これからせどりを始める人にとって「仕入れた商品はどこで販売すればいいの?」と疑問に思っている人も多いと思います。
- せどりをするなら販売先はどこがいいの?
- やっぱりAmazon?それともフリマ?
- そもそも販路は1つがいいの?複数がいいの?
選択肢がたくさんあって迷ってしまいますよね。
本記事では、上記のような疑問に答えます。
結論からいうと「まずはAmazonから始める。慣れてきたら他の販路も利用する」といった流れがおススメです。
本記事では、せどりの販売先について各販路(Amazon、ヤフオク、メルカリ)の特徴を交えながら、最初はAmazonがいい理由を解説したいと思います。
せどりの販売先の種類
まず、せどりの販売先は大4つの種類に分けられます。
- ECサイト
- フリマ
- オークション
- 海外サイト
それぞれの特徴をみていきましょう。
ECサイト
大手ECサイトとしては、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場などがありますが、せどりの販路として圧倒的人気を誇るのがAmazon。
Amazonは個人でも出品できるのが特徴で、出品までのハードルが低いことから人気となっています。
Yahoo!ショッピング、楽天市場も販路として利用できますが、個人というよりは小売店が利用する傾向が強く、個人が利用する販路としてはハードルが高いのが現状です。
フリマサイト
フリマサイトは、手数料が安くスマホから簡単に出品できることからも、せどりの販売先として利用者が増えています。
メルカリ、ラクマなどがありますが、メルカリの人気が特に高いです。
オークションサイト
オークションサイトといえばヤフオク。
手数料もフリマ同様安いのが特徴ですが、オークション形式なので、思わぬ入札合戦によって想定より高値で販売できることもあるのがメリット。
海外のECサイト・オークションサイト
海外のオークションサイトとしてはeBayが有名で、世界最大規模のオークションサイトです。
為替変動の影響を受ける、英語のコミュニケーションが必要、海外発送などをしなければいけない、といったことがあるため国内販売よりややハードルは上がりますが、eBay輸出の人気も高まっています。
Amazonの特徴
Amazonのメリット
- 圧倒的集客力と販売力
- FBAを利用できる
- せどりツールが豊富
圧倒的集客力と販売力
Amazonはせどりの販売先としてやはり優秀です。
圧倒的な集客力を持っているので、商品が売れるスピードが速いです。
FBAを利用できる
また、FBA(フルフィルメント By Amazon)を利用すれば、以下の作業をAmazonが代行してくれます。
- 商品の梱包
- 商品の発送
- 返品・返金の対応
とくに副業でせどりをしている方は、限られた時間で作業をしなければいけませんが、FBAを利用すれば大幅に時間を削減できます。
せどりツールが豊富
Amazonせどり向けのツールは豊富なので、せどりで稼ぎやすい環境が整っています。
Amazonせどりに特化したツールは、「検索アプリ」「仕入れ判断ツール」「価格改定ツール」などさまざま。
- 売れる商品のリサーチ
- 出品作業の効率化
- 価格改定の自動化
- 在庫管理の効率化
ここまでツールが豊富なのは、Amazonせどりだけです。
Amazonのデメリット
- 手数料が高い
- 理不尽な返品がOK
- 出品規制が多い
手数料が高い
Amazonは他の販売先に比べて手数料が高いです。
メルカリは10%、ヤフオク8.8%~10%、それに対しAmazonは15%~20%ほどかかります。
理不尽な返品がOK
Amazonの購入者は、「商品到着から30日以内の返品・交換」を行うことができます。
そういった状況からたまにあるのが、以下のような事例。
- 必要なくなった
- Amazonより安いお店を見つけた
- 頼んだ覚えがない
などなど、理不尽な返品をされることも。
こういった返品があるのはごく稀ですが、Amazonの返品ポリシー上、納得いかない返品でも受け付けるしかありません。
売上の入金ペースが2週間に1回
Amazonの入金サイクルは2週間に1回と決められています。(特定の時期より前からAmazonを利用している人は除く)
フリマやオークションサイトの場合、取引が終了すればそのタイミングから入金を依頼することができますが、Amazonは一定サイクルのみです。
出品規制が多い
Amazonでは、メーカー品などの出品規制が入ることがたまにあります。
- せっかく利益が取れそうな商品を見つけたのに、出品規制があり販売できない
- いままで仕入れ対象としていたブランドが販売できなくなった
こういったことがデメリットでもあります。(なかには出品規制を解除できるものもあります)
ヤフオクの特徴
ヤフオクのメリット
- 手数料が安い
- 自由にセットを組める
- オークション形式で予想よりも高値になることも
手数料が安い
ヤフオクの手数料は、Amazonに比べて安いです。
手数料は、以下のとおり。
- Yahoo!プレミアム会員:8.8%
- Yahoo!プレミアム会員登録なし10%
自由にセットを組める
ヤフオクでは出品の仕方が自由なので、好きなようにセットを組んで販売することができます。
例えば、以下のように自由にセットを組めます。
- 「クラシックCD300枚」といったまとめ売り
- アイドルの「CD10枚+トレカ10枚+ポスター3枚」といった異なるジャンルを組み合わせたセット売り
単品では利益が取れなくても、セットにすることで利益が取れることも多いので仕入れ幅は広がります。
オークション形式で予想よりも高値になることも
ヤフオクの販売形式には、「即決価格」と「オークション形式」があります。
オークション形式の場合、その商品を欲しい人同士が入札合戦を行い、予想よりも高い値段で販売できることもあります。
入金が早い
Amazonとは違い、商品の購入者が受け取り確認をした時点で売上金が確定し、振り込み申請をすることができるようになります。
なので、比較的早いスパンで入金を行うことが可能です。
ヤフオクのデメリット
ヤフオクで販売する場合、すべて自己発送になります。
そのため、発送の手間がかかるのがデメリットです。
メルカリの特徴
メルカリのメリット
- 手数料が安い
- 自由にセットを組める
- スマホで手軽にできる
手数料が安い
メルカリの手数料は、Amazonに比べて安いです。
手数料は販売額の10%です。
自由にセットを組める
メルカリも、ヤフオク同様に自由に商品を組み合わせて販売することができます。
- 歌手の「写真集+DVD」セット
- 同じ作家の小説セット
このように異なるジャンルの組み合わせで販売できます。
スマホで手軽にできる
メルカリは、出品から購入者とのやり取りまで、スマホだけで完結することができます。
パソコンを購入したり、初期費用がかからないのもメリット。
入金が早い
ヤフオク同様、商品の購入者が受け取り確認をした時点で売上金が確定し、振り込み申請をすることができるようになります。
なので、比較的早いスパンで入金を行うことが可能です。
メルカリのデメリット
- 値下げ要求がめんどくさい
- いまだに挨拶メッセージが多い
- 自己発送になる
値下げ交渉がめんどくさい
メルカリは、値下げ交渉が多いのでやりとりの手間が増えます。
なかには、論外な値下げ交渉をしてくる人も。
余計なやりとりが増えるのがデメリット。
いまだに挨拶メッセージが多い
メルカリでは、購入後の挨拶メールや、商品が届いた際のお礼メールを送ってくる人がいます。
丁寧な取引という意味ではありがたいのですが、出来るだけ手間をかけたくない人にとっては、ちょっと面倒です。
自己発送になる
メルカリで販売する場合、基本的には自己発送になります。
そのため、発送の手間がかかるのがデメリットです。
ただし「あとよろメルカリ便」という売れたあとの梱包・発送を代行するサービスを利用することもできます。
せどりの最初の販売先はAmazonがおすすめな理由
せどりをするなら、最初の販売先はAmazonがおすすめです。
理由は以下です。
- Amazonせどり向けツールが豊富
- FBAを使えば時間を節約できる
Amazonせどり向けツールが豊富
まず何よりも、商品のリサーチから販売、管理までツールが豊富なので、せどりで稼ぎやすい環境を作りやすいです。
それに対しAmazon向けアプリを使えば、スマホでバーコードを読み込めばAmazon出品者との価格差、利益計算、売れ行きなどサクッと確認することができます。
ツールの豊富さで圧倒的メリットがあります。
「せどりのツールにはどんなものがあるの?」という方は、せどりを効率化するおすすめツール13選!を参考にしてみてください。
FBAを使えば時間を節約できる
FBAを使えば商品の梱包・発送から返品・返金の対応まで、すべてAmazonが代行してくれます。
FBAを利用することによって大幅に時間が節約できるので、本業が忙しくてあまり時間が取れないという人に最適です。
時間が限られている中でせどりをする場合、梱包や発送など誰でもできる仕事は他に任せてしまうほうがいいです。
FBAであればすべてを代行してくれるので、自分の時間を作りだすことができます。
せどりの販売先に関するよくある質問
Amazonとメルカリだったらどっちがいい?
Amazonのほうが、高く売れる商品は多く販売力も強いと思います。
しかし、最近ではメルカリのユーザー数が増えてきていて、かなり売れやすい状況になってきていると実感しています。
同じ商品をAmazonで数点、メルカリでも数点出品したのですが、売れていくスピードはあまり変わりませんでした。
ちなみにこの商品は、仕入れ値が5000円で以下の販売実績になりました。
- AmazonでFBA利用、9800円販売で利益2700円
- メルカリで自己発送、9800円販売、利益3500円(送料計算済み)
同じ販売価格でしたが、メルカリのほうが手数料が安い分、1商品あたりの利益が800円多かったです。
商品にもよりますが、Amazon相場より高い商品なんかもあります。
このように、Amazonで出品するよりメルカリで出品するほうが利益が残る場合もあります。
とはいえ、自己発送の手間や仕入れツールなどの兼ね合いもあるので、まずはAmazonから始めるのがおすすめです。
ラクマってどうなの?
ラクマもせどりの販路としての候補になりますが、おすすめはしません。
なぜなら、あまり売れないからです。他の販路に比べてユーザー数が少ないのが原因かと思います。
私の体感ですが、メルカリに比べると1/3くらいしか売れません。
とはいえ、ラクマには以下のようなメリットもあります。
- 販売手数料が安い
- 購入申請を設定できる
- ポイント還元や割引キャンペーンが定期的にある
「そんなに売り急いでいない」「楽天ポイントとうまく絡めたい」という場合は利用してもいいかもしれません。
ラクマは全然売れないということについては、ラクマは全然売れない理由と解決方法【見切りも大事です】で解説しています。
せどりの販売先まとめ
せどりにおすすめの販売先とそれぞれの特徴を紹介してきました。
結論は、まずはAmazonから始めて、慣れてきたら他の販売先(ヤフオク・メルカリ)も利用するといった流れがおすすめです。
販路を1つにすると依存度が高くなって、アカウント停止された時のダメージは大きいというデメリットはあります。
しかし、最初から販売先を複数にしてしまうと管理が大変になります。
なによりAmazonは以下のメリットが大きく、せどり初心者にとっても大きな味方になってくれます。
- ツール類が豊富でせどりで稼ぎやすい
- 圧倒的な集客力で商品が売れやすい
- FBAを利用すれば時間の節約になる
まずはAmazon1本に絞って展開して、余裕ができてきたらヤフオク、メルカリと広げていきましょう。
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