副業として人気の高まっているせどりですが、「せどりはやめとけ」「せどりはやめたほうがいい」と言われることも多いです。
せどりは他のビジネスに比べて稼ぎやすくはあるのですが、ネガティブな一面もあるからです。
- せどりに興味があるんだけどやめたほうがいいの?
- せどりはやめたほうがいいって言われる理由が知りたい
このように思っている人も多いかと思います。
そこで本記事では、せどりはやめたほうがいいと言われる理由を解説したいと思います。
せどりはやめたほうがいいと言われる理由

肉体労働でしんどい
せどりは肉体労働的な側面が大きいです。
特に店舗せどりの場合、店舗に行くための移動や仕入れた商品の持ち運びがあります。車を持っていればいいですが、車を持っていない場合はかなり疲れます。
仕入れの他にもやることはたくさんあります。
- 商品のリサーチ・仕入れ
- 出品作業
- 検品・クリーニング(中古の場合)
- 梱包・発送
- 在庫管理
- 価格改定
- 購入者の問い合わせ対応
商品のリサーチ・仕入れを以外は、どれも地味な単純作業なのでつまらないです。
関連記事:【これが現実】せどりで稼ぐのは大変です【楽に稼げるはウソ】
また、ネットで仕入れる電脳せどりの場合、仕入れた商品は家まで届くので、仕入れの労力は大したことはありませんが、それ以降の作業は店舗せどりと同様です。
資産性がない
せどりは「資産性がないからやめたほうがいい」という意見もあります。
ブログやYouTubeの場合、収益化ができてしまえば、しばらく放置していても収益を得ることができます。
せどりで稼いでいくためには、「仕入れ→出品」をずっと繰り返していく必要があります。
体調を崩して仕入れが出来なくなれば、収入はストップしてしまいます。
世間のイメージが悪い
せどりは、世間からのイメージはかなり悪いです。
最近では、転売ヤーの買い占めや高額販売がよくテレビやネットで取り上げられるようになってきました。ツイッターでも、「転売ヤー」がトレンド入りすること度々目にしますよね。
「買い占め行為」「店舗でのマナーの悪い行為」など、イメージの悪い行為が行われているのも事実です。
こうなってくると、まわりの人にも「副業でせどりをやってる」「せどりで生計を立てている」とは言いにくいです。
実際に私も、ごく限られた人にしかせどりをやっているとは言っていません。
「周りにも言いづらいビジネスをしていく」という覚悟も必要になってきます。
稼げない(割に合わない)
せどりは「稼げないので割に合わない」と感じる人も多いです。
そもそも、せどりは簡単には稼げません。
せどりに興味を持った人は、YouTube、ブログ、ツイッターなどがきっかけかと思いますが、いとも簡単に利益商品を仕入れているように見えます。
しかし、いざ自分がやってみたら、
- 最初は全然仕入れられない
- 慣れてきても3時間検索して利益はたったの1500円
- 膨大な量の商品を検索するから疲れる
- 仕入れ以降もやることは多い
といった感じで「がんばった割に稼げない」となることが多いです。
実際に私も、YouTubeやブログを見て「せどりって稼げそう」と始めたタイプですが、稼げるようになるまでは苦労しました。
せどりは簡単に稼げると思いがちですが、地道に泥臭い作業をしないと稼いでいくことはできません。
先ほども書きましたが、せどりはやることが多くつまらない作業が多いです。
誰でも簡単に稼げるビジネスではありませんし、「割に合わない」と感じる人も多くなります。
Amazonで度々ある出品規制・制限や手数料値上げ
せどりの販売先のメインとなるのがAmazonマーケットプレイスですが、一部のブランド、メーカーや卸業者に発行してもらった書類を提出しなければ、商品の販売ができないものが一部あります。
いわゆる出品規制というものです。
年々その対象が広がっていることもあり、今までそれらの商品を扱っていたセラーにとって不利な状況になっています。
また、Amazonマーケットプレイスの手数料値上げも度々行われています。
手数料が値上げされるということは、販売した商品の利益が少なくなるので、このようなことが起こるたびに、「せどりはオワコン」「もう稼げない」と言われる原因になっています。
関連記事:せどりはオワコンじゃない理由【安定して稼ぐコツも紹介】
在庫を抱えるビジネスだから
せどりは商品を仕入れて販売することで稼いでいくビジネスなので、在庫を抱えることになります。
在庫リスクがあることで「利益が残らない」「商品が売れなくて仕入れ資金を回収できなかった」という可能性もあり、やめたほうがいいと言われたりもします。
売れない商品を抱えてしまう可能性があるのがせどりです。
また、在庫を抱えるということは、家に在庫を置く必要もあります。普段の生活スペースを圧迫してしまうことも。
せどりをやめたほうがいい人の特徴

楽をしてお金を稼ぎたい人
「楽をしてお金を稼ぎたい」という人は、せどりには向いていません。
先ほども書きましたが、せどりは簡単に稼げるビジネスではありませんし、稼ぐには多くの時間と労力が必要だからです。
長時間の単純作業が嫌いな人
長時間の単純作業が嫌い・苦手な人は、せどりに対して嫌気を感じてしまうかもしれません。
というのも、せどりは仕入れの他にも検品、出品、梱包、発送、価格改定、在庫管理などの単純作業が必要だからです。
これらは面白みのない作業でもあり、たくさんの時間と労力をかける必要があります。
長時間の単純作業をある程度は苦痛なくこなせる人でないと、せどりはつまらないものに感じてしまう可能性があります。
お金の管理が苦手な人
せどりは、商品を仕入れて販売することで利益を得ていくビジネスです。
そのため、「キャッシュフロー管理」が非常に重要になってきます。
お金の管理がずさんだったり苦手だと、せどりで稼いでいくのが難しい可能性があります。
プライベートの時間を確保したい人
「プライベートの時間を優先したい」「趣味の時間を優先したい」といった方はせどりはやめた方がいいかもしれません。
というのも、せどりはやるべき作業が多いので、プライベートの時間をそれなりに削る必要があるからです。
特に副業でせどりをやる場合、本業が終わってから仕入れやその他の作業をこなしていく必要があります。
そもそも残業が多く、自分の時間があまり確保できない方がせどりを始めてしまうと、ハードな生活になりかねません。
そのため、残業が少なく本業後の時間に余裕がある方におすすめです。
せどりはなぜ人気があるのか?

ここまで「せどりはやめたほうがいいと言われる理由」を紹介してきました。
とはいえ、副業としておすすめされることも多く、雑誌でも良く紹介されていますね。実際に副業でせどりを始める人も多いです。
では、なぜせどりが副業でも人気があるのか?
それは、以下の理由があるからです。
- 収益化が早い
- 自分の行動量に対して収入が得られる
- 他のビジネスに比べてハードルが低い(稼ぐための情報・ツールが多い)
- ポイントが大量ゲットできる
- 個人で稼ぐスキルが身に付く
これまで説明してきたように、せどりにはネガティブな面があるものの、「他のビジネスに比べれば稼ぐハードルは低い」「収益化も早い」といったメリットがあります。
どういった要素を重視するかにもよりますが、せどりを選択する人も多いです。
副業としてせどりをおすすめする理由は、こちら「【初心者向け】副業としてせどりをおすすめする4つの理由と手順」で解説しているので参考にどうぞ。
せどりはやめたほうがいいと言われる理由まとめ
「せどりはやめたほうがいい」と言われる理由を、現役せどらー目線で解説してきました。
せどりに対してネガティブなイメージを持つ人は多いですが、ネガティブな意見を持っている人が多いからこそチャンスとも言えますね。
とはいえ、せどりは簡単に稼げるわけではありませんし、泥臭い作業もしていかなければいけません。
もちろん、本記事で紹介したようなネガティブ要素が嫌で、実際に辞めていく人もいます。
逆に、ネガティブな要素がありつつも、せどりで稼いでいるせどらーもたくさんいます。
自分と合う合わないはあると思うので「せどりのネガティブなことはあまり気にならない」「ちょっと興味があるからせどりをやってみたい」という方は、まずは試しに始めてみるのもいいかもしれません。
以上、せどりはやめたほうがいいと言われる理由の解説でした。
