仕入れ判断ツールとして定番の「NEWTYPEデルタトレーサー」の開発チームが手掛ける、電脳リサーチツール「DELTA GIGA(デルタギガ)」。
「DELTA GIGA(デルタギガ)」は、デルタトレーサーの上位版にあたり、デルタトレーサーに電脳リサーチ機能が追加されたものです。
- DELTA GIGA(デルタギガ)ってどんな機能があるの?
- DELTA GIGA(デルタギガ)を実際に使ってみた感想を知りたい
このように思っている方もいるかと思います。
本記事では、「DELTA GIGA(デルタギガ)」の機能について紹介したいと思います。
DELTA GIGA(デルタギガ)の基本情報
DELTA GIGA(デルタギガ)とは
DELTA GIGA(デルタギガ)は、デルタトレーサー開発チームが手がけるネットショップ全頭リサーチツールです。
対象ショップは、楽天市場、ヤフーショッピングで、1分間で1300件の高速リサーチができるのが特徴。(ただし、商品ページにJANコード登録のない商品はリサーチ対象外)
Webツール(ブラウザで動作)なので、24時間・365日休むことなくリサーチを行ってくれます。
わざわざツールを立ち上げておくといったことも不要なので、パソコンやスマホの電源を切っていてもOK。
DELTA GIGA(デルタギガ)はWebツールなので、リサーチをかけたあとはほったらかしでいいのが嬉しいところですね。
料金
DELTAGIGAの利用料金は、月額10,800円(税込)です。
無料お試し期間もあり、4日間無料で利用できます。
お試し期間中の解約であれば、料金は発生しません。
DELTA GIGA(デルタギガ)の機能
DELTAGIGAは、NEWTYPEデルタトレーサーの上位版の位置付けなので、デルタトレーサーのWebサイトから利用することができます。
DELTAGIGAは、以下の4つの機能を備えています。
- ネットショップリサーチ
- 独自ネットショップリサーチ
- Amazonハック(ライバルリサーチ)
- 楽天ハック(ストアリサーチ)
いずれの機能も1分間に1300件の高速リサーチができます。
また、検索結果には「利益率」「販売価格帯」「ランキング」などのフィルター機能があるので、検索結果からさらに絞り込みが可能です。
それぞれの機能を紹介していきます。
ネットショップリサーチ
ネットショップリサーチ機能は、デルタトレーサーのデータベースに蓄積されている1000万点以上のAmazon商品データをもとに、楽天市場とYahoo!ショッピングから差額の取れる商品を抽出する機能です。
データベースに蓄積されている商品データは、日々増えているとのこと。
すでにDELTAGIGAでリサーチ済みの商品一覧が、常時13,000点以上表示されます。
検索された商品情報は、上部と下部の2段構成になっています。
商品データの上部には、以下のデータが表示されます。
- Amazon商品情報
- 各種ネットショップリンク
- Amazon価格(新品最安値、カート価格、中古最安値)
- 損益分岐点(FBA、自己発送)
- Keepaグラフ
商品データの下部には、以下のデータが表示されます。
- ネットショップ登録情報
- 利益額
- 利益率
この一覧からフィルタリングを行い、自分の条件に合った商品を検索していく流れになります。
フィルタリング機能は、画面上部に配置されていて「メインフィルター」と「サブフィルター」に分かれています。
絞り込みの順番としては、「メインフィルター」の絞り込みをしてから、「サブフィルター」で絞り込みを行う流れになります。
「メインフィルター」のフィルタリングは以下の項目で行うことができます。
- 検索キーワード
- 除外キーワード
- ショップ指定(楽天市場 or Yahoo!ショッピング)
- ストアコード絞り込み
- Amazon在庫切れのみ表示
- 除外カテゴリ(5つまで指定可能)
- 利益率(%~%)
- 新品価格(円~円)
- 中古価格(円~円)
- 新品出品者数(件~件)
- 中古出品者数(件~件)
- ランキング(位~位)
- 90日平均ランキング(位~位)
- 並び替え(ランキング、価格、出品者数)
「サブフィルター」では、以下の項目の絞り込みができます。
- 楽天市場のみ検索
- Yahoo!ショッピングのみ検索
- 送料関係なく表示、送料込みだけ表示
- 新品のみリサーチ、中古のみリサーチ
- FBAなしのみリサーチ、FBA含めて表示
フィルタリングをすることで、自分の基準に合う商品に絞ることができるため、リサーチの効率化に繋がりますね。
独自ネットショップリサーチ
独自ネットショップリサーチは、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」以外のショップを対象としたもの。
大型モール・家電量販店・ホームセンターなど31のECサイトの商品データを取得し、Amazonとの価格比較を行い差額商品を抽出する機能です。
対象となっている31のECサイトは以下。
- トイザらス
- イーカプコン
- あきばお〜
- あみあみ
- ゲーマーズ
- ムービック
- Qoo10
- ひかりTVショッピング
- Dショッピング
- イオンスタイルオンライン
- アスクル
- LINEショッピング
- HMV
- たのめーる
- Honyaクラブ
- ECカレント
- ポンパレモール
- カインズ
- DCMオンライン
- コーナンeショップ
- KOMERI.com
- ナフコオンライン
- ロイモール
- EDION
- ケーズデンキ
- ノジマオンライン
- TSUKUMO
- WINK DIGITAL
- キャスティングオンライン
- FISHING遊
- ぶんぶんタックル
「独自ネットショップリサーチ」の使い方は、ネットショップリサーチ同様に、フィルター機能を使って絞り込みを行いましょう。
Amazonハック(ライバルリサーチ)
Amazonハックは、いわゆるセラーリサーチ機能です。
指定したライバルセラーの出品情報を全て取得して、楽天市場、Yahoo!ショッピングとの価格比較を行います。
セラーIDを入力して、リサーチをすればOKです。
検索結果一覧が表示されます。
あとはフィルタリングで条件を指定して、絞り込み検索をすればOKです。
価格差がある商品を抽出することによって、利益が取れるのであればそのまま仕入れが可能となります。
手動によるセラーリサーチより圧倒的に速いのがメリットですね。
ちなみにですが、ライバルリサーチの検索結果一覧は、過去にリサーチした全てのセラーリサーチ結果が表示されます。
特定のセラーだけ見たい場合は「セラーを絞り込む」ボタンでセラーを指定しましょう。
また、商品情報はCSV出力が可能です。
利益商品のリピートリスト構築などに利用できますね。
楽天ハック(ストアリサーチ)
楽天ハックは、楽天市場に出店している個別ストアをリサーチする機能です。
楽天市場に出店しているストアのIDを指定すれば、そのストアの全商品とAmazonとの価格比較を行ってくれます。
ストアIDを入力して「入力したショップをリサーチ」ボタンをクリックします。
検索結果一覧が表示されます。
あとはAmazonハックと同様に、フィルタリングで条件を指定して、絞り込み検索をすればOKです。
DELTA GIGA(デルタギガ)を使ってみた感想
デルタギガを使ってみた感想として、メリット・デメリットを紹介したいと思います。
デルタギガのメリット
リサーチ時間の短縮
ネットショップリサーチ、Amazonハック(セラーリサーチ)、楽天ハックなど、自動でリサーチしてくれるのはやはり便利です。
高速リサーチなので、手動でリサーチする場合に比べて大幅にリサーチ効率を上げることができます。
リサーチはデルタギガにお任せして、空いた時間は他の作業にあてることができます。
電脳が苦手という人でもOK(きっかけ作りにも良い)
リサーチは勝手に行ってくれるので、電脳仕入れが苦手という人でも仕入れのハードルが一気に下がります。
私も実際に経験していますが、店舗せどりしかしていない人が、いきなり電脳仕入れをしようとしてもハードルが高いですよね。
それで仕入れがなかなかうまくいかなくて、結局挫折してしまうなんてことにも。
自動リサーチツールのデルタギガであればそういったことは防げるので、電脳仕入れのきっかけ作りにも最適です。
デルタギガのデメリット
フィルタリングがやりにくい
デルタギガは、フィルタリングの使い勝手がイマイチです。
スクロールをしなければ設定をすることができません。もう少し見える情報を多くして、スクロールなしでフィルタリング設定できるようにして欲しいです。
また、フィルタリングボタンの配置がごちゃごちゃしてるのも微妙です。
ちなみにセドリオンはこんな感じで、フィルタリング設定しやすいです。
デルタギガのほうが使い勝手が悪いので、フィルタリング設定をもう少し改善してほしいところです。
月額が高いので初心者向きではない
月額が10,800円(税込)なので、資金の少ない初心者には向いていません。
デルタギガを使わなくても電脳せどりで稼いでいくことはできます。
電脳リサーチのサブとしてツールを探している人のなかでも、資金に少し余裕がある人向けです。
中古仕入れに向いていない
デルタギガはいまのところ、中古せどらーにとっては大きなメリットはありません。
例えばですが、楽天ハックで「ゲオオンライン」をリサーチした場合(フィルタリングは利益率5%以上)、以下の結果になります。
※Amazonハックでも中古セラーをリサーチすると同様の結果。
フィルタリングを解除すると、赤字商品ばかりが一覧に表示されます。
というのも、デルタギガのリサーチ対象はあくまで新品であって、中古最安値は比較して抽出していないからだと思います。
中古を探すなら、ネットショップリサーチでサブフィルター「中古のみ表示」にすれば、中古商品も抽出されます。
ただこの場合、効率が良いとは言えないですよね。
中古せどらーにとっては、新品も取り組みたいといった場合を除いて、今のところデルタギガの恩恵はあまり受けられないといえます。
いずれ対応されるとは思うので、中古せどらーの方はそれまで待った方がいいと思います。
DELTA GIGA(デルタギガ)のよくある質問
NEW TYPEデルタトレーサーの料金も発生しますか?
デルタギガにはNEWタイプDELTAトレーサーの利用料金が含まれています。
そのため、別途契約する必要はありません。
DELTA GIGAはMacでも使えますか?
DELTA GIGAはブラウザで動作するサービスなので、WindowsでもMacでも利用できます。
DELTA GIGAの解約は簡単にできますか?
デルタギガは、簡単に解約できます。
- インフォトップの購入者ページにアクセス
- 「月額課金サービス」を選択
- デルタギガの「退会する」ボタンをクリック
以上でデルタギガの解約ができます。
まとめ
DELTA GIGA(デルタギガ)の機能や使ってみた感想について紹介してきました。
同様のツールにセドリオンがありますが、セドリオンに比べてもリサーチスピードは圧倒的に速いです。
また、「ブラウザ上で使える」「複数のリサーチ方法にも対応している」のがメリット。
もちろん、デルタギガを使えばガンガン仕入れが出来るというものではありません。
自動でリサーチはしてくれるものの、あくまで差額のある商品を絞り込んでくれている状態です。そこからフィルタリングなり、還元ポイントなどを計算して利益商品を探していく形になります。
デルタギガをメインのリサーチに使うのではなく、あくまで普段のリサーチのサブ的な位置付けですね。
新品を扱っている人は、最初の4日間の無料期間を利用して、使い勝手を確かめてみるといいかと思います。
中古の仕入れはいまのところ厳しいのでおすすめしません。
使い勝手としてはまだ粗削りなところがありますが、中古対応も含め徐々に改善してくれることを期待したいです。
4日間無料で利用できるので、気になる方はまずは無料で試してみてください。
また、今後もアップデートは重ねていき以下の機能を搭載予定とのこと。
- JAN登録のない商品のデータ取得
- 比較対象設定「新品最安値、カート、2番安」に対応
- 最終販売価格に対応(在庫切れ商品の過去の販売価格を参照する)
今後のアップデートにも期待したいところです。
以上、デルタギガの紹介でした。
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