アマゾンで出品をするときに「コレクター商品」というコンディションがありますが、
どういったときに使えばいいのか疑問に思ったことはありませんか?
実際にいろんな商品の出品状況を見てみると、中古品とコレクター商品の違いがないことが多いです。
では、どう使い分けるのがよいのか。
本記事では、中古せどりにおける中古コンディションとコレクター商品の使い分けについて解説したいと思います。
Contents
Amazonのコレクター商品の定義
そもそもAmazonにおけるコレクター商品とは何か?
取り扱いジャンルにもよりますが、中古メディアの場合のコレクター商品の定義は次のとおりとなっています。
【本】
コレクター商品として出品するには、サイン入り、絶版などの付加価値が必要です。
どのような点にコレクター商品として特別な価値があるのか詳しく説明してください。
古書の出品は一般の出品とガイドラインが一部異なりますので、古書固有のガイドラインを確認してください。
古書にはISBNが付いていません。コミックセットに出品される際は必ず複数巻のセットで出品してください。【CD、DVD】
コレクター商品として出品するには、サイン入り、絶版などの付加価値が必要です。
コレクター商品としてどのような特別な価値があるのか詳しく説明してください。
Amazonのコンディションガイドラインでは上記のように定義されていますが、実際の出品状況を見る限り、中古コンディションにするかコレクター商品にするかはあいまいなことが多いです。
例えばこちらの商品のように、特典が付属しているというだけでコレクターで出品している出品者も多いです。
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中古品の「非常に良い」の商品と比べてみても、コレクター商品に何か特別な価値があるような商品ではありません。
特に希少性や特別な価値がなくてもコレクター出品している出品者もいるのが現状です。
コレクター商品のメリット・デメリット
コレクター商品のメリット・デメリットを解説します。
メリット
コレクター商品のメリットとしては、差別化ができるので高く売ることができます。
その商品に希少価値やサインなど特別な価値があることを前提とすれば、コレクター商品を検索する人・欲しがる人は、マニアックな人やコアなファンの人です。
そういった人は、付加価値・希少性のある商品であれば、高いお金を払ってでも購入してくれます。
場合によっては新品より高く販売することも可能です。
また、コレクター商品として出品していれば、コレクターの人の目にも止まりやすくなります。
希少なものを欲しがるコレクターの人は、中古コンディションのものよりも、コレクター商品として出品されているものを優先して検索するからです。
デメリット
コレクター商品のデメリットは、中古コンディションに比べて露出が減るということです。
中古商品が欲しいお客さんは、基本的に中古コンディションの商品を検索します。
コレクター商品を検索する人は、マニアックな人やコアなファンの人です。こういった人は中古でもいいから安く買いたいという人に比べて少数派です。
商品の回転率が落ちることを念頭に置いて出品した方がいいでしょう。
また、Amazonの商品ページの仕様にも左右されます。
以前までは、商品ページには「新品」「中古」「コレクター」の3パターン選ぶことができましたが、本記事を書いている時点では、「新品」「中古」しか選択できないようになっています。
中古コンディション一覧ページを表示しても、デフォルトは中古コンディションしか選択されていません。
コレクター商品を表示させたい場合は、自分でコレクター商品のチェックボックスを有効にしなければいけません。
「コレクター商品が欲しい!」といったお客さんにしか、コレクター出品している商品を見てもらうことはできないようになっています。
中古コンディションとコレクター商品の使い分け
中古コンディションとコレクター商品の使い分けですが、出品状況にもよりますが基本的には中古コンディションの出品でいいと思っています。
理由としては次のとおりです。
- コレクターにすると露出が減る
- コアなファンだからといって、コレクター出品しか検索しないわけではない
とはいえ、コレクター商品として出品する意味はないのかといえばそうではありません。
コレクター商品として出品する意味があるのは、次の2つのパターンかなと思います。
- 希少価値がある商品の場合
- 出品しようとしている同コンディションにライバルが多すぎる場合
希少価値がある商品の場合
Amazonのコンディションガイドラインにも記載されているように、サインのある商品や何か特別な価値がある商品に関しては、コレクター商品として出品して良いと思います。
コレクターの人の目に止まりやすくなりますし、アピールしやすいです。
出品しようとしている同コンディションにライバルが多すぎる場合
よく言われるのが、コレクター商品として出品することで目立たせることができるというというもの。
中古コンディションのライバルが多くて、コレクター出品のライバルが全然いないのであれば1つの戦略としてアリだと思います。
先ほど例に出した少女時代のベストアルバムのような感じですね。中古コンディションの商品と比べて特別な付加価値があるわけではないですが、コレクター商品として出品することで差別化を図っています。
商品によっては、コレクター出品しているライバルが多いこともあります。こういった場合は、コレクター出品は避けて中古コンディションで出品した方がいいです。
コレクター出品するときの判断材料
コレクター出品の判断材料として、モノレートの販売数、または最安値一覧を参考にすることができます。
モノレートには、新品、中古、コレクターの販売状況がデータとして表示されます。
こんな感じですね。
何が言いたいかというと、コレクター出品しても売れる商品であることを確認した方がいいということです。
もちろん、過去に売れた商品がどういった出品内容だったのかはわかりませんが、コレクター商品として出品しても売れるということが判断できます。
商品によっては、コレクター出品しても全然売れないなんてことにもなりかねません。
コレクター商品として出品しても定期的に売れていることをモノレートを使って確認した方がいいです。
まとめ
中古せどりにおけるAmazon中古品とコレクター商品の使い分けを解説しました。
「コレクター商品」に対しての解釈は人によって異なるので、厳密な切り分けはできないというのが実際のところです。
私の意見としては、あまり気にせず基本的には中古コンディションでの出品でいいかなと思っています。
ただし、明確な付加価値・希少性がある場合は、コレクターの人やコアなファンの目に止めてもらいやすくなるので、コレクター出品するといいと思います。
また、中古コンディションの出品状況に応じて、コレクター出品してみるという戦略も1つの手かと思います。
中古せどりで稼ぐコツについては、こちら「【実例付き】中古せどりで稼ぐコツや仕入れ幅を広げるポイントを解説!」で解説しているので参考にしてみてください。
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