せどりを本業として生活する不安やメリット・デメリットを語る

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せどりを本業として(いわゆる専業せどらーになって)2年が経過し、3年目に突入しました。

せどりを2年以上も本業として活動すれば、専業せどらーの良いこと・悪いことがいろいろ見えてきます。

そして、せどりを本業にしたからこその不安も抱いています。

本記事では、せどりを本業としてみて感じたメリット・デメリットや、心に抱いている不安について書いていきたいと思います。

目次

せどりを本業として生活していくメリット

何かに縛られることのない生活ができる

会社員のときは、朝決まった時間に出社して仕事が終わらなければ残業したりと、会社の仕事前提の生活になるかと思います。

会社の仕事に左右されるので、プライベートの時間が取れないこともあったりしますよね。

しかし専業せどらーの場合、何かに縛られることがないので、全てを自分の意思で決めることができます。

  • 朝起きる時間
  • 仕事の時間
  • 休憩の時間
  • 趣味の時間

これらのことを、すべて自分で決めることができる自由度は格別です。

通勤電車に乗る必要がない

会社から独立すれば、通勤電車に乗ることはありません。

私はもともとプログラマーをしていたので、仕事は客先常駐ということが多かったです。

そのため、参画するプロジェクトによって勤務地が変わるので、場合によっては「朝早くから満員電車に乗って通勤」なんてことも多々ありました。

正直、しんどいです。

店舗仕入れの場合は、お店の開店時間はたいてい10時。電車に乗るにしても朝9時台なのでけっこう空いています。

私は基本的にはお昼くらいから仕入れに行くことが多いので、空いてる電車にゆったり乗ることができています。

趣味に費やせる時間が確保できる

副業のときとは違い、自分の時間が本業に左右されることがないので、趣味に費やせる時間が確保できます。

私の場合でいえば、次のようなこと。

  • ジムで筋トレ
  • サウナ
  • カフェで読書
  • 海外旅行

自分の趣味の時間が確実に確保できるのが、何よりのメリットに感じます。

また、平日に自由に行動できるのもメリットで、どこに行くにしても空いているのが嬉しいところ。

ストレスが減った

会社員の場合だと、いろいろ縛られることもありストレスも多いですよね。

  • 朝決まった時間に起きなければいけない
  • 決まった時間に電車に乗って通勤
  • 仕事に追われる
  • 残業で趣味に費やす時間がない
  • 嫌な上司がいる

などなど、ストレス要因は多いです。

しかし、せどりを本業とする場合、わりと自由にやりたいことができるのでストレスフリーな生活を送れています。

何かに制約されるということがないだけで、ストレスの感じ方が全然違います。

平日の昼間に仕入れに行ける

せどりを本業にすることで、平日の昼間に仕入れに行けるのもメリットかなと思います。

副業せどらーの場合、会社が終わった遅い時間や土日に仕入れに行くのが普通ですよね。土日の仕入れだと一般のお客さんも多いですし、ライバルせどらーも多くなる傾向があります。

平日の昼間だと一般のお客さんやライバルも少ないので、比較的のんびり仕入れをすることができます。

他にも、平日にセールが開催された店舗に行ってもライバルが少ない、トレンド商品の回収もしやすいといったメリットがあります。

せどりを本業として生活していくデメリット

気を抜くと堕落してしまう

会社員の場合、会社からお給料をもらっているわけで、自分の仕事は必ずやり遂げなければいけません。

また、自分の仕事に「締め切り」というのがあると思います。

要は「強制力」が働きますよね。

しかし、専業となると強制力はありません。なので、いくらでも仕事を先延ばしできてしまいます。

いい意味で自由なのは確かなのですが、自分を律することができないと堕落してしまいます。

例えば、次のような感じです。

  • 定時に会社にいく必要がない→早起きする必要はない→生活習慣が崩れる。
  • 仕事に締め切りがない→いくらでも先延ばしできてしまう→仕事をせずにダラダラしてしまう。

気を抜くと、怠けた生活を送ってしまう可能性もあるので注意です。

ちなみにこういった堕落は私も実際に経験していますし、朝方に寝て昼に起きるような生活になっていたこともあります。

税金がダイレクトにくる

会社員の場合、税金は会社に天引きされているので、あまり意識することがないかと思います。

しかし個人事業主ともなると、税金が自分のところにダイレクトにくるので「自分が稼いだお金から税金を払う」ということになります。

  • 会社員は、先に税金が引かれた状態で給料が振り込まれる
  • 専業は、稼いだお金(いったん手元に入ってから)から税金が持っていかれる

この感覚の違いはかなり大きくて、ほんとに税金が嫌いになります。

固定収入ではない(キャッシュフローに気を使う)

会社員の時とは違い、毎月決まった額が収入となるわけではないので、毎月のキャッシュフローによって収入にバラツキが出てきます。

毎月の収入が固定でないことは、心のどこかで不安を感じるものです。

とくにせどりのように物販をやっていると、キャッシュフローに注意を払わなければいけません。

感覚の変化「趣味から仕事へ」

せどりを本業にするということは、せどりで生計をたてるということですが、やはり専業せどらーになってみないとわからない感覚というのもあります。

その一つが「せどりに対する感覚の変化」です。

というのも、副業時代はせどりは趣味みたいなものでした。

利益商品を見つけるのが楽しくて、仕事で疲れていたり時間がないときでも、少しの空いた時間を利用して仕入れに行っていたほど楽しかったです。

しかし、専業せどらーとなると趣味みたいだったせどりも、生活するための「仕事」になってしまいます。

そうなると、どうしても楽しめない部分も出てきます。

私の場合、もともと独立したくて専業せどらーになったわけではないというのもありますが、せどりが「生活するための手段」となったことで、せどりに対する意識が変わってしまったのは確か。

もちろんせどりは楽しいのですが、心のどこかでしんどさを感じるようになっているのも事実です。

孤独

せどりというビジネスは、ひとりでも完結できるビジネスです。

誰とも話さなくても稼いでいくことができますよね。

普段、会社ではコミュニケーションを多く取っている人が、せどりを本業にすることで孤独を感じるという方もいるかもしれません。

私の場合はプログラマーという職業だったのもあり、そこまで人と話す仕事ではなかったので、さほど孤独というインパクトは受けませんでしたが。

しかし、会社員のときに比べると、圧倒的に人と会う機会は減りますし話す頻度は減ります。

「せどりしてます」と人に言いにくい

たいした話ではないのですが「会社やめて仕事何してるの?」と聞かれた時にちょっと困ります…

世の中的には、せどりのイメージが悪いのは確かだと思います。

「せどり」と「転売」は違うという意見もありますが、世間一般的には同じことをしているとの認識です。

そんなせどりを仕事にしていることは、数人にしか伝えていません。

なかなか胸を張って「仕事はせどりをしています」と言いにくいところがあります。

ちなみに「どんな仕事をしてるの?」と聞かれたときは、「ネット通販事業を個人でやってます」みたいに、遠回しにぼかしてます。

【専業せどらーの本音】心に抱えている不安

これからずっとせどりで食べていくのか

専業せどらーになってしばらくすると、頭によぎってくるのが「せどりだけで一生食べていくのか?」という問題。

  • これから先、何十年も「仕入れ→出品→管理」を繰り返していくのか。
  • そもそもせどりだけで一生食べていける時代なのか?

けっこう重いテーマだったりします。

副業のときは、「せどりができなくなる」「せどりに嫌気がさす」といったことになっても問題はないですよね。本業という収入があるので。

専業せどらーとなると「収入のメインであるせどりをやらない」という選択肢はありません。

しかし、「この先もずっと専業せどらーでいいのか?」と考えると、そうでもないのが正直なところ。

「つまらない仕事をしながら人生を過ごすことのほうがリスク」だと感じて会社員をやめたので、最大のリスクは回避したと思っていますし、後悔はありません。

とはいうものの、これから何年も先のことを考えると、自分がせどらーとしてどこまで仕事をしていけるのか見えない部分があります。

収入がせどりしかないことの不安

これは人によって考え方は違うと思いますが、私はキャッシュポイントが1つしかないのは、リスクだと感じるタイプです。

最近では、会社員でも「終身雇用は保証されない」といったことも話題になっているので、会社員であろうとフリーランスであろうと、安定した仕事というものはないのかもしれませんが。

せどりは仕入れの手を緩めると収入は下がっていくので、長期で体調を崩した時のことを考えるとちょっと不安というのがあります。

私の場合、ある程度の在庫を構築しているので、仕入れの手が止まってもAmazonの垢バンを喰らわない限り、それなりの期間は大丈夫ですが。

とはいうものの、そう簡単に仕入れを手を緩めることはできません。

一般的には、せどりと絡めた次のステージとしては、以下のような感じでしょうか。

  • アフィリエイト
  • コンサル
  • 仕入ツアー
  • 教材販売

個人事業主ともなると、不安定な部分も少なからずあるので、いくつかキャッシュポイントを作りたいところです。

副業せどらー(会社員)と専業せどらーどっちがいい?

せどりを本業にしてから2年が経過しましたが、会社員のほうがいいと思ったことは1度もありません。

もともと、せどりを本業にしたくて独立したというよりは、会社員時代の仕事に全くといっていいほどやりがいを感じなかったので脱サラした人間です。

それに比べて、せどりはやりがいも感じているのが大きいです。

個人事業主は、会社員に比べると待遇は良くないですが、デメリットもそこまで感じません。

「それなりに自由に仕事をして生活できている」という感覚が一番大きいです。

それに、一度独立して自由度の高い生活をしてしまうと、会社員の生活にはもう戻れません。強制力からの解放というのは、それほど威力があります。

副業でせどりに取り組んでいる方のなかには、「せどりを本業にしてみたい」という方もいると思います。しかし、会社員の待遇を捨てて、専業せどらーになるのはリスクが高いと感じている方も多いはず。

もちろん、以前の私もそうでした。

せどりで食べていくだけのスキルに自信はありましたが、誰も守ってくれない環境の中で、自分ひとりで果たしてやっていけるのか。

正直、専業せどらーになってもこの不安が消えることはありません。

とはいうものの、専業せどらーになって思うのは「何とかなる」ということ。

それに「ひとりで稼いで生きていく」ということも経験できるので、サバイバル能力は高まったと思います。

まとめ

せどりを本業にして感じた一番のインパクトは、良くも悪くも「自由」であること。

「自由」というのは、メリットしかないと思われがちですが、もちろんデメリットもあります。

自由であるがゆえに油断すると堕落してしまうので、ある程度自分に制約をかけることが必要です。

しかし、自分以外からの制約は何もなく、すべて自分の意思で決定することができるのは魅力。責任はすべて自分で負わなければいけないですが、やりがいを感じるのも確かです。

以上、せどりを本業として生活していくメリット・デメリット、心に抱いている不安についてでした。

せどりで独立することに興味がある、専業せどらーになってみたいという人は、こちら「せどりで独立するタイミングや準備まとめ【失敗談あり】」も参考にしてみてください。専業せどらーになるために準備すべきことを解説しています。

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この記事を書いた人

せどり歴9年目の中古メディアせどらー。本・CD・DVDがメイン。副業で本せどり開始→CD・DVDの多ジャンルへ→2年後独立。マイナージャンルが得意で、店舗・電脳を駆使してせどりしてます。

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