんですよね。

それでも売れているというのはすごい。

高額であっても、紙の本として手元に残しておきたいという人がいるわけです。

他にも、ツイッターで紹介したこちらの本。

伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」の単行本。

文庫版やKindle版で安く買えるにもかかわらず、単行本は4000円くらいでも売れていますね。

高くても単行本として手元に残しておきたい人がいるということです。

電子化が進んでいる昨今ですが、紙の本、まだまだ強いですね。

ブックオフの真実

先日、ブックオフ創業者へのインタビュー本を読みました。

ブックオフができるまでの経緯とか、当時のブックオフの戦略がわかって面白かったです。

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

ブックオフ創業者は、坂本孝という方で、ニワトリの餌の製造、オーディオ店、中古ピアノ販売などを経験していて、根っからのビジネスマン。

中古ピアノ販売では、5万円で仕入れ、2万円で塗装で綺麗にする、40万円で販売するといったこともやっていたようです。(利益額がすごい)

そんななか、古本販売の世界へ。

古本屋を始めるにあたり、知り合いが経営している神田の古本屋に教えてもらいに行ったそうです。

しかし、当時の古本の仕入れは古本組合で仕入れるのが一般的。そうなると、業界のしきたりに従う必要があるわけで、自分の好きなようにできません。

「入札やセリでやらなきゃ無理だ」「うちに丁稚にきて10年修行しろ」といわれ、それじゃあ、古書店業界に効率的経営のマニュアルがあるかといったら、何もない。
それなのに10年も丁稚奉公しろなんて、何いっているんだ、という感じでしたね。
それで、古本屋を参考にするのはやめようと思ったわけです。

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

そんな経緯もあったことから、古本組合に入らず、自分のやり方でやることにしたそうです。

コンセプトは、新刊書店のような綺麗なお店、そして「きれいで発売日が新しい本」を取り揃えること。

それまでの古本屋といえば、いわゆる古書店にありがちな「薄暗くて、古くて汚い本がたくさん置いてあるイメージ」がありました。それを払拭しようとしたのがブックオフです。

ブックオフの名前の由来は、本を安くして売る「ブックプライスオフ」から。そして、ブックオフのロゴは、マツモトキヨシのロゴカラーを意識してのことだそうです。

そして、「新刊本が読みたいけど、もうちょっと安ければなあ」というニーズが必ずあると予想して、今までの古本業界にはない価格基準を導入。

買取価格は、定価の1割。値段は基本的に定価の半額。3か月売れない、または在庫が5冊以上になったら100円で売り切る。

ちなみに、このような基準になったのは、レジで計算しやすいからだそうです。店のオペレーションはパートやアルバイトが主力なので、その人たちがすぐに覚えられるようにしたのが理由とのこと。

3か月の目安はどうするかというと、3ヶ月ごとに変わる季節シールの色で判断。これがシールに色がついている理由ですね。

このブックオフの価格基準は、これまでの書籍市場の価格破壊を起こしたわけで、出版、新刊書店業界からの反発がかなりあったようです。

新刊書店は、「再販売価格維持制度」があるので安く販売することができません。

にもかかわらず、「あまりにも安すぎる価格をつけたら、新刊を買う人がいなくなってしまう」といった反発です。

一方、こういった価格基準に目をつけたのが、せどらーや同業の古本屋の人たちですね(笑)

この本を読んでいると、チェーン店のような誰でもできるようなマニュアルを実行している企業と、個人が差別化できる要素も見えてきます。

たとえば、同じ本が2冊あったとして、1つはきれいだから500円の売値、もう一つは汚れているから100円だとします。きれいな方の500円だって、3ヶ月売れなければ、100円コーナーに移動する。
こういったことを、いちいち単品管理していたんでは、価格の事ばかりを考えなくちゃならなくなるし、仕事が増えるだけで、パート、アルバイトで店が回らなくなっちゃう。
中古にはそれぞれグレードが違ってきれいなものもあれば、汚いものもある。同じ価格の商品は2つとない、それは中古の1番良いところじゃないかと思いますね。

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

こういった発言はあるものの、中古の状態差という点では、当時も現在も活かし切れていないですよね。

ブックオフのようなチェーン店は、「商品ごとに状態を判断して、価格設定をしていく」ということができません。

なぜなら、チェーン展開するにあたり、誰でもできるようなマニュアルにしておくことが重要だからです。

マニュアルに個人の価値判断に依存するような仕組みを取り入れてしまうと、誰でもできるマニュアルにはなりません。細かいところは捨てて、効率重視にした方がオペレーションとしてはうまくいきます。

現在ではITを利用して価格の単品管理をしていますが、それでも商品状態に応じた価格設定はできていませんよね。

とはいえ、昔に比べて値付けも徐々に厳しくなっているブックオフ。せどらーとしては、気にかけておきたいところです。

こんな感じでざっくりした紹介でしたが、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

ブックオフ大学ぶらぶら学部

前回の『ブックオフの真実』に続き、今回は『ブックオフ大学ぶらぶら学部』という本について。

8人くらいのブックオフ好きが、各々ブックオフについて語り尽くすという本です。

読みどころとして面白かったのが、せどりを始めて10年以上の経験があるせどらー「Z」氏の章。

2000年代初期からの、ブックオフせどらーの変遷を語ってくれています。

・ネット販売を駆使した現代型せどらーの登場
・定番の本せどり教材
・物議を醸したせどり塾
・ビームせどりの登場

加えて、ブックオフの価格変更、セール状況の変化など、ブックオフの変遷も解説してくれているのもポイント。

古いせどりブログなんかを見ると、過去のブックオフせどりの状況を知ることができますが、本書では体系的にまとめられているので分かりやすかったです。

また、章と章の間に大石トロンボさんという方が書いている「よりぬき新古書ファイター真吾」というマンガがあるのですが、これがなかなか面白かったです。「本好きあるある」「ブックオフあるある」といった感じの内容で、1冊の漫画本として出版されたら買いたいくらいの面白さ。

個人的な読みどころはせどりの話だけだったので、その他の章については特に面白さはなくイマイチでしたが、せどりだけでなく自分用にブックオフを利用する方にとっては楽しめる1冊かと思います。

一部せどらー目線からも楽しめる内容もあるので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。

ブックオフ大学ぶらぶら学部

不思議なメルカリ取引

先日、メルカリでよくわからない取引がありました。

私物の本をメルカリで販売し、購入者からの受け取り評価をもらって正常に取引が完了。もちろん、売上金も反映されています。

ところが約3週間後、送り元がメルカリ名義で私が梱包した封筒がそのまま送られてきました。

中身を確認してみると、私が販売した商品だったので、明らかに未開封で返送されてきたことになります。

「受け取り評価ももらっているし、一体どういうこと?」と思いましたが、取引終了後、2週間以上経過しているので購入者と連絡をすることができません。

そこで、メルカリに以下のような問い合わせをしました。

取引終了後に、商品が梱包未開封の状態で返送されてきました。
お互い評価も完了し、取引後2週間経過しているため購入者とメッセージのやり取りはできません。
どういった状況なのか教えていただけますでしょうか。

メルカリからは、以下の回答。

お問い合わせありがとうございます。
本件はお届け先に不備があり、購入者へ正しい住所の確認を行いましたが、保管期限内にご連絡をいただけなかったため、出品者へ返送となりました。
恐れ入りますが、双方でお話し合いのうえ、再発送、または返金についてお決めください。
取引を継続される場合は、下記についてご注意のうえ対応をお願いいたします。
《注意事項》
以下、省略・・・

「双方で話し合いをしてください」との回答でしたが、取引後2週間経過しているため購入者とメッセージができません。

その旨を再度伝えると以下の回答が。

お問い合わせありがとうございます。
お取引の完了後に商品がお手元に戻ってしまったとのことで、私どもも大変残念に存じます。
長期に渡り購入者からのご連絡もございませんので、商品はお客さまでお受け取りをお願いいたします。
引き続き、皆さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいります。
今後ともメルカリをよろしくお願いいたします。

ということで、私が販売した本は手元にありますし、売上金ももらえている状態です。

なんとも微妙な結果に終わりました。購入者はお金を払っているわけですが、商品が届いていないので、せめて送料を引いた購入金額は返金されるべきな気がしますが。

メルカリ事務局が補填しているんでしょうか。

こちらとしても、購入者の不備があったとはいえ商品を届けていないわけですからお金は受け取っていいものかどうか…

まあ、700円と安い販売額なので、購入者としても再度出品者とやり取りするのが面倒になったという可能性もあります。

いずれにしても、あまり気持ちのいい終わり方ではない取引でした。

ノートPCに完全移行しました

最近、デスクトップPCからノートPCに完全移行しました。

これまで、デスクトップの自作PC(Windows)とMacBookを使っていたのですが、1つにまとめたいなと思いMacに完全移行することに。

作業効率がある程度落ちることはわかっていますが、そこまでリサーチに時間を使うわけではないので問題なしと考えています。

私の使っているMacBookはスペック的に物足りないので、その内もう少しスペックの高いものを買おうとは思っていますが。

MacBookへの移行にともない、せどりの作業への影響はどうなのか。

しばらく使ってみた感想としては、「デスクトップPCに比べて作業効率は劣るが、そこまで影響はない」といった感じですね。

せどり作業の最大効率を求めるなら、やはりデスクトップPCのほうがいいと思います。

ただ、ノートPCはどこでも作業ができますし、長時間にわたってリサーチしないのであればノートPCでも十分ですね。

今後、スペックを上げた時の作業スピードがどうなるかは気になるところです。

ちなみに、家で使うときはウルトラワイドモニターと接続して使っているので作業領域は広くとれます。

ついでに、ネット環境も有線からWi-Fi(Docomo Home5G)に変更しました。

こちらはイマイチな結果に…

わかってはいたことですが、有線に比べて回線スピードが明らかに遅くなりました。

作業的に問題はないですが、最初はストレスを感じたほど。有線の回線速度は優秀ですね。

とはいえ、ルーターやキーボード、電源タップもなくなったので、デスク周りの配線がスッキリしたのは良かったです。

これでせどりの作業環境としては、備品含めかなりミニマル化してきました。

今後は、少ない労力である程度の売上を維持していくことをテーマとしていきます。売上はそこまで求めません。

せどりでも色んな稼ぎ方があるので、自分なりの稼ぎ方を追求していこうと思います。

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この記事を書いた人

せどり歴9年目の中古メディアせどらー。本・CD・DVDがメイン。副業で本せどり開始→CD・DVDの多ジャンルへ→2年後独立。マイナージャンルが得意で、店舗・電脳を駆使してせどりしてます。

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