ネットで中古商品を買う場合、実際に状態が確認できないため不安になるのが普通です。
出品する側からしても、「中古せどりでは写真を撮った方がいいの?」と疑問に思っている人も多いと思います。
そこで本記事では、次のことについて解説します。
- Amazon出品は写真付きのほうがいいのか
- 写真を撮るメリット・デメリット
- 写真を撮るかどうかの基準
綺麗な写真が撮れるおすすめの撮影ボックスも紹介しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
Amazon出品で写真をつけることのメリット

商品画像を商品ページに載せるには、写真を撮影してアップロードする必要があるため手間がかかります。
手間をかけてまで写真を掲載するメリットには、どんなものがあるのか解説します。
文章より写真のほうが説得力がある
中古せどりでは、写真を付けてあげたほうが有利なのでしょうか?
結論から言うと、写真付きの方が有利なのは間違いありません。
ネットで中古商品を購入するときは、実物を確認できないため不安がつきものです。
いくら出品コメントで状態を説明しても、基準や感じ方は人それぞれ違いますし、実際の写真のほうがはるかに説得力があるからです。
他のセラーと差別化できる
大手業者(ブックオフ、ネットオフ、駿河屋など)は、「写真なし」「コンディション説明がアバウトな定型文」でも、毎日かなりの量を売っています。
なぜあんなに売れるかわかりますか?
価格も安めで出品していることもありますが、大きな理由としては「ショップに対する信頼度が高いから」です。
よくわからない個人から買うよりも、知っている企業から買ったほうが安心感がありますよね。
今のAmazonでは、詐欺や海賊版などの被害があることが、一般のお客さんにも浸透してきています。
そういった意味も含め、Amazon販売においては、個人セラーは信頼度に関して不利です。
なので、写真を付けることで大手業者と差別化ができる部分になり、お客さんに安心感を持ってもらうことに繋がります。
ただし、販売力を高めるには写真以外の要素も必要です。
- 評価数
- 良い評価のパーセンテージ
- 出品コメントの内容
できるだけ、お客さんから安心して購入してもらえるように、アカウントを育てていくことも重要です。
早く売れやすい
同じ価格帯で「写真あり」と「写真なし」の商品が並んでいた場合、「写真あり」のほうが早く売れやすいです。
次のように同じ価格帯に2つの商品があった場合、どちらの方が安心感がありますか?

写真付きのほうが、実際の商品の状態もわかりやすいですし、安心して購入できますよね。
商品価格が上がれば上がるほど、写真の効果は上がってきます。なぜなら、高額な商品になるほど、お客さんは慎重になるからです。
写真をつけてあげることで、お客さんに安心感を与えることができます。
写真なしの出品者より高くても売れる
同じような商品状態であれば、写真なしの商品より高くても売ることができます。
写真がついていないと、いまいち状態がわからないので不安。多少高くても写真で確認して、納得した上で購入したい。
こういったお客さんも多いです。
ひと手間かけるだけで、高く売ることができるので利益アップに繋がります。
ただし、価格を高くすると回転が落ちやすい点に注意です。
中古品というのは、ある程度状態がよくて安いものが一番売れやすいです。
- 状態はあまり気にしないから、安いものが欲しい(写真はなくてもOK)
- ちょっと高くてもいいから、写真をみて購入したい
中古品の購入者は、前者の考えを持った人のほうが多いです。
写真を付けて高く売ることもできますが、価格差によっては回転が落ちやすくなることに注意です。
Amazon出品のための写真を撮る基準

デメリットでも解説しましたが、写真を撮ることは手間がかかるため、なんでもかんでも写真を撮っていたのでは時間がかかり過ぎてしまいます。
なので「写真を撮る商品」と「写真を撮らない商品」に切り分けるのがおすすめ。
写真を撮ったほうがいい商品
写真を撮ったほうがいい場合は、次の3つです。
- 高値販売をしたい商品
- 高単価商品
- ロングテール商品
高値販売をしたい商品
他の出品者より高値で売って「利益を大きくしたい商品」は、積極的に写真を撮りましょう。
高単価なもの
高単価なものになると、購入者も慎重になってきます。
例えば以下のような場合をみてみます。
- 30,000円:コンディション良い:写真なし
- 33,000円:コンディション良い:写真あり
商品価格が高くなればなるほど、購入者は「失敗はしたくない」という思いが強くなります。
3000円高くても、写真で状態がわかる②の商品を選ぶ人は多くなってきます。
早く売り切りたい場合でも30000円・写真付きにしてあげれば、購入率は上がります。
高単価商品の場合、写真を付けることの優位性がより強くなるので、写真は必ずつけましょう。
ロングテール商品
ロングテール商品の場合、購入されるチャンスというのは限られています。
いくら高利益が狙えるロングテール商品といっても、売れなければ資金が寝るだけなので、少しでも早く売る対策が必要です。
そのため、少しでも購入率を上げるために、写真をつけてあげた方がいいです。
写真を撮らなくてもいい商品
写真を撮る必要がないのは、次の3つです。
- 低単価商品
- 高回転で最安値付近で販売する商品
- 新品と中古の価格差がない商品
低単価商品
低単価商品の場合、ライバルと価格差をつけようとしても、そこまで価格差をつけることはできません。
たとえライバルより高く売ることができても、その利益額が小さければ、写真を撮っている作業は割に合っていないものになってしまいます。
なので、低単価商品は写真をつける必要はありません。
高回転で最安値付近で販売する場合
高回転商品の場合、最安値付近であれば、写真があってもなくても売れやすいです。
販売戦略は人それぞれ異なると思いますが、「回転重視で最安値付近で売る」といった場合は、写真を付ける必要はありません。
新品と中古の価格差が少ない商品
新品と中古の価格差があまりない商品は、写真をつけて高く売ろうにも、価格差を付けることができません。

こういった商品は写真を付ける必要はないので、写真なしで出品して、さっさと売り切ってしまいましょう。
せどりの商品画像の撮り方
写真を撮る商品を決めたら、どういった写真を掲載するといいのか気になりますよね。
ここでは、おすすめの写真の撮り方や枚数について紹介します。
写真に撮るべきパターン
写真を撮る場合は、以下の点を重視するのがおすすめです。
- 商品の全体像が分かる写真(本体+付属品が全て写っている写真)
- 本体・付属品のそれぞれの写真
- 傷などがある場合はその部分
傷などがある商品の場合は、傷のある箇所を掲載することで、購入者からのクレーム防止にもなります。
最適な写真の枚数は?
写真の枚数ですが、3〜4枚掲載するのがおすすめです。
Amazonでは、1つの商品につき商品画像を6枚まで掲載することができます。
もちろん、6枚掲載したほうが購入者にとってはプラスですが、出品する側としては時間がかかってしまいます。
3〜4枚くらい掲載すれば、商品の全体感を把握できるので、手間を考えた場合最適な枚数といえます。
低単価の商品は1〜2枚、高額商品の場合は5〜6枚といったように、価格帯で切り分けるのもおすすめです。
商品画像を綺麗に撮るコツ
明るい場所で撮影する
商品を綺麗に撮るには、明るい場所で撮影することが大切です。
自然光や明るい照明を使うことで影が少なくなり、商品の状態や色味が正確に写りやすいです。また、明るく映るので商品が綺麗に見えます。
暗い場所で撮影すると、暗く写ってしまい商品状態が分かりにくい上に、見た目の印象も悪くなります。
背景をシンプルにする
写真全体を見やすくするために、背景は白や無地などシンプルなものがおすすめです。
背景がごちゃごちゃしていると、商品自体の印象がぼやけてしまいます。
シンプルな背景にすることで、写真全体がスッキリと見えるので、見た目の印象もよくなります。
撮影ボックスを利用する
自宅で簡単にきれいな写真を撮るなら、撮影ボックスの利用もおすすめです。
光が均一に当たり、影ができにくくなるので、かなり綺麗に写真を撮ることができます。
特に小物や中古品など、状態をしっかり見せたい商品を扱っている場合は、効果を発揮してくれます。実際に私は、サンワダイレクトの撮影ボックスを利用しています。
せどりにおすすめの撮影ボックスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
関連記事:【キレイに撮れる】Amazonせどりにおすすめの撮影ボックスを紹介!
中古商品でも写真の使い回しをしよう
「中古は1つ1つ状態が違うので写真の使い回しはできない」と思っている方もいるかと思います。
確かに、中古商品は1つ1つ状態が違いますが、写真になると細かな違いはわかりません。
なので、何回も売っているようなリピート商品であれば、過去に撮った写真を使ってしまえばOKということです。
もちろん、使い回す写真と出品する商品の状態が明らかに違うのであれば、使い回しはしない方がいいです。
リピート商品だったら「前回はこんな状態だった」と覚えていると思うので、以下のような感じで写真の使い回しも検討してみてください。
- 前回の商品と目立つ違いがなければ、前回の写真を利用する
- 一部状態が違うところがあれば、そこだけ撮影して入れ替える
- 全体的に違うのであれば、すべて新しく撮る
単純作業は少しでも効率化していくことが大事です。
まとめ
Amazon出品は写真付きがいいのかについて解説しました。
写真を付けることで有利になることは間違いないのですが、時間がかかってしまうのがデメリット。
写真を付けるかどうかの切り分けをすることで、無駄なく効果を発揮できます。
写真を撮ったほうがいい場合 | 写真が不要な場合 |
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高値販売をしたい商品 高単価商品 ロングテール商品 | 低単価商品 高回転で最安値付近で販売する商品 新品と中古の価格差がない商品 |
また、商品写真を撮る際は、サンワダイレクトの撮影ボックスを使うと綺麗にとることができます。
コメント
コメント一覧 (2件)
今までは、なんでもかんでも写真を撮って出品していましたが、今後は、撮る商品、取る必要のない商品というものを考えていこうと思いました。
切り分けは大事です(^^)