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【せどりの必須知識】キャッシュフローと利益について実例で解説!

2020年7月22日

せどりをしていると「キャッシュフロー」や「利益」という言葉をよく聞くと思います。

ただこの「利益」というのは、その月の売り上げに対しての利益なのか、キャッシュフローとしての手残りを利益としているのかは曖昧なところがあります。

ほとんどの人が「売り上げに対する利益」にばかり意識が向いていると思いますが、本当に重要なのはキャッシュフローとしての手残りがあるかどうかです。

というのもクレジットカードで仕入れをしていると、仕入れ代の支払いは後になってやってくるので、Amazonからの入金のタイミングを考えないと、最悪お金が減ってしまうということになるからです。

本記事では、せどりの必須知識である「キャッシュフローと利益」について実例で解説したいと思います。

キャッシュフローと利益について実例で解説

キャッシュフローと利益について実例で解説します。

売り上げに対する利益とは

例として私の2020年6月のAmazon実績です。

売り上げが250万円で、利益82万円です。(経費は未計算)

ネット上ではこの売り上げに対する利益が強調されることが多いです。

売り上げに対する利益はせどりをしていく上で1つの指標ではありますが、この利益だけに意識が向くのはよくありません。

というのも、利益が82万円でたからといって、手元に82万円残るでしょうか?

ほとんどの人の答えは「NO」だと思います。

実際に私の答えもNOです。

これは売り上げに対しての利益が82万円というだけであり、手元に82万円が残ったというわけではありません。

ここで考えなければいけないのがキャッシュフローです。

キャッシュフローとしての手残りとは

Amazonせどりをしていて、クレジットカードを使った仕入れをしていれば、売り上げに対する利益と、手元に残るお金の額に違いがでてきます。

ここで意識しなければいけないのがキャッシュフローです。

Amazonせどりにおいてのキャッシュフローは以下のこと。

当月のAmazonからの入金 - 当月のクレジットカードの引き落とし額(先月の仕入れ代+経費)

この結果がいわゆる手元に残るお金ですね。

クレジットカードで仕入れをしていると、当月のクレジットカードの支払いは、基本的には前月の仕入れ代+経費になりますよね。

そのため、当月の売り上げに対する利益と、キャッシュフローとしての手残り額に違いが出てきます。

先ほど紹介した売り上げに対する利益は82万円でしたが、実際に手元に残ったお金はいくらなのか、ざっくりですが実際の数字で紹介します。

【2020年6月のキャッシュフロー】

  • Amazonからの入金が161万
  • クレジットカードの引き落としが95万(5月の仕入れ代90万+経費5万)

手残り:161万 – 95万円 = 66万円

6月に手元に残るお金は66万円になります。

私は専業なので、ここから生活費や税金を払っていくわけですね。

売り上げに対しての利益は82万円ですが、手元に残るお金は66万円と大きな違いがあります。

売り上げに対する利益しか見ていなくて、キャッシュフローとしての手残りを意識してない人は多いです。クレジットカードを利用している場合は、このことを意識することが非常に重要になってきます。

重要なのはキャッシュフロー

売り上げに対する利益だけを重視しているとダメな理由を解説します。

仮にですが、5月の仕入れと6月の売り上げが以下の場合を考えてみます。

5月はクレジットカードで150万円仕入れたとすると、6月の支払いは150万円になります。

6月のアマゾン売り上げが250万円(利益82万円)で、入金が161万円です。

仕入れ金額の引き落としと、アマゾンからの入金を計算すると手元に残るお金は11万円ということになります。

Amazon入金額161万円 – クレジットカード支払い150万円 = 11万円

利益82万円に対して、手元に残るお金はたった11万円です。

この数字をみてどう感じるでしょうか?

ちょっと寂しいですよね。稼いだ気にはなれないと思います。

仮に専業せどらーだとしたら、生活できるレベルにないですよね。

さらにですが、5月の仕入れと6月の売り上げが以下の場合を考えてみます。

5月はクレジットカードで200万円仕入れたとすると、6月の支払いは200万円になります。

6月のアマゾン売り上げが250万円(利益82万円)で、入金が161万円です。

どうなるかは、もうおわかりですよね。

さすがに「利益82万円だ、やったー!」なんて言える状況ではないです。

仕入れ金額の引き落としと、アマゾンからの入金を計算すると手元に残るお金は-39万円ということになります。

Amazon入金額161万円 – クレジットカード支払い200万円 = -39万円

利益は82万円出ているのに、手元からはお金が39万円減っていることになります。

こういったキャッシュフローは最悪な状態です。

この状態が続いて、いよいよ支払いや返済にあてる現金が足りなくなってしまうと「黒字倒産」ということになってしまいます。

売り上げに対する利益よりも、キャッシュフローを意識しなければいけないことがお分かりいただけると思います。

INとOUTを意識すること

キャッシュフローを考える上で大事なのは、次の2点を把握しておくことです。

  1. 来月はクレジットカードの引き落としがどのくらいあるか
  2. そしてAmazonの入金がどのくらいありそうか(入金額は直前までわからないので、ある程度の予測になります)

まずクレジットカードの引き落とし額ですが、これは把握しておくことができます。

例えばですが私の場合、7月は約139万円(6月の仕入れ133万円+経費6万円)の引き落としがあります。

次に把握しておかなければいけないのが、7月におけるAmazonからの入金がいくらになるか。

※昔からAmazonせどりをしている人は、入金タイミングを自在に調整できる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は2週間に1回かと思います。

そして当月のAmazonからの入金は直前までわからないので、ある程度の予測で判断するしかありません。

私の場合、7月の1回目の入金は約100万円が確定しています。

少なからず、2回目の入金が39万円はないと手元からお金が減ってしまうことになります。

ただし考えなければいけないのが、専業せどらーの場合は生活費や税金を考慮しなければいけないので、プラマイ0でもアウト。

2回目の入金は90万円は欲しいところ。

仮に7月の入金額合計が190万円(100万+90万)の場合、7月の手残りは51万円になります。

90万円の入金が欲しい場合、2回目の決済期間の2週間で120万円くらいの売り上げが必要となってきます。(※決済額への反映タイミングによってズレはでてきますが)

ここで資金のある人とない人ではやるべきことが異なってきます。

資金力があれば2回目の入金が多少は少なくても問題はありません。

しかし、手元の資金に余裕がない人は、生活費を残すために何がなんでも目標の入金額を達成する必要があります。損切りしてでも現金を確保する必要が出てきます。

こうしたお金のINとOUTをしっかり把握しておくことが、せどりをしていく上では重要となってきます。

また、1日〜月末までのいわゆる月商は1つの指標ですが、決済サイクルに合わせた売り上げの方が大事なのがわかるかと思います。

【例外】拡大フェーズの場合はキャッシュフローが悪くてもいい

初心者せどらーの場合など、せどりの規模を大きくしていく場合には、キャッシュフローが悪くなってもOKです。

例えば、10万円の仕入れをして、キャッシュフローとして手元に5万円が残った場合、この5万円を次の仕入れ資金に回します。

手元に残った5万円を資金に使ってしまうわけですから、手元にお金が残っていないのと同じですよね。

しかし、5万円を仕入れ資金に追加したことにより、翌月は15万円の仕入れができます。

仕入れ額が増えたことで、売上も上がり入金が増えて、プラス10万円手元に残ったとします。

その残った10万円をさらに次の仕入れ資金に回す。

これを繰り返していくことで、せどりの規模を拡大していくことができます。

せどりを始めた頃は、手元にお金が残っている気がしないというのは、規模が拡大しているためよくあることです。

ある程度の規模になったら(自分が目標としていた数字)、ここからは仕入額を増やさず、手元にお金を残しながらせどりを展開していけばOKです。

もちろん、すべて次の仕入れに回すのではなく、少しは自分のために使いながら徐々に規模を拡大していくといった感じでもいいでしょう。

ここは個人の考え方によります。

まとめ

せどりの必須知識である「キャッシュフローと利益」について実例で解説してきました。

実は私もせどりをはじめて長い間、キャッシュフローについては全く意識していなくて、毎月利益も出ていて在庫も増えているからOKと思っていました。

しかし、どうも手元にお金が残っていないなということが度々ありました。

それは、売り上げに対する利益にばかり意識が向いていて、キャッシュフローを意識していなかったからです。

キャッシュフローを意識していないと、本記事で紹介したように、

  • 手元にお金があまり残らない
  • 支払いの方が多くて、むしろ資金が減ってしまう

といったことにもなりかねません。

「今月の利益30万円達成!」と言っても、手残りが全然なかったり、むしろマイナスだったらほとんど意味ないですよね。

せどりにおいて”キャッシュフローを意識することは最重要”と言っても過言ではないので、意識していなかった人はぜひ意識してみてください。

健全なキャッシュフローを保つためにも、以下の2点が重要です。

  • クレジットカードの引き落としがどのくらいあるか
  • Amazonからの入金がどのくらいありそうか

これらを管理できるかできないかで、仕入れ内容にも影響してきますし、せどりは全く違うものになってきます。

キャッシュフローをしっかり管理して「手元にお金が残っているか」を意識してみてください。

キャッシュフローについては理解できたけど「なかなか手元にお金が残らない」といった方は、こちらの記事「せどりでお金が残らないときに見直すべき7つのポイントを解説!」も参考にしてみてください。見直すべきポイントを解説しています。

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