これからせどりで稼いでいきたいけど、商品はAmazonとメルカリどっちで販売するのがいいの?と悩んでいる方もいるかと思います。
以前までは、せどりの販売先はAmazon一択でしたが、最近ではメルカリをメインに販売しているセラーも多いです。
そこで本記事は、両者の違いを比較しながら、せどりで売るならAmazonとメルカリどっちがいいのか解説したいと思います。
販売先としてのAmazonとメルカリの違いを比較
Amazonとメルカリは、どちらもせどりの販路として人気ですが、特徴が大きく異なります。
Amazonは大量出品や効率化に強みがあり、メルカリは個人間取引ならではの柔軟さに強みがあります。
ここでは、出品の形態や手数料、販売の自由度など、両者の違いについて比較していきます。
まずは違いを一覧で比較
両者の違いをまとめると以下のとおりです。
項目 | Amazon | メルカリ |
---|---|---|
出品方法 | カタログ方式。既存ページに紐づけ。 | 1商品ごとにページ作成。セット販売も自由 |
手数料 | 販売手数料8〜15%+FBAや出品プラン料 | 販売手数料10%+振込手数料200円 |
FBA・作業効率 | FBA利用で梱包・発送・返品代行可能 | 梱包・発送は全て自分で対応 |
ツール | 仕入れ・在庫・価格管理など便利ツール多数 | 基本は手作業で管理 |
売上金の入金 | 2週間に1回(一部の出品者は除く) | 商品受取後すぐに入金可能(振込依頼可) |
出品規制 | 一部メーカー・高額商品に規制あり | 基本規制なし |
購入者とのやり取り | 基本不要 | 値下げ交渉やメッセージのやり取りあり |
在庫・保管 | FBA利用で倉庫保管可能だが保管料発生 | 自宅保管。スペースが必要 |
発送方法・送料 | FBA利用で自動発送、自己発送も可能 | 匿名配送・コンビニ発送など自由度高い |
出品形態
Amazonは1商品につき1ページとなっています。
「相乗り出品」とも言われていて、1つの商品カタログに複数の出品者が商品を登録していくことになります。

同じ商品を複数出品したい時は、「在庫5」といったように個数を指定することで、1つ1つ出品する必要がないのもメリット。
特に、新品をまとめて20個仕入れて販売したい時など、大量販売に向いています。
それに対しメルカリは、出品者が1商品ごとに商品ページを作ることになります。

複数出品したい場合は、1つ1つ商品ページを作成する必要があるため、複数販売したい場合は手間がかかります。
出品の自由度
Amazonでは、すでにある商品ページに対して出品する仕様になっています。
そのため、異なる商品を自由に組み合わせて出品することはできません。(Amazonに登録されていない商品カタログを新規で作ることは可能)
メルカリは、異なる商品をまとめて出品することができます。
例えば、
- 同じ著者の本を3冊まとめて販売する
- アーティストAのCDを5枚セットにして販売する
といったように、自由に組み合わせて販売することが可能です。
手数料
Amazonでは販売手数料のほか、出品プランにかかる手数料やFBA利用料など利用するサービスによって手数料がかかります。
出品プランにかかる手数料 | 小口出品:1商品あたり100円 大口出品:1ヶ月あたり4,900円 |
---|---|
販売手数料 | カテゴリに応じて5%〜15% |
FBA手数料(利用する場合) | 在庫保管手数料、配送代行手数料、返送/所有権の放棄手数料など |
メルカリにかかる手数料は以下の2つ。
販売手数料 | 一律10% |
---|---|
振込手数料 | 金融機関や申請金額に関わらず1回あたり200円 |
メルカリの手数料は一律で決まっているのでシンプルですね。
作業代行サービスの利用
Amazonは、FBAを利用できるのも1つの強みです。
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、Amazonの倉庫に商品を送ることで、販売以降の作業をすべてAmazonが代行してくれるサービスのことです。
Amazon倉庫に商品を納品したら、その注文の受注、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応のすべてをAmazonが代行してくれます。
ある程度せどりの規模が大きくなってくると、自分で梱包・発送していると大きく時間を取られることになりますが、FBAを利用することでこの負担を減らすことができます。
また、商品を自宅に保管しなくてもいいので、せどりの部屋を確保できない方にもメリットは大きいです。
一方、メルカリにはこのようなサービスはありません。
以前はメルカリにも同様の「あとよろメルカリ便」がありましたが、早々にサービスを終了してしまいました。
便利ツール
Amazonせどりは、便利ツールが豊富です。
モノトレーサー | Amazonの過去相場のチェック、売れ行きのチェック、利益計算ができる |
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せどりすとプレミアム | バーコードを読み取ってAmazonの相場と価格差があるのかチェックするアプリ |
プライスター | 出品から販売、自動価格書いて、在庫・売上管理まで出来る |
これらのツールを使うことで、仕入れから販売管理まで効率よく進めることができます。
メルカリでは、主だった販売管理ツールはなく、手作業で管理をする必要があります。
売上金の入金
Amazonでは、売上金の入金は2週間に1回となっています。(一部のセラーは除く)
そのため、資金に余裕がない方は入金サイクルやキャッシュフローに注意する必要があります。
クレジットカードの引き落としがあるのに、Amazonの入金とタイミングが合わず支払いができなかった。という状況になる可能性もあるからです。
メルカリは、商品の受取が終わるとすぐに残高に反映され、入金依頼をかけることができます。
振込手数料200円がかかりますが、Amazonに比べてスピーディーに入金されます。
出品規制(一部メーカー、高額出品)
Amazonでは、出品規制(一部メーカー、高額出品)の問題があります。
一部のメーカーには出品規制がかかっていて、規制解除するには「メーカーや卸業者が発行した請求書」を提出する必要があるなど、ハードルが高い場合もあります。
実際に私も出品制限のために、一部出品できないメーカーがあります。
また、Amazonでは相場からかけ離れている価格や、他のプラットフォームより高い価格の商品などは出品停止になることもあります。
対象となった商品に対して、以下のようなメールが届き出品が停止されてしまいます。

Amazon側で設定されている価格より高く出品できないため、高額販売しにくい場合があります。
メルカリは、「一部メーカーに出品規制がかけられている」ということはありません。
購入者とのやりとり
Amazonでは、購入者とやり取りすることはほとんどありません。
購入者からのメッセージもほとんどありませんし、自己発送をする場合に発送通知をするくらいなので、相互にメッセージをやり取りする機会は少ないといえます。
メルカリは、値下げ交渉やメッセージのやり取り、評価をする必要があります。商品が売れるごとに多少のやり取りが発生します。
せどりで売るならAmazonとメルカリどっちいいのか?
Amazonとメルカリどちらにするかは、以下の基準を参考にしてみてください。
Amazonがおすすめな人
- FBAで販売以降の作業を自動化したい
- 大量出品したい
- ツールを使って仕入れ、販売管理をラクにしたい
Amazonは大量販売に向いているので、本格的にせどりをするならAmazonのほうがおすすめです。
FBAの利用やツールを利用することで、せどりの効率を大きく上げることもできます。
>>初心者のためのAmazonせどり始め方ガイド【準備〜仕入れの流れまで】

メルカリがおすすめな人
- 販売数が少なめ
- 自由な組み合わせで商品を販売したい
メルカリは、販売数が少ない方におすすめです。
少ない商品数であれば、メルカリでもそこまで手間はかかりません。
ただし、出品数が多くなってくると一人での作業はキツくなりやすいので、その段階になったらAmazon販売を検討するという流れでもいいかと思います。
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まとめ
せどりで売るならAmazonとメルカリどっちがいいのか解説してきました。
- FBAで販売以降の作業を自動化したい
- 大量出品したい
- ツールを使って仕入れ、販売管理をラクにしたい
- 販売数が少なめ
- 自由な組み合わせで商品を販売したい
本格的にせどりで稼いでいきたい人はAmazonのほうがおすすめですが、サブとしてメルカリを使っていくのもアリです。
ぜひ参考にしてみてください。
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