せどりをしていく以上、どうしても避けられないのが「損切り」。
せっかく仕入れたのに、赤字で売らなければいけないのは精神的にイヤなものですが、損切りをしないことで状況が悪くなることも。
なかには以下のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
- せどりの損切りのタイミングっていつがいいの?
- できるだけお得に資金を回収したいから、おすすめの損切り方法があれば知りたい
そこで本記事では、せどりにおける損切りのタイミングやおすすめの損切り方法について解説したいと思います。
Contents
せどりに損切りが必要な理由
できれば損切りはしたくないものですが、損切りをしないことで以下のデメリットがあります。
- さらに赤字額が大きくなる可能性がある
- キャッシュフローの悪化に繋がる
例えば、3000円で仕入れた商品を6000円で売ろうとしたけど、相場が下がって3000円になってしまった場合、この時点で損切りをしておけば1000円の赤字です。
さらに相場が下がって2000円になったら、赤字は2000円に膨れ上がります。
早めに損切りをしておけば赤字額は小さくて済んだものの、損切りをしなかったことで赤字額が膨れ上がってしまうことはよくあることです。
もちろん相場が回復する可能性もありますが、戻るかどうかはわかりませんし、相場が戻るのに時間がかかります。
相場が戻ると確信があれば、相場が戻るのを待ってもいいですが、これは資金に余裕がある人の手段です。相場が戻ると確信があっても資金に余裕がない人の場合、資金が停滞してキャッシュフローの悪化に繋がります。
キャッシュフローを健全に保つには、手元に資金を残すことを最優先に考えなければいけません。
なので、状況が悪化する前にできるだけ早く損切りをして資金を回収する。そして、次の仕入れに回したほうがいい結果に結びつきます。
損切りのタイミングとコツ
損切りのタイミングとコツを紹介します。
損切りのタイミング
損切りのタイミングに正解はないのですが、「仕入れ判断のときの想定販売期間を超えたら」のタイミングが1つの目安になります。
「この商品は2ヶ月あれば売れそうだな」と仕入れ時に判断したのであれば、2ヶ月経っても売れなかったら損切りをする感じです。
このように、あらかじめ損切り期間を決めておくことで、気持ち的に割り切ることができます。
「この商品は2ヶ月あれば売れそうだな」と判断して仕入れた商品が、2ヶ月たっても売れなかった場合、何も考えていないと損切りしたくない気持ちが出てきてしまいます。
そのため、仕入れ判断の時に「想定期間内で売れなかった場合はどうするか」を決めておきます。
この商品は2ヶ月あれば売れそうだな。もし2ヶ月で売れなかったら、損切りしてでも資金を回収しよう
このように仕入れの段階で損切りのタイミングを決めておけば、感情を揺さぶられることなく損切りがしやすいです。
損切りのコツは感情を挟まないこと
損切りのコツは、感情を挟まないことです。
人間の感情的にどうしても損失に対して敏感になってしまいます。
「この商品は仕入れ値が高かったし、今の相場で売ったらかなりの損失だな」と思って、そのまま放置しちゃうことってありませんか?
私は過去に何度もあります(笑)
さっさと売り切って資金を回収したほうがいいのはわかっているけど、損切りができないことってありますよね。
そんなときは、感情を挟まないように価格改定ツールに任せるというのも1つの手段です。
私の場合は、手動で価格改定する商品と価格改定ツールで自動的に価格改定する商品に切り分けていますが、手動の場合は損切りしたくない気持ちが出てきてしまいます。
その点、価格改定ツールは勝手に価格改定してくれるので、自分の感情を挟む必要もありません。
うまく価格改定ツールを取り入れることで、損切りをしやすくするというメリットがあります。
また、損切りを減らすためにも、定期的な価格改定をしましょう。
相場や出品状況というのは常に変化しているので、価格改定をしていないと相場に取り残されてしまうことになります。
出品当初は相場が8000円だったにもかかわらず、徐々に相場が落ちていき5000円になってしまった、というのはよくあります。ライバルたちが5000円で出品しているのに、自分だけ8000円で出品していたのでは明らかに不利ですよね。
定期的に相場や出品状況を確認して、そのときの相場に合わせた価格改定をしていくことが大切です。
おすすめの損切り方法
損切りは「値下げをする」だけと思われるかもしれませんが、損切りによる資金回収は値下げだけではありません。
価格を下げて売り切る
損切りでオーソドックスなのは、価格を下げて売り切ることです。
価格を安くすれば売れやすくなるので、資金を回収しやすくなります。
ただし、商品の回転力に影響を受けるので、ロングテール商品には向いていません。
ヤフオク、メルカリで販売
自己発送している場合は、ヤフオクやメルカリで販売するのもありです。
ヤフオクやメルカリは、Amazonに比べて手数料が安いので、Amazon相場より低い価格で販売しても入金が多かったりします。
また、ヤフオクやメルカリは出品形式が自由ですよね。
なので、他の商品と組み合わせて販売してみるなど、うまく工夫することで損切りすることなく利益にするといったこともしやすいです。
また、ヤフオクの1円出品など、格安スタートのオークション形式を利用すると、入札がすぐに入りやすいので短期期間で資金を回収することができます。
FBAに比べて手間はかかる一方、手数料が安かったり出品形式の自由度が高い分、手元にお金を残す1つの手段として有効です。
店舗買取を利用
ヤフオクやメルカリ以外で検討してもらいたいのが、ブックオフなどを利用するのもおすすめです。
ブックオフ買取の査定結果が来ました。
なかなかいいお値段がついております。
現金化が早いし、Amazon相場くらいで買い取ってもらえる商品もあります。
損切りのときは検討してみるといいですよ。 pic.twitter.com/UEcOIAgHcy
— くりすぷ@中古メディアせどらー (@crisptrick) April 4, 2022
私が在庫処分でよく利用するのがブックオフの買取。
ブックオフオンラインで申し込みをすれば、荷物は自宅まで集荷、送料・手数料も無料でやってくれます。店舗に売りたい商品を持っていく必要がなく、無料で手軽に買取依頼できるのがメリット。
ちなみにですが、ブックオフオンラインでは買取価格を事前に調べることができます。
買取価格をある程度把握してから、買取をお願いすることも可能です。
買取を利用するメリットとして、事前に買取金額がわかること、すぐに入金されるので即金性が高いことが挙げられます。
「安く買い取られる」ことが多いのがデメリットですが、ある程度安くなってもいいから、すぐに現金化したい場合には役立ちます。
とはいえ、場合によってはお得に買取をしてもらうこともあります。結構前の話ですが、こちらの商品。
X-JAPAN THE LAST LIVE 完全版 [DVD]
いざ出品しようとしたらなんと出品規制がかかっていて、出品できませんでした。
15500円仕入れ→25000円販売、利益5000円くらいを狙っていたのですが、まさかの出品規制。
ちなみにヤフオク、メルカリの相場だと17000円くらいで、手数料を引かれた後の入金額は、15500円ほど。
しかし、ブックオフオンラインの買取査定額をみてみると、14500円で買取してもらえることがわかりました。
メルカリ、ヤフオクで販売した場合と1000円くらい差はありますが、すぐに換金できるメリットがあります。
実際に近所のブックオフに持ち込んだところ、14700円で買い取りしてもらうことができました。
さらに、ブックオフでは大買取祭を開催していたので、買取金額250円につき50円のお買い物券がもらえます。
今回は3000円分のお買い物券をゲット。
お買物券を考慮すると、ちょっとだけお得になりましたね。
このように、店舗の買取価格が高いこともありますし、買取金額アップキャンペーンを利用すると意外と高値で買い取ってもらえることもあります。
まとめ
せどりにおける損切りのタイミングやおすすめの損切り方法について解説してきました。
せどりで避けなければいけないのは、仕入れ資金が回収できず資金ショートしてしまうこと。損切りは気分の良いものではありませんが、キャッシュフローを考えれば避けては通れない道です。
実際に損切りをしっかりしていた方が、キャッシュフローは安定しますし、手元にお金は残ります。
損切りと言ってもほんの一部の商品にしか過ぎませんし、損切りも含めトータルで利益が出ればOKと考えていきましょう。
この記事を書いた人

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