せどりをしていると、モチベーションによっては仕入れが疎かになって、毎月の仕入額が安定しないこともあるかと思います。
しかし、せどりで仕入れ額を一定に保つと、資金管理がしやすく、毎月の入金や支出の見通しが立てやすいメリットがあります。
そのため、毎月の仕入額はできるだけ一定に保つことがおすすめ。
この記事では、仕入れ額を一定にするメリットと、気をつけたいポイントを解説します。
仕入れ額を一定に保つことのメリット
仕入れ額を一定に保つことのメリットは、資金繰りが把握しやすくなることです。
まず、仕入れ額を一定にすることで、毎月の支出が明確になります。
そして、仕入れ基準が安定していることが前提ですが、売上も一定の範囲に落ち着いてくるので、Amazonからの入金額もほぼ一定になります。
つまり、「毎月どのくらい支出があって、どのくらい入金がある」ということが把握しやすくなるというわけです。
せどり初心者の方は、まずは徐々に規模を拡大させていって、満足できる利益が残せる状態を目指します。そして次の段階として、仕入れ額を一定に保つようにすることで、安定して毎月の収入が入ってくるようになります。
逆に、毎月のように仕入れ額が大きく上下していると管理が難しくなります。
仕入れ額が大きい月はキャッシュが一気に減り、仕入れ額が少ない月は入金があっても資金が余るなど、毎月の資金サイクルの予測がしづらくなるからです。
そのため、せどりをしていく上では、できるだけ仕入れ額を月単位で大きく上下させないこともポイントになります。
仕入れ額を一定にする際の注意点
仕入れ基準を乱さないこと
まず、仕入金額を一定に保つことのメリットを受けるためには、仕入基準がしっかりしていることが前提です。
仕入基準が定まっていないのに、ただ「毎月〇〇円仕入れる」と決めるだけでは、売上が安定しない可能性があります。
利益率や回転率など、仕入れ基準をしっかり決めてから金額を固定することが大切です。
また、仕入れの状況や売れ行きによっては、予定の仕入れ額に達しないこともあります。しかし、仕入基準を下げてまで無理に仕入れるのはNGです。
仕入基準を下げてまで無理に仕入れをしても、中途半端な在庫を抱えるだけだからです。
今後の戦略も考える
仕入れ金額を一定にするということは、そこで成長が止まることを意味します。
その先をどうするかはせどらーによって変わってきます。
- 現状で満足なのでそのペースを維持する
- 外注化して規模を大きくする(もしくは自分の時間を作る)
- 新しいジャンルに取り組んで拡大を目指す
- さらに効率化をして、少ない労働力で現在の利益を確保する
などなど。
それに、せどりの環境は毎年のように変化していくので、現状維持だと徐々に停滞するリスクもあります。
仕入れ額を一定にすることは、安定したせどりを展開できますが、長期的に成果を出すには、「安定」と「成長」を両立させることも大切です。
まとめ
仕入れ額を一定にするメリットや注意点について解説してきました。
仕入れ額を一定に保つと、毎月の支出や入金の見通しが立ちやすくなるメリットがあります。
自分が満足できる利益が出せるようになったら、仕入れ額を一定にして売上を安定させると、せどりの展開が楽になるのでおすすめです。
とはいえ、安定運用だけで満足せず、自身の成長や効率化も意識しながら、安定と成長の両立を目指すことも大切です。
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