【歴10年が語る】せどりは大変!やめたほうがいいと言われる10の理由

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副業として人気の高まっているせどりですが、「せどりで稼ぐのは大変」「せどりはやめたほうがいい」と言われることも多いです。

実際にせどり歴10年の私から見ても、せどりは他のビジネスに比べて稼ぎやすくはあるのですが、ネガティブな一面も確実にあります。

  • せどりに興味があるんだけど実際どうなの?
  • 「せどりはやめたほうがいい」って聞くけど理由が知りたい
  • 現役せどらーの本音も聞きたい

このように思っている人も多いかと思います。

そこで本記事では、せどりはやめたほうがいいと言われる理由を解説したいと思います。

目次

せどりは大変!やめたほうがいいと言われる理由

肉体労働でしんどい

せどりは肉体労働的な側面が大きいです。店舗で仕入れをする場合、仕入れた商品を持ちながら移動をしなければいけません。

「電脳仕入れをしている」「店舗仕入れをするけど車を持っている」といった方は、重い荷物を持ち運ぶということはありませんが、電車移動のせどらーなどは荷物の持ち運びが大変です。

仕入れ量が多い日だったり、重い商品を仕入れた場合はけっこう苦痛です。

それに、1店舗目でそれなりに仕入れができたはいいけど、2店舗目、3店舗目とほとんど仕入れができなかった場合は「最後の2店舗はただ重い荷物を運んだだけじゃん」となってしまい精神的負担も加わります。

このように、その日の仕入れの流れによっても負担が変わってきます。

そもそもの話ですが「店舗でずーっと立ちながら商品のリサーチ・仕入れ、そして次の店舗へ移動」を繰り返すので、荷物を持っていなくても疲れます。

年齢が若いうちはいいかもしれませんが「年齢を重ねたときに、せどりで稼ぐのは果たしてどうだろうか?」という思いはあります。

そのため、私のような電車せどらーは、どうやって負担を減らすのかを考える必要があります。具体的な方法は別記事にて解説しています。

検品、出品、梱包、発送など単純作業が多い

せどりで稼ぐには、仕入れ以外にもたくさんの作業をしなければいけません。

基本的には、以下の作業をする必要があります。

せどりでやるべき作業一覧
  • 出品作業
  • 検品・クリーニング(中古の場合)
  • 梱包・発送
  • 在庫管理
  • 価格改定
  • 購入者の問い合わせ対応

これらの工程は地味な単純作業なので、面白みを感じない上にそれなりに時間を要する作業です。

体力的にきついというより、精神的にきつい作業になります。取り扱い点数が多くなればなるほど、よりしんどくなってきます。

せどり歴10年の私でも、一番精神的にくるのが出品作業です。同じような作業の繰り返しで、地味で本当につまらない…。だから、私もよく未出品の在庫を溜め込んでしまうこともあります。

出品に関しては、いかにサボらず取り組めるかが大事で、出品作業がしやすい環境を作ったり、プライスターを使って出品作業を効率化するなどの工夫が必要です。

詳しくは、別記事「せどりの出品をサボらず続けるための8つのコツ」で紹介していますが、自分にあった出品スタイルを見つけることが大切です。

資産性がない

せどりは、ブログやYouTubeのような「ストック型」ビジネスとは異なり、「フロー型」だと言われます。

ブログやYouTubeの場合、収益化ができてしまえば、しばらく放置していても収益を得ることができます。

しかしせどりの場合、在庫として持っている商品がなくなったら、それ以上利益を上げていくことはできません。

「仕入れ→出品」を繰り返す必要があり、作業を止めると収入も止まってしまうため、「資産性がない」と言われます。

労働集約型のビジネスである点は常に意識し、体調管理は怠らないように注意する必要があります。体調を崩して長期間仕入れが出来なくなれば、収入はストップしてしまいます。

新規参入者が増えている

会社に頼らず稼ぎたいという人が増えてきていること、そして副業ブームもあり、ここ数年でせどりを始める人は急増しています。

そのため、ライバルが増えすぎて飽和状態となっていることからオワコンと言われることも多いです。

ただ、この点に関しては、すぐに辞めていく人も多いので大きな影響はないというのが私の実感です。

それに、10年間生き残ってきた経験から言えるのは、他のせどらーと同じ土俵で戦わない工夫をしたり、スキルの幅を広げていくと、長い期間稼いでいくことができると感じています。

私の場合は、本・CD・DVDと複数ジャンル扱ったり、ジャズ・クラシックなど他のせどらーが扱わないマイナーなジャンルでも差別化を図っています。

関連記事:【仕入れ幅を広げよう】複数ジャンル扱うことのメリットを徹底解説
関連記事:【独自路線で稼ぐ】中古せどりマイナージャンル開拓のすすめ

せどりで稼ぎ続けるためには、ライバルが増えたと悲観するのではなく、スキルアップしたり他のせどらーがやらないことをするなど、工夫をしていくことが大切です。

世間のイメージが悪い

せどりは、世間からのイメージはかなり悪いです。

最近では、転売ヤーの買い占めや高額販売がよくテレビやネットで取り上げられるようになってきました。ツイッターでも、「転売ヤー」がトレンド入りすること度々目にしますよね。

「買い占め行為」「店舗でのマナーの悪い行為」など、イメージの悪い行為が行われているのも事実です。

せどらーと転売ヤーは違うという意見もありますが、世間からしたらやっていることは同じです。

そのため、周りの人にも「副業でせどりをやってる」「せどりで生計を立てている」とは言いにくいです。

実際に私も、ごく限られた人にしか、せどりをやっていることは言っていません。

「周りに言いづらいビジネスをしていく」という覚悟も必要になってきます。

稼げるようになるまでがつらい

せどりは気軽に始められるビジネスで、結果が出るのが早く即金性も高いことから副業としても人気です。他のビジネスに比べてハードルが低いのも事実だと思います。

ただし、稼げるようになるまではかなりの苦労をします。

せどりに興味を持った人は、YouTube、ブログ、ツイッターなどがきっかけかと思いますが、いとも簡単に利益商品を仕入れているように見えます。

しかし、いざ自分がやってみたら、「がんばった割に稼げない」となることが多いです。

  • 店舗をリサーチしても全然仕入れられない
  • 慣れてきても3時間検索して利益はたったの1,500円
  • 膨大な量の商品を検索するから疲れる
  • 仕入れた後もやることは多い

実際に私も、YouTubeやブログを見て「せどりって稼げそう」と始めたタイプですが、稼げるようになるまでは苦労しました。

実際に私も経験したことですが、以下のサイクルの連続です。

  • 何をどこから検索していいかわからない
  • 検索してみても利益商品が見つからない
  • 体力的にも精神的にも疲れる
  • もうやめようかな…

これを乗り越えて少しずつ成果が出てくると、安定した仕入れができるようになってくるのですが、軌道に乗るまでに苦労します。

せどりは簡単に稼げると思いがちですが、地道に泥臭い作業をしないと稼いでいくことはできません。

Amazonで度々ある出品規制・制限や手数料値上げ

せどりの販売先はAmazonマーケットプレイスをメインとする人は多いですが、出品規制に左右されやすいです。

一部のブランド、メーカーや卸業者に発行してもらった書類を提出しなければ、商品の販売ができないものが一部あります。

年々その対象が広がっていることもあり、今までそれらの商品を扱っていたセラーにとって不利な状況になっています。

また、Amazonマーケットプレイスの手数料値上げも度々行われています。

手数料が値上げされるということは、販売した商品の利益が少なくなるので、このようなことが起こるたびに、「せどりはオワコン」「もう稼げない」と言われる原因になっています。

そのため、Amazonだけに依存するのではなく、メルカリやヤフオクなどもサブの販路として利用するのがおすすめです。

在庫を抱えるビジネスだから

せどりは商品を仕入れて販売することで稼いでいくビジネスなので、在庫を抱えることになります。

在庫リスクがあることで「利益が残らない」「商品が売れなくて仕入れ資金を回収できなかった」という可能性もあり、やめたほうがいいと言われたりもします。

実際に私も過去に「仕入れすぎて支払いが間に合わずマイナス40万」という経験があります。キャッシュフローを意識する重要性と、在庫を抱えるビジネスの怖さを体感しました。

最近の人気のある副業では、ブログ、YouTube、動画編集、プログラミングなど、在庫をもたないビジネスがほとんど。

在庫を抱えるという点においては、せどりの大きなデメリットといえます。

キャッシュフローに気を使う

在庫リスクと関連して、キャッシュフロー管理が非常に重要です。

仕入れで先にお金が出ていき、商品が売れて入金されるまでにタイムラグがあります。

もし仕入れた商品が売れなければ、仕入れに使ったお金は出て行っている状態なので、手元からお金が減っている状態ですよね。

仕入れた金額(+経費)より、商品が売れて入金される額が上回って初めて利益になります。

キャッシュフローを意識しないで何となくせどりをしていると「手元にお金が残らない」「むしろお金が減っている」なんてこともあり得ます。利益が出ているのにお金が減っている、いわゆる「黒字倒産」もありえるのが物販の怖いところです。

せどりをしている以上、常にキャッシュフローを意識しなければいけません。

せどりのキャッシュフローについては、【せどりの必須知識】キャッシュフローと利益について実例で解説!で解説しているので、不安がある方はぜひご覧ください。

玄関や部屋に商品が積み上がる・ゴミも増える

せどりである程度スキルが上がってくると、仕入れ量が増えます。

これはいいことなのですが、仕入れた商品を一時的に自宅に置く必要があり、部屋のスペースを圧迫します。

部屋が広ければいいですが、そうでない場合はちょっとしたストレスに。

また、ネットで仕入れをした場合、商品によってはダンボールで梱包されて届くので、ダンボールや緩衝材(プチプチ・紙など)のゴミが大量に発生します。

最近では「エアピロータイプの緩衝材」などもあるので余計にかさばります。

部屋のスペースを圧迫する上に、ゴミも大量に発生するのでかなり面倒です。

せどりをやめたほうがいい人の特徴

ここまでの話を踏まえ、「せどりには向いていないかもしれない」と感じる人の特徴を挙げます。

楽をしてお金を稼ぎたい人

「楽をしてお金を稼ぎたい」という人は、せどりには向いていません。

先ほども書きましたが、せどりは簡単に稼げるビジネスではありませんし、稼ぐには多くの時間と労力が必要だからです。

なかには、「簡単に10万円稼げる」といったような謳い文句の情報商材やコンサル、スクールなどもあるようなので注意が必要です。

長時間の単純作業が嫌いな人

長時間の単純作業が嫌い・苦手な人は、せどりに対して嫌気を感じてしまうかもしれません。

というのも、せどりは仕入れの他にも検品、出品、梱包、発送、価格改定、在庫管理などの単純作業が必要だからです。

これらは面白みのない作業でもあり、たくさんの時間と労力をかける必要があります。

「仕入れは好きだけど、出品以降の作業は嫌い」という人は私を含めて多いです。こういった場合は、ツールを使って少しでも効率化したり、外注化をして手放しにするなどの対応が必要です。

長時間の単純作業をある程度は苦痛なくこなせる人でないと、せどりはつまらないものに感じてしまう可能性があります。

お金の管理が苦手な人

せどりは、商品を仕入れて販売することで利益を得ていくビジネスです。

そのため、「キャッシュフロー管理」が非常に重要になってきます。

キャッシュフロー管理ができないと、「手元にお金が残らない」「どんどんお金が減っていく」といったことにもなりかねません。

お金の管理がずさんだったり苦手だと、せどりで稼いでいくのが難しい可能性があります。

プライベートの時間を確保したい人

「プライベートの時間を優先したい」「趣味の時間を優先したい」といった方はせどりはやめた方がいいかもしれません。

というのも、せどりはやるべき作業が多いので、プライベートの時間をそれなりに削る必要があるからです。

特に副業でせどりをやる場合、本業が終わってから仕入れやその他の作業をこなしていく必要があります。

そもそも残業が多く、自分の時間があまり確保できない方がせどりを始めてしまうと、ハードな生活になりかねません。

実際に私も副業でせどりをしていたときは、「本業の仕事とせどりしかしていない」といった時期もあります。(とはいえ、せどりは趣味みたいなものだったので楽しかったですが)

そのため、残業が少なく本業後の時間に余裕がある方におすすめです。

せどりは大変だけど個人で稼ぐにはおすすめな理由

ここまで「せどりはやめたほうがいいと言われる理由」を紹介してきました。

とはいえ、副業としておすすめされることも多く、雑誌でも良く紹介されていますね。実際に副業でせどりを始める人も多いです。

では、なぜせどりが副業でも人気があるのか?

理由はシンプルで、個人で稼ぐ方法としては割と優秀だからです。私がせどりを10年続けている理由もこれです。

せどりのメリット
  • 収益化が早い
  • 自分の行動量に対して収入が得られる
  • 他のビジネスに比べてハードルが低い(稼ぐための情報・ツールが多い)
  • ポイントが大量ゲットできる
  • 個人で稼ぐスキルが身に付く

これまで説明してきたように、せどりにはネガティブな面があるものの、「他のビジネスに比べれば稼ぐハードルは低い」「収益化も早い」といったメリットがあります。

ブログ・アフィリエイトやYouTubeは、結果が出るまで半年・1年は当たり前の世界。それに比べると、せどりは2~3か月と圧倒的に早いです。

また、せどりは「物販」なので学べることも多いです。

  • 世の中の需要を判断するスキル
  • 商品を売れやすくするためのスキル
  • キャッシュフロー管理
  • 一人経営スキル
  • お得に買うスキル
  • ポイントを効率的にためるスキル

私自身、副業でせどりを始めましたが、本業とは違ったビジネスを学べて新しい視点を身につけることができました。

利益商品を見つけるという「お宝探し」感覚なのも面白いところです。

加えて、仕入れで普段では使わないような金額を使うので、ポイントが大量にたまります。このポイントで自分にご褒美を買ったり、マイルで旅行に行ったりもできます。

まとめ

「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由を解説してきました。

せどりに対してネガティブなイメージを持つ人は多いですが、ネガティブな意見を持っている人が多いからこそチャンスとも言えますね。

とはいえ、せどりは簡単に稼げるわけではありませんし、泥臭い作業もしていかなければいけません。

もちろん、本記事で紹介したようなネガティブ要素が嫌で、実際に辞めていく人もいます。

逆に、ネガティブな要素がありつつも、せどりで稼いでいるせどらーもたくさんいます。

自分と合う合わないはあると思うので「せどりのネガティブなことはあまり気にならない」「ちょっと興味があるからせどりをやってみたい」という方は、まずは試しに始めてみるのもいいかもしれません。

何ごともまずは行動・経験してみるのが大事だからです。

以上、せどりはやめたほうがいいと言われる理由の解説でした。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 記事を読んで、どれも、まったく、その通りだと思いました。なのに、このような記事を、あまり見かけないのは、コンサルやってるような方は、生徒を集めたいから、たいてい、マイナスの部分は言わずに、プラスの部分しか言わないからなんでしょうね。そういう意味で、この記事は、せどりのマイナス部分のリアルな感想だと思います。

    • せどりで稼ぐのって結構大変ですからね。ネガティブな部分を受け入れた上で、楽しんで稼いでいければと思います。

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