せどり初心者の方のなかには、
- せどりで失敗したくないけど注意すべき点はあるの?
- どんな失敗があるのか、参考までに知りたい
こんな疑問を持っている人もいると思います。
そんな方の参考になるかと思い、これまで10年せどりを経験してきた中の失敗事例を紹介したいと思います。
せどり歴が10年にもなれば、それなりの失敗を経験しています。単純な確認ミスで赤字を出してしまったり、まったく別の商品を仕入れていたり、在庫がないのに販売していたり…
せどりの失敗事例を知っておくことで、同じ失敗を防ぐことができるようになります。参考事例としてお読みいただければと思います。
せどり失敗事例【仕入れ編】
仕入れに関して、失敗した事例を紹介します。
手数料のことを知らなかった最初の仕入れ
私がせどりを始めて、一番最初に仕入れた商品がこちら。
2750円で仕入れて、3210円で販売しました。
はい、赤字です…
500円くらい利益取れるぞ。利益商品って意外と簡単に見つかるじゃん!
気分よく家に帰り、いざ出品しようと調べてみると赤字になることが判明。
仕入れ値とAmazon最安値の価格差しか見ていなくて、手数料を取られることを知りませんでした。
たいした赤字ではないものの、せどり初心者にとっての仕入れ金額2,750円は高く、精神的ダメージは大きかったです。
ジャケットカラーだと思ったら色褪せだった
海外ドラマ「クリミナル・マインド」のDVD-BOXで、本せどりからDVDせどりに取り組み始めたころの出来事。
本来は赤いジャケットのDVDなのですが、ブックオフで手に取ったものは、ジャケットの背が薄い紫色でした。
仕入れの時は「これがジャケットの色なんだ」と勘違いしていたんですね。
家に帰って開封してみると、色褪せだということに気づきました。当然コンディションを下げての出品になり、利益もわずかばかりでした。
ジャケットの背に色褪せがあったり、ボックスの一面だけが色褪せていることは、DVDによくあることです。しかし、商品によってはそれがデザインに見えてしまうこともあります。
ちょっとでも怪しいと思った場合は、他の出品者の商品画像や、メルカリやヤフオクなどをチェックして確認しておくのがおすすめです。
単Cから仕入れたのに、プロパー単行本が混ざっていた
単Cせどりをしていた頃の話です。
「単Cだから値段は全部200円」と勝手に思い込んでいたのが、油断のもとでした。
何冊か利益本を仕入れることができたので、気分よく帰宅。いざ出品しようとすると、どう考えても赤字の本が1冊。
単Cから仕入れたはずだったのに、プロパー価格の本を仕入れていました。
単Cせどりあるあるかもしれませんが、ごく稀にプロパー価格の本が紛れていることがあるのでご注意を。
本来は会計の時に気付くべきでしたが、そこも反省です。
仕入れたDVDをリュックに入れようとしたら落下。ボックスの角が潰れる。
お会計が終わってレジ袋に入ったDVDをリュックに入れようとしたら、地面に落としてしまいました。
これは複数商品が被害にあうので、ぜひとも気をつけたいところ。単価の高い商品や、傷みやすい商品は特に気をつけたいところです。
買ってから間もないタイミングで落下というのも精神的にきます。
コンディションを下げての販売となりました。仕入れた商品は慎重に扱いましょう。
仕入れた商品(ロングテール)を持ち帰ったら、家の未出品在庫に同じ商品があった。
これは過去に何回か経験しているのですが、仕入れた商品が家の未出品在庫にもあったという失敗です。
すでに出品している商品なら仕入れの時に分かるのですが、未出品在庫だと気づかないこともあります。
回転の早い商品なら問題がないのですが、ロングテール商品だとちょっと困ってしまいます。
Amazon以外にも、ヤフオクやメルカリなど別販路で出品するような対応が必要になります。
トレンド商品を目利きで仕入れたら通常版だった
とあるトレンド商品が1万円で売れて、その日の仕入れの時に同じものを見つけたので、ノーサーチで仕入れ。
いざ、出品しようとしたら「あれ、全然相場が高くないぞ」という状況に。
よく確認したら1万円で売れたのは初回限定で、ノーサーチで仕入れたものは通常版でした。。。
ちゃんと確認しないといけませんね。
高額商品の仕入れで大赤字・売れるのに4年半…
19,000円で仕入れた経営関連のDVD。
Keepaやヤフオクに販売データがなかったので、「これは面白そうだ。もしかしたら、高額で売れるかも?」と期待して仕入れをしました。
結果、Amazon・ヤフオク合わせて4年半もの間売れず、最終的に5,980円で販売。
14,068円の大赤字となりました。
販売実績が確認できない高額商品は、より慎重な仕入れ判断と、売れる根拠をしっかり見つけることが大切だと痛感しました。
この失敗の内容については、【せどり高額仕入れの失敗談】19,000円仕入れ→5,980円販売、売れるのに4年半の全貌で詳しく解説しています。仕入れの経緯や、当時の仕入れ判断なども記載しているので、気になる方はぜひご覧ください。
仕入れた記憶がないのになぜか仕入れていた
出品するときになって、以下ようなときってありませんか?
あれ、まったく利益取れないじゃん。なんで仕入れたんだろう…
たぶんないと思います。
私は年1~2回あります。
せどり失敗事例【販売編】
販売に関して、失敗した事例を紹介します。
仕入れすぎてマイナス40万円の赤字
これは、専業せどらーになりたての頃の話です。
副業から専業になると、大幅にせどりに使える時間が増えます。それに伴い、仕入れ量も一気に増えます。
仕入れに行きたい放題なので、調子に乗って1か月で180万円くらいの仕入れをしました
副業時代の平均仕入れ額は月に50万円くらいだったので、3倍以上の仕入れです。
それだけ仕入れが増えれば、作業量も増え、出品が追いつかなくなってきます。
当然のように資金回収が間に合わず、キャッシュフローが40万円ほどマイナスに。

19,800円で販売予定の商品を1980円で販売→即売れ
出品をするときは、価格設定の間違いに注意しましょう。
売れるのに少し時間がかかると思っていたのに、あまりにも早く売れたので確認してみると、出品価格を1桁間違えていました。
本来は19,800円で販売するはずなのに、1,980円に設定するというミス
ちなみに、仕入れ値は1万円です。
お疲れ様でした。
Amazon在庫切れ→即復活
今までの相場が2万円くらいの商品が、Amazon在庫切れで3万〜4万の相場に。
回転も文句なく、売れている状態です。
Amazon在庫復活まで2週間ほど。
仕入れ値が19000円なので、2週間以内なら勝負をつけられると踏んで仕入れ。
出品2日後にAmazon在庫復活→撃沈パターンでした。
結果、19000円仕入れ→19800円販売で赤字。
これはちょっとしたギャンブル仕入れで、リスクも分かった上で仕入れましたが、見事撃沈でした。
リピート販売商品の付属品欠品に気づかずクレームに…
とあるCD-BOXをよくリピート販売しているのですが、初回限定版のため付属品がいくつかある商品です。
リピート商品なので、写真も商品コメントも流用しているわけですが、特典ブックレットの欠品に気づかずそのまま出品していました。
購入したお客様から「特典ブックレットが欠品している」とメッセージで連絡が。
商品説明や商品画像では、特典ブックレットも付属していると記載しているのに、届いた商品は特典ブックレットが欠品しているので当然のクレームです。
何度も販売しているリピート商品だったので、パッと見で付属品は全て揃っていると判断してしまったのは反省です。
取り扱いに慣れているリピート商品であっても、毎回付属品のチェックはしっかり行うべきですね。
FBA商品ラベルを貼り間違えて、別の商品が購入者に届いてしまった。
FBA商品ラベルの貼り間違いは、経験したことがある人も多いはず。
これはあとあと面倒になるので、FBA商品ラベルの貼り付けは、時間がかかっても丁寧に行いましょう。
一度FBAに送ってしまうと、返送をかけて貼り直すしかないので手間がかかります。
別カタログに出品してしまった
似たような商品をカタログ違いで出品して、購入者さんからクレームをもらったことも。
例えば以下の2商品。
「ケース無し」の商品を仕入れたため、タイトル入力で出品したところ、別カタログに出品してしまいました。
購入者さんからクレームをもらって、ようやく気付くことに。
ディスク記載の規格番号を入力すれば、間違えることはなかったのですが、油断してしまいました。
他にも、Blu-rayカタログにDVDを出品してしまったというのもあります。
価格改定ツールの下限設定を忘れて刈り取られる
とある商品だけ、価格改定ツールで価格の下限値を設定し忘れていたために、刈り取りをされました。
本来なら8000円で販売していたものですが、3000円まで下げられて旅立っていきました。
自らのミスから招いた赤字でした。
自動価格設定の際は、刈り取り防止のために下限値を必ず設定しましょう。
在庫が無いのに販売していた
これはヤフオク販売の失敗例なのですが、家に在庫がないのに出品していて落札されてしまいました。
在庫は家にあるものだと思っていたのですが、商品を梱包をしようと探してもどこにもありません。
原因はFBA納品していたからでした。
Amazon在庫のダブりがあったのでヤフオク出品していたのですが、Amazonの商品が売れたので、ヤフオクで出品していたものをAmazonに出品しなおしたのが原因です。
その際に、ヤフオクの出品取り消しを忘れていました。
購入者さんには丁寧に謝罪して取引キャンセル。悪い評価がつくことを覚悟していましたが、幸いなことに評価なしで済んでいます。
自己発送の場合は、在庫不備にならないようにしないといけませんね。
まとめ
せどり歴10年のなかで経験したリアルな失敗事例を紹介してきました。
確認不足や思い込み、ちょっとしたミスで赤字になるなど、様々な原因で失敗は起こります。
時には、ちょっとしたミスでも大きな赤字を招くこともあるので、油断による失敗はできるだけ避けたいところです。
「こんな失敗もあるのか」と参考にしていただければと思います。
コメント
コメント一覧 (4件)
以前、こちらの記事を読んだことがあるんですが、今回、この記事を訪ねたのは、私が失敗したからです。馬に関する本を仕入れて販売して、注文が来たのですが、その本を似たタイトルに出品してしまいました。当然、その本は持っていないので、幸い、新品がアマゾンで販売されていたので、注文しました。それをカワイに送るつもりです。「世界の美しい馬 リズ・ライト」を「世界で一番美しい馬の図鑑」で出品してしまいました。
注文が来て、アマゾンの販売ページを見たら、「なんか商品画像が違うぞ」って思ったら、案の定、違う本でした。なんで、このようなミスをしたんだろ!?って、ちょっと、ガッカリしてましたが、こちらの記事を読んで、気持ちが楽になりました(^_^)
ちなみに、私も、「なんで、コレ 仕入れたんだろ!?」が、たまーにあります (笑)
こちらの記事が少しでも励みになったのであれば幸いです(笑)
どうしてもミスはつきものですからね、気を取り直していくしかありません。
「なんでこれ仕入れたんだろ?」は、やっかいですよね(笑)
訂正 それをカワイに送るつもりです。→それを代わりに送るつもりです。
いえいえ、ありがとうございます(^_^)
そうですね、同じミスをしないように気をつけて行こうと思います。