【利益の底上げ】ロングテール商品を扱ったほうがいい理由

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せどりにおいて、高利益が狙えるとしても「回転の遅いロングテール商品」の扱いについては賛否両論あり、どちらかというと敬遠されがちです。

もちろん、せどり初心者の場合は、薄利多売でも回転の良い商品をメインに扱うべきです。(参考記事:せどり初心者は薄利多売から始めるべき大きなメリット

しかし、個人でせどりで稼いでいくには、高利益なロングテール商品を織り交ぜていくことも重要。

そこで本記事では、個人せどらーはロングテール商品を扱ったほうがいい理由について解説したいと思います。

当記事では、ロングテール商品を「回転は遅いけど高利益が狙える商品」と位置付けて解説していきます。

目次

高利益ロングテール商品のメリット

まずは高利益が取れるロングテール商品のメリットを解説したいと思います。

少ない商品数で利益が取れる

回転が遅い商品でも「利益額が大きい」ことは1つのメリットです。

利益額が大きければ扱う商品数が少なくて良いので、労力の節約に繋がるからです。

例えば、利益3,000円を取る場合を考えてみます。

利益3,000円を取る場合
  • 1個300円の利益が取れる商品を10個販売する
  • 1個3,000円の利益が取れる商品を1個販売する

後者の方が明らかに作業量が少なくて済みますよね。

薄利多売をしている方の中には、「もう少し仕入れて点数を減らして利益を取りたい」といった方もいるかと思います。

高利益なロングテール商品を取り入れることで、少ない商品数で利益を取ることに繋げることができます。

ライバルが少ないので仕入れやすい

ロングテール商品は敬遠されがちなので、店舗でも電脳でも仕入れやすいのが特徴です。

店舗で品出しされてから、数日程度なら残っていることも多いです。

高利益でも回転が遅い商品は、敬遠するせどらーも多いです。そのため、たとえセールの日でも他のせどらーにスルーされていることもあります。

また、安い価格で仕入れることができるのもメリット。

店舗としては売り上げノルマがあるので、売れにくい商品をいつまでも寝かせておくわけにはいきません。

そのため少しでも購入してもおうと、安い価格で出品していることが多いです。

ロングテール商品のデメリット

ロングテール商品のデメリットを紹介します。

売れるのに時間がかかる

最大のデメリットは、回転が遅いので売れるのに時間がかかることです。

下手にロングテール商品に手を出すと、キャッシュフローが回らなくなって、資金が尽きてしまうといった事態にもなりかねません。

そのため、せどり初心者や資金に余裕がない人は仕入れない方がいいです。

長期間の在庫保管が必要になる

売れるのに時間がかかるため、長期間にわたり在庫を保管する必要があります。

FBAを利用している人は保管手数料がかかりますし、自己発送の方でも自宅に長期間置いておく必要がでてきます。

メディア系商品のように小型のものであれば、1商品あたりのFBA保管手数料も小さいのでそこまで気にするレベルではありません。

しかし、大きい商品を扱っている場合は、保管場所やFBA在庫手数料を考えると不向きと言えます。

損切りしにくい

ロングテール商品は損切りがしにくいです。

そもそもの需要が少ないため、安くしたからといってすぐに売れるわけではないからです。

「損切りしてでも売り切って資金を回収したい」と思っても、そう簡単には売れない点には注意しなければいけません。

ロングテール商品の損切りについては、価格を下げて様子を見るのはもちろんのこと、「セカンドストリート」や「ブックオフ買取」を利用するのも1つの手段です。

関連記事:せどりの損切りのタイミングは?コツやおすすめの方法を紹介!

安く買い取られてしまいますが、すぐに現金にできるメリットがあります。

個人せどらーはロングテール商品を扱ったほうがいい理由

個人でせどりをするならロングテール商品を扱ったほうがいい理由としては、なんといっても利益の底上げに繋がること。

ロングテール商品の在庫が増えてくると、これまで仕込んできたロングテール商品が売れるようになってきます。

最初は動きが小さいですが、徐々に高利益商品が売れてくるようになるので、

普段仕入れている回転系商品+これまで仕込んできた高利益ロングテール商品

といった状態になります。

1商品で数千円の利益が取れる商品が、毎日にようにポツポツ売れる状態になってくるので、こういった商品が日々の売上・利益の底上げにつながっています。

もちろんせどりは、回転のいい商品を仕入れて資金を回していくのが基本です。

しかし、回転が早くて利益が取れる商品は競争が激しいですし、薄利な商品が多く作業量が多くなりがち。

副業せどらーの方や個人でせどりをしている場合、かなり大変な作業になります。

私は過去に「薄利でも利益が取れるのであれば何でも仕入れてみる」ということを試してみたことがあります。

その時は副業で本せどりをしていたのですが、仕入れ量が増えてすぐに売れるのはいいけど、作業量が多くなってしんどいだけでした。それに、薄利なこともあり思ったより利益が大きくならない。

であれば、「売れるのに時間はかかるけど高利益な商品も扱い、できるだけ少ない商品数でせどりを展開したほうがいいのではないか」と考えるようになりました。

実際に「薄利多売で作業的にしんどい」「もう少し取り扱い点数を少なくせどりを展開したい」という人いもいるのではないでしょうか。

高利益なロングテール商品を織り交ぜることで、取り扱い点数をむやみに増やさず、利益の底上げにも繋がるので取り入れてみる価値は大いにあります。

ロングテール商品の仕入れで注意すべきこと

ロングテール商品を仕入れる際の注意点を解説します。

低単価・高利益な商品を仕入れること

ロングテール商品を仕入れるときは、 低単価・高利益な商品を仕入れることがポイントです。

  • 500円仕入れ→3,000円販売、利益1,500円
  • 3,000円仕入れ→10,000円販売、利益4,900円

低単価の商品であれば、売れるのに時間がかかってもキャッシュフローを圧迫しにくいです。

また、利幅が大きい商品を仕入れることで、値下がりした時でも赤字になるリスクを抑えることができます。

なかには仕入れ値は高いけど、利益が満単位で狙える商品もあります。見つけたときはかなり魅力に思えてしまうのですが、高単価で売れるのに時間がかかる商品はキャッシュフローに影響します。

そのため、高利益が狙えても仕入れ値が高額な場合は、無理せず仕入れないことも大切です。資金に余裕がでてきたら徐々に単価を上げていくようにしましょう。

一気に仕入れすぎないこと

デメリットでも紹介しましたが、ロングテール商品は売れるのに時間がかかります。

高利益が狙えるからといって、一気に仕入れ過ぎてしまうとキャッシュフローの悪化に繋がります。

なので、キャッシュフローの様子を見ながら少しずつ増やしていくようにしたほうがいいです。

価格設定は最安値が基本

中古商品の場合、相場より高く売る「高値販売」をすることができますが、ロングテール商品の場合は無理して高値販売しないことがポイントです。

基本的には、最安値付近で売り切ることがおすすめ。

もちろん資金力によりますが、売れるのに時間がかかることを考慮すれば、基本的には最安値付近の価格にすることが基本です。

欲をだして高値販売を狙うことで、商品が売れにくくなってしまっては資金の停滞につながるからです。

価格改定ツールを使って、最安値付近をキープしておくのがおすすめです。

まとめ

個人せどらーはロングテール商品を扱ったほうがいい理由について解説してきました。

高利益なロングテール商品が、ポツポツ売れる状態になってくると日々の売上・利益の底上げにつながっています。

メリット・デメリットを考えつつ「高利益なロングテール商品を在庫に仕込む」ということも、取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

せどり歴9年目の中古メディアせどらー。本・CD・DVDがメイン。副業で本せどり開始→CD・DVDの多ジャンルへ→2年後独立。マイナージャンルが得意で、店舗・電脳を駆使してせどりしてます。

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