- 近場に店舗がないから電脳仕入れをするしかない
- 電脳せどりが苦手だから何かいいツールないの?
- ネットリサーチの時間を節約したい
そんな方におすすめなのが、Yahoo!ショッピング・楽天市場を対象として自動リサーチしてくれる電脳仕入れツール「セドリオン」。
セドリオンを実際に使っている経験から言うと、セドリオンを使えば「ガンガン電脳仕入れができる」という夢のようなツールではありません。
しかし、1日の仕入れ量は少ないかもしれませんが、毎日リサーチを実行することで1ヶ月単位でみれば「着実に仕入れ量アップに繋がる」ツールです。
そんなセドリオンについて、こんな疑問を持っている人もいるかと思います。
- セドリオンってどんなツールなの?
- セドリオンのメリット・デメリットを知りたい
- セドリオンって稼げるツールなの?
そこで本記事では、セドリオンを実際に使ってみた感想やメリット・デメリットを紹介したいと思います。
セドリオンの機能・使い方・注意点
セドリオンの機能、使い方、注意点を解説します。
セドリオンってどんなツール?
セドリオンはYahoo!ショッピング・楽天市場を対象とした電脳仕入れツールです。
基本機能は以下のとおり。
例えば、楽天市場のブックオフから、Amazonと価格差のある商品を抽出するといった感じですね。
あくまで、価格差のある商品を抽出するだけなので、利益が取れるかどうかは自分で判断しなければいけません。
気になるセドリオンの価格は、2020年5月時点で19800円の買い切りです。
使い方
セドリオンの使い方はいたってシンプルです。
- ショップIDを検索窓に入力してサーチ開始
- サーチ終了後、フィルター機能を使って絞り込みを行う
- 実際に利益がでるか各商品をチェックする
実際の流れを解説したいと思います。
今回は、Yahoo!ショッピングの「ブックオフ」をサーチしてみます。
まずはセドリオンを起動し、Yahoo!ショッピングにおけるブックオフのショップIDを検索窓に入力します。
ショップ情報が表示されるので「クローリング開始」をクリックします。
クロール完了後、フィルター機能を使って絞り込み(ランキング、利益額、利益率など)を行います。
あとは各商品ごとに、Amazon出品一覧をみたり、Keepaやデルタを使って利益が出るかチェックしていく流れになります。
検索結果下部のボタンから、ショップページを表示したり、Amazonページを表示したり、料金シュミレータを表示することができます。
セドリオンを使う時の注意点
セドリオンを使う時の注意点を解説します。
購入後すぐに使えるわけではない
購入からすぐに利用できるわけではなく、メールでアクセスキーが送られてからでないと利用することはできません。
私の場合は、購入からアクセスキーが送られてくるまで7時間ほどかかりました。
※無料期間の場合はアクセスキーが不要です。
すべての商品をリサーチできるわけではない
商品詳細にJANコードが登録されていないものはリサーチできません。
なので、商品ページにJANコードが表示されていないものはリサーチ対象外となります。
JANコードを表示していない店舗もあるので注意が必要です。
FBA大口契約が必要
セドリオンを利用するにはFBAの大口契約が必要です。
※MWS APIが必要なため。
小口契約の方は使うことができないので注意が必要です。
セドリオンのメリット
セドリオンを実際に使ってみて感じたメリットを解説します。
リサーチ時間の短縮
ショップごとに自動でリサーチしてくれるので、手動でリサーチする手間を省くことができます。
手動でリサーチするのは面倒ですが、セドリオンであればリサーチ時間の短縮に繋がります。
何かの作業をしている間とかに、セドリオンでリサーチしておけばいいので、作業の効率化にもなります。
買い切り
ツールによっては月額制のものもありますが、セドリオンは買い切りとなっています。
1回買ってしまえばずっと使い続けることができるので、それ以上のコストがかかるわけではありません。
19800円の元もすぐに回収できるので、電脳ツールとしてはかなりお得です。
また、セドリオンには5日間の無料期間がありますが、5日間を過ぎたらライセンスキーを入力しないと使えなくなるだけなので、勝手に料金を取られることはありません。
5日間の無料期間でセドリオンを気に入ったら、購入ページからライセンスキーをご購入すればOKです。
セドリオンのデメリット
セドリオンを実際に使ってみて感じたデメリットを解説します。
とにかく遅い
デメリットは何といってもとにかく遅いことです。
1店舗のリサーチが完了するまでに、数時間かかるのは当たり前。
ヤフーショッピングのブックオフをリサーチしたら、サーチ時間はなんと24時間。
丸1日かかってしまいました。。。
一度にリサーチできるのは1店舗
一度にリサーチできるのは1店舗ずつになります。
複数の店舗をリサーチする場合は、その分ライセンスを購入するしかないとのこと。
リサーチスピードが遅い上に、1店舗ずつしかリサーチできないのであれば、1日家にいた場合でも3~4店舗がいいところといった感じです。
中古の場合はフィルタリングがイマイチ
中古で利益を取るには、Amazon最安値との価格差を見るだけではありません。
例えばこちらの商品。
Amazonとの価格差はマイナスになっていますが、実際は利益が取れる商品です。
ディスク系せどらーにとっては定番商品ですが、本記事を書いている現在の出品状況であれば、
- 「FBA、良い、写真付き」で8000円くらい
- 「FBA、非常に良い、写真付き」で1万円くらい
で販売できる商品です。
単純に価格差を見ているだけでは、こういった商品を見逃してしまいます。
セドリオンのフィルタリングは中古せどり向きではないと言えます。
粗利がマイナスの商品をチェックしていると、かなりの労力を費やすので、中古せどらーの場合はこれは割り切るしかないです。
フィルター条件に中古コンディションを指定できるようになるといいのですが。
セドリオンに関する気になるQ&A
実際にどのくらい仕入れられるのか
実際にセドリオンを使うことで、1日あたりどのくらい仕入れができているかというと、
1日あたり1、2店舗リサーチして、2〜3商品の仕入れ
といった感じです。
※人それぞれ仕入れ基準とかは違うので、当然仕入れ点数は変わってくると思います、毎日仕入れができるわけでもありません。
かなり少ないように思いますが、セドリオンのクロール後の手動によるリサーチは15分くらいあれば終わるので、悪くはないかなと思っています。
1日あたりの仕入れ数は少ないですが、1ヶ月あたりで見れば確実に仕入れ量アップにつながっています。
どんな商品が仕入れられるのか
セドリオンでリサーチして仕入れた商品を紹介します。
大きな利益の取れるものはありませんが、1000円~2000円くらいの利益であれば、仕入れることができます。
※ちなみに私の仕入れ対象は中古メディアです。
●THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015 Live Blu-ray Day1
3600円仕入れ→7200円販売
利益:1900円
セドリオンを使った仕入れでは、中古CD、DVDの仕入れが多いです。Yahoo!ショッピングや楽天市場からの仕入れなので、さらにポイントも還元されます。
●ことばのパズル もじぴったんWii デラックス
1361円仕入れ→3680円販売
利益:1400円
こちらはゲオオンラインで仕入れたもの。普段ネットでゲームソフトを仕入れることはしませんが、セドリオンを使えば仕入れ対象外のジャンルもリサーチに引っかかってくるので利益が取れます。
セドリオンを使ってみた感想まとめ
セドリオンを実際に使ってみた感想を紹介します。
結論としては、セドリオンを使う価値は十分にあります。
しかし、リサーチ速度は遅いので、セドリオンを使って「ガンガンリサーチするぜ!」といった使い方はできません。
セドリオンの使い方としては、以下のような感じになると思います。
仕事など何か作業をしている間や、寝てる間にリサーチをかけておいて、時間のあるときに利益商品をチェックする
有名な電脳ツールだったので期待が大きすぎたのかもしれませんが、電脳仕入れのプラスになるツールであることは間違いありません。
1日当たりの仕入れ量はたいしたことはありませんが、1か月単位で見れば十分に仕入れ量アップにつながります。
ただ、冒頭でも説明しましたが2020年1月中旬で販売終了となり、月額制のセドリオンProへの完全移行となりました。
セドリオン以外にも「電脳せどりの効率がアップするツールを知りたい」といった方は、こちら「せどりの効率アップに最適なおすすめツール」もぜひ参考にしてみてください。
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