「ヤフオクに出品してもなかなか売れない」という声は、ヤフオクでよく耳にする言葉の一つかもしれません。
ヤフオクには日々多くの商品が出品され、その中で自分の商品をアピールするのは簡単なことではありません。
とはいえ、何度も出品しても商品が売れないと、やるせない気持ちになってしまいますよね。
本記事では、ヤフオクで商品が売れないときに試すべき4つの方法について紹介します。
ヤフオクでの出品に悩む方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ヤフオクで商品が売れない原因とは

商品が売れない原因は様々ありますが、主な原因として以下のものが考えられます。
- 説明文が不十分
- 写真が不十分
- 価格が高すぎる
- 評価数が少なすぎる・低評価が多い
- 商品に需要がない
商品説明文が不十分
商品の説明文が不十分だと、購入者は商品の具体的な状態や使用感を知ることができません。
特に中古商品の場合、購入者は「どういった状態なのか」「問題なく使えるのか」といったところを気にします。
例えば、あなたが中古のジャケットで欲しい商品があるとします。
しかし、出品者の説明が「それなりに着ましたが、まだまだ着られます!」という一文だけだった場合、どう感じるでしょうか。
このジャケットを買いたいと思っていた人も、「状態が分からず不安だからやめておこう」と、結局買わないかもしれません。
このように、商品の説明文が不十分だと購入者に不安をもたせてしまい、購入してもらえない可能性が高くなってしまいます。
写真が不十分
写真写りが悪かったり、掲載している写真が少ないことも売れない要因となることがあります。
購入者は商品の写真を見て購入するため、写りの悪い写真だと購買意欲が減ってしまうからです。
また、写真が少ない場合も同様に重要です。
購入者としては、できるだけ商品の状態について知りたいと思っていますが、写真が少ないと商品の状態を把握することができません。
例えば衣類の場合、素材や色、デザインの詳細、汚れやほつれなどがあるのか、購入者が気にするポイントがありますよね。
写真が少ないと、それらの状態を確認することができず、買い手は不安を抱くことになります。
価格が高すぎる
価格が高すぎることもヤフオクで商品が売れない原因の1つです。
同じ商品でコンディションが似たような場合、購入者はより安い商品を選ぶ可能性が高いからです。
適切な価格を設定することは、ヤフオクでの売り上げを上げるために非常に重要です。
他の出品者と比較してあまりにも高い価格になっていないか、チェックすることが大切です。
評価数が少なすぎる・低評価が多い
評価数が少なすぎたり低評価が多いと、出品者としての信頼度は下がります。
というのも、評価が少なすぎる・低評価が多いと「この出品者から買って大丈夫かな?」と購入者が不安に思うからです。
購入者からの立場からすると、「評価が1,000件の出品者」と「評価が3件の出品者」であれば、前者のほうが安心できますよね。
評価が100件の出品者でも、100件中すべて「非常に良い」の出品者と、100件中10件が「非常に悪い」であれば、前者のほうから買いたいですよね。
このように、購入者の立場からみて、自分の評価数や内容が信頼に値するかどうかも重要です。
商品に需要がない
そもそも、出品している商品自体に需要がないという可能性もあります。
どんなに写真や説明文を工夫しても、買いたい人がほとんどいない商品は落札されにくいです。
特に以下のような商品は需要が少ない傾向があります。
- 流行が過ぎた商品や型落ち品
- ニッチすぎるジャンルで購入者が少ない
- 季節外れの商品(夏物を冬に出品するなど)
こういった商品は、売れないことが多いので出品の前に確認しておきましょう。
ヤフオクの過去の落札相場などの調べ方は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:【ヤフオク】過去の落札相場の調べ方と上手な活用方法!
商品が売れないときに試すべき4つの方法

価格を見直す
ヤフオクで商品を販売する際には、価格が非常に重要です。
相場よりも高い価格を設定してしまうと、商品が売れにくくなってしまうからです。
価格を見直す際には、まずは他の出品者の価格を確認することが重要です。同じ商品を扱っている他の出品者の価格をチェックし、自分の商品と比較してみましょう。
他の商品の価格が自分の価格よりも低い場合、価格を見直す必要があります。
ただし、単純に価格を下げるだけではなく、商品の状態も考慮に入れて価格を決めることが大切です。
商品の状態が良くて付属品が充実している場合、他の出品者よりも高い価格を設定することもできます。
さらに、価格を見直す際には、キャンペーンなども考慮しましょう。
例えば、以下のようなキャペーンを開催している場合を見てみます。

「2万円以上で2,000円オフクーポンがもらえる」といった場合、商品の価格を19,800円(税込)にしていると利用者はクーポンが適用されません。
こういった時は、商品の価格を19,800円から20,000円に上げたほうが購入者としては嬉しいですよね。
このように、キャンペーンの割引なども意識して価格を設定してみてください。
タイトルを見直す
ヤフオクで商品が売れない原因として、見落とされがちなポイントが「商品タイトル」です。
ヤフオクで商品を検索するとき、タイトルによって「商品の検索結果に表示されるか」「どの商品をクリックするか」が大きく左右されるからです。
タイトルをしっかり書くことで、多くの利用者に商品を見てもらう機会が広がります。
- 検索結果に表示されやすくなる:タイトルに商品に関連するキーワードを盛り込むと、検索結果に表示されやすくなります。
- 閲覧数が増える:タイトルに適切なキーワードが盛り込まていることで、多くの利用者がクリックする可能性が高まります。
例えば、デジカメを出品する場合、単に「メーカー名 デジカメ」とだけ書いたのでは、なかなか見てもらえません。
「メーカー名 デジタルカメラ 型番 ブラック」のように、メーカー名、型番、色(ブラック)といった詳細をタイトルに入れることで、検索に表示されやすくなります。
また、「【美品】【付属品完備】 メーカー名 デジタルカメラ モデル名 ブラック」といったように、商品の状態(美品)、付属品の状態(付属品完備)など、閲覧者にとって魅力的なキーワードを盛り込むことでクリック率が上がります。
ぜひ一度、出品している商品のタイトルを見直してみてください。
商品説明文を見直す
商品説明文は、購入者にとって重要な情報源です。
商品の状態について詳しく記載することで、購入者に安心して入札してもらいやすくなります。
説明文に盛り込むポイントは以下の通りです。
- 商品の詳細:メーカー名、型番、サイズ、色など
- 商品の状態:新品・中古の区別、傷や汚れの有無
- 付属品:元箱、説明書、ケーブルなどの付属品の有無
- 注意点:使用上の注意や見た目の欠点など
また文章を書く際は、箇条書きを使ったり、改行をして読みやすくするなど、購入者にとってわかりやすく書くことも大切です。
写真を見直す
ヤフオクで商品を購入するかどうか判断する際、写真は非常に重要です。
明るく分かりやすい写真を複数枚掲載することで、購入者に商品の状態を正確に伝えることができます。
特に意識したいポイントは以下の通りです。
- 商品全体の写真を必ず掲載する
- 傷や汚れ、使用感など状態がわかる写真も加える
- 付属品やセット内容がある場合は一緒に写す
- 明るく背景がすっきりした場所で撮影する
商品の特徴や状態が一目でわかる写真を揃えることで、購入者も安心してくれます。また、細かい状態も写真で掲載しておくことで、購入後のクレームを防ぐことにもつながります。
写真を綺麗に撮るには、撮影ボックスを利用するのも1つの手段です。おすすめの撮影ボックスについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【キレイに撮れる】Amazonせどりにおすすめの撮影ボックスを紹介!
それでもなかなか売れない時の最終手段
改善ポイントを試してもなかなか売れない商品は、最終手段として対応を考える必要があります。
赤字覚悟で価格を下げる
相場より低めに価格を設定することで、売れ残りを防ぐことができます。
利益はほとんど出ない場合や赤字になる可能性もありますが、商品をできるだけ早く売ることで、資金を確保できます。
メルカリを試す
ヤフオクでは売れにくい商品でも、メルカリでは需要がある場合があります。
ヤフオクとメルカリでは、購入者層が異なるので「メルカリに出品したら意外と早く売れた」ということもよくあります。
買取業者に売る
どうしても売れない商品は、最終手段として買取業者に依頼する方法もあります。
- 即現金化できるため、資金を早く回収できる
- 自分で発送や対応をする手間が省ける
相場より安く買い取られてしまうことのほうが多いですが、すぐに現金化できるメリットがあります。
まとめ
本記事では、ヤフオクで商品が売れないときに試すべき方法について解説しました。
商品が売れない原因は様々ですが、商品説明文や商品写真、価格、配送方法、競合商品との差別化に注意することで、商品をより魅力的にアピールし、売り上げを伸ばすことができます。
出品者の方は、ぜひ本記事の内容を参考にして、出品している商品を見直してみてください。
なお、ヤフオクで高く売るためのコツを以下の記事で解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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