モノレート閉鎖に伴い、新サービスとして発表された価格改定ツール「ウォッチベル(WatchBell)」。
ついに正式リリースとなりました。
モノレート閉鎖に伴い、どんなツールなのか気になっていた人も多いと思います。
- ウォッチベルってどんな機能があるの?
- ウォッチベルを使ってみた感想を知りたい
- どんな人にとって使う価値があるのか
こんな疑問を持っている人に向けて、実際にウォッチベルを使ってみた経験から本記事で解説したいと思います。
ウォッチベルについて
ウォッチベルについて解説します。
ウォッチベルとは
ウォッチベルは、モノレートの開発陣が手掛ける「価格改定ツール」です。
価格改定ツールといっても、とにかく最安値で売っていくようなツールではありません。
ウォッチベルから読み取れるデータをもとに、適正な価格へ改定をして、より高く売っていくことを目的とした「手動価格改定ツール」となっています。
ウォッチベルの月額料金
ウォッチベルの月額は3980円となっており、最初の30日間は無料で利用することができます。
ウォッチベルの登録手順
ウォッチベルの登録手順はとても簡単です。
- まずはウォッチベルに会員登録します
- AmazonからAPIトークンを発行し、ウォッチベルに登録します
- ウォッチベル利用開始
という流れです。
②の「APIトークン発行→ウォッチベルに登録」のところは、難しそうと思われるかもしれませんが、ウォッチベル提供の手順に従えば、迷うことなく設定を完了することができます。
※Amazon大口契約をしている必要があります。また、出品SKU数が4000以内の出品者のみという制限があります。
ウォッチベルの特徴や機能を紹介
ウォッチベルの機能を紹介します。
価格改定
ウォッチベルは価格改定は手動で行います。
最安値グラフのチャートをクリックすれば、販売見込み価格に反映されるので、その価格で利益がいくら取れるのかチェックすることができます。
そのまま出品価格に反映することもできるので、手入力の手間を省くこともできます。
基本的には、過去の販売チャートを見ながら最適な価格を見つけて、価格設定していく感じになります。
注文一覧
販売した商品の一覧をみることができます。
自分で販売した商品の分析に役立ちます。
売り上げ分析
売上を発送方法・注文タイプ・注文状態・コンディション・カテゴリー毎に可視化して表示する機能です。
表示期間も指定できますし、注文数の表示にすることも可能です。
カテゴリーごとに「どのくらい売れているのか」などの分析にも役立ちますね。
自分以外の出品者の価格チャート
ウォッチベルでは、自分以外の出品者の価格チャートも保存されます。
例えば、中古商品の在庫数1の出品者で、ランキング上昇直前にチャートに表示されなくなった場合、その出品者が売れたと判断でき、最安値ではない「販売価格」を知ることができます。
つまり、自分以外の出品者の価格チャートをチェックすれば、過去にその商品がいくらで売れたのか判断できるようになります。
他にも、実績豊富なセラーで相場より高めの価格設定をしている場合がありますよね。
こういったセラーの商品はチェックしておいて、本当に売れるのかどうかチェックしていれば、自分も高値販売の参考にできたりもします。
タグ機能
タグ機能は、商品をグルーピングするための機能です。
- 仕入れ先でグルーピング
- 定期的に価格改定する商品・寝かせる商品に分けてグルーピング
- 「トレンド中」というタグをつけて、こまめに価格改定をする
といった感じで、自分の好きなように商品をグルーピングすることができるので、商品管理に役立ちます。
他の自動価格改定ツールとの併用も可能
「マカド!」や「プライスター」など、他の自動価格改定ツールとの併用もできます。
※自動価格改定をオフにしている商品のみ
利益シミュレーター
販売見込額や利益率などの、様々な利益計算ができます。
ウォッチベルを実際に使ってみた感想
ウォッチベルを実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。
データ分析しながら価格調整をしていくのに特化している
従来の価格改定ツールというと、新品せどりの人や中古でも最安値で売っていくスタイルの人がメインターゲットですよね。とにかく素早く価格を下げて、最安値をキープするのが主に置かれます。
しかし、ウォッチベルは「商品状態や出品状況を加味しながら高値販売していくせどらー向け」の印象が強いです。
データ分析しながら価格設定、調整をしていくのに特化しているので、こういったせどらーとって価値あるツールになるかと思います。
店舗での仕入れ判断として使えるわけではない
モノレート開発陣がリリースしたということで、モノレートの代わりになるのかと期待しがちですが、モノレートの代わりになるようなツールではない点に注意が必要です。
自分が出品した商品に関してはデータが蓄積されるのでモノレートの代わりにできますが、そうでない商品に対してはデータが見れません。
店舗でのリサーチや仕入れ判断としてちょっと厳しいので、店舗での仕入れ判断はKeepaやデルタトレーサーを使っていく感じになります。
ウォッチベルはどんな人に向いてる?
ウォッチベルは決して万人向けの価格改定ツールではありません。
というのも自動価格改定機能はないので、とにかく最安値で売っていくという人には向いていません。
ご自身の需要としっかりマッチしているかを確認してください。
マッチしているかどうかの基準としては以下のとおりです。
- とにかく最安値で売り切るというスタイルではない人
- 商品状態やライバル状況を考慮して、高値販売を狙っていくスタイルの人
- 過去相場などを分析して、より適正な価格で値付けをしていくタイプの人
上記に当てはまるのであれば、ウォッチベルを利用する価値はあるでしょう。
まとめ
ウォッチベルの機能や使ってみた感想を紹介してきました。
プライスターなどの価格改定ツールに比べて、利用対象者は比較的限られるのかなという印象ですが、再度まとめますと、以下のようなせどらーにとっては価値あるツールかと思います。
- とにかく最安値で売り切るというスタイルではない人
- 商品状態やライバル状況を考慮して、高値販売を狙っていくスタイルの人
- 過去相場などを分析して、より適正な価格で値付けをしていくタイプの人
「価格改定は手動がいい」という人にとっては、詳細な過去データが見えるので、より精度の高い値付けができるかと思います。
また、売り上げ分析、在庫管理などの機能も付いているので、作業効率がアップできるメリットもあります。
【30日間無料】ウォッチベル(WatchBell)公式サイト
マカド!やプライスターとも併用(自動価格改定設定していない商品のみ)ができるので、ウォッチベルが気になっている人も無料期間だけでも試してみるといいかと思います。
コメント