モノレート閉鎖後、Keepa、デルタトレーサー、リーファなど有料ツールが主流になりましたが、そこへ登場したのが無料で利用できる「イーリサ」です。
仕入れ判断ツールとしては必要十分な機能がついているので、無料で利用できるのは嬉しいところ。
- Keepa、デルタトレーサーの代わりになるツールを探している
- 無料で使える仕入れ判断ツールを使いたい
こういった方におすすめのツールとなっていますが、無料版・有料版で利用できる機能に大きく違いがあります。
本記事では、イーリサは無料で使える仕入れ判断ツールとしてどうなのか、機能やデメリットなど解説していきたいと思います。
イーリサの基本情報
イーリサとは
イーリサは、Amazonに出品されている商品の「価格変動」や「ランキング推移」などをチェックできるツールです。
累計ユーザー数も50,000件以上と人気のツールとなっています。
- どのくらい利益が取れる商品なのか
- 過去にはどのくらいの相場で売れているのか
- ライバル出品者数はどのくらいいるのか
こういったことをチェックできるので、Amazonせどりにおける仕入れ判断をイーリサ1つで行うことができます。
月額料金
イーリサは無料版と有料のPRO版があります。
イーリサPRO版の料金は、
- 月額3,980円(税込)
- 年払いで39,800円(税込)
なお、PRO版は最初の1週間は無料で利用できます。
デモサイトも用意されているので、実際にどんな感じなのか試してみることができます。
無料版とPRO版の機能の違い
イーリサの無料版とPRO版の機能の違いを紹介します。
機能 | 無料版 | PRO版 |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | 月額3,980円 |
AI技術による分析機能・アドバイス | – | ○ |
商品詳細の表示 | ○ | ○ |
ランキング下降回数 | 1,3ヶ月のみ | 1,3,6,12ヶ月 |
価格、出品者数、ランキング推移グラフ | 1,3ヶ月のみ | 1,3,6,12ヶ月,全期間 |
日別ごとデータ表 | 1,3ヶ月のみ | 1,3,6,12ヶ月 |
利益計算機能 | ○ | ○ |
外部サイトへのリンク | ○ | ○ |
他ショップ・モール横断検索 | ○ | ○ |
大カテゴリーランキングの表示 | ○ | ○ |
詳細検索機能 | – | ○ |
商品一括検索機能 | – | ○ |
セラーごとのカートボックス取得率の表示 | – | ○ |
セラーリサーチ機能 | – | ○ |
商品トラッキング機能 | – | ○ |
売上個数予測機能 | – | ○ |
CSV出力機能 | – | ○ |
SEOリサーチ機能 | – | ○ |
レビューリサーチ機能 | – | ○ |
商品ページ最適化・生成機能 | – | ○ |
表示項目カスマイズ機能 | – | ○ |
サポート | 最初の30日間メールサポート | 無制限のチャットサポート |
PRO版のほうが使える機能が多く、より詳細なリサーチ・仕入れ判断がしやすいようになっています。
ここで注目したいのが、無料版だとグラフ表示が1ヶ月と3ヶ月しか表示されないことです。仕入れ判断ツールとして使うには物足りなく、あえて利用する必要はなくなってしまいます。
無料版のイーリサを利用するのであれば、無料でも機能性十分なモノトレーサーを利用するほうがいいでしょう。
関連記事:モノトレーサーの機能や使い方を詳しく解説【アプリ連携も紹介】
登録方法
無料版イーリサの登録は、イーリサ公式サイトからできます。
登録手順は簡単で、以下のとおりです。
- 会員登録フォームに「メールアドレス」と「パスワード」を入力
- 入力したメールアドレスに届いた認証コードを入力
- メールアドレスとパスワードを入力してログインすれば登録完了
イーリサPRO版は、以下のリンクから登録できます。
イーリサの機能や使い方
イーリサの機能や使い方を解説します。
検索方法
イーリサの検索は、「商品名」「ASIN」「JANコード」の3つに対応しています。
イーリサのトープページを開いて、商品を検索していきます。
検索ボタンを押すと商品情報が表示されます。
イーリサの検索結果で見れる情報は以下です。
- 商品情報
- 出品者一覧
- 利益計算
- 各種グラフの表示
- 他ショップ情報
- 各種グラフのテキスト表示
これから、順に解説していきます。
商品情報を表示
イーリサで検索をすると、商品情報が表示されます。
商品情報エリアに表示される項目は以下のとおりです。
- 商品画像
- 商品情報
- 商品サイズ
- ランキング降下回数
- Amazon価格と損益分岐点
- 他モールへのリンク
Web版の画面で説明しますが、スマホ版でもスクロールして表示されるだけなので表示内容は同じです。
Amazonの新品・中古の最安値をチェックしたり、損益分岐点を参考に、仕入れ対象になるかどうかを判断をすることができます。
その他にも、他モールへのリンクもあるので、気になるショップを1クリックで表示できます。色んなモールでのリサーチが効率的にできます。
利益計算
参考価格のとなりにある「利益計算」ボタンを押すと、利益計算機能が表示されます。
利益計算機能を使うことで、Amazonで販売したときの手数料や利益を計算することができます。過去相場やランキングをチェックする際に、利益計算もできるので便利ですね。
仕入れ価格やその他の情報を入力して「計算」ボタンを押すと自動で利益を計算してくれます。
出品者一覧
下にスクロールしていくと、出品者一覧をチェックすることができます。
ライバルセラーの価格や商品状態、FBA・自己発送などを確認できます。
わざわざAmazonの商品ページを開いでチェックする必要がないのが便利ですね。
他ショップ・モール情報表示
Amazon以外のモールで出品されてる商品を一覧表示してくれます。
他のショップで安いところを見つけたら、そのまま電脳仕入れに繋げることができます。
各種グラフの表示
仕入れ判断をする上で重要になる各種グラフも表示されます。
上段が「価格推移」と「ランキング」のグラフ、下段が「出品者数」のグラフとなります。
「コンディション別」や「期間別」に表示を変更できるので、商品によって変えながら仕入れ判断を行うことができます。
各種グラフのテキスト表示
各種グラフのデータがテキスト表示されます。
このテキスト表示の使い方としては、「出品者数の増減」と「価格の変動」を併せてチェックすることで、いつ売れたのかをより正確に把握することができます。
例えば、上記の画像の赤枠で囲ったところを見てみます。
- 2023/10/2、中古最安値6,930円、出品者数15人
- 2023/10/3、中古最安値7,020円、出品者数14人
出品者数が1人減って、最安値の価格が上がっていますね。
これは「中古最安値が売れて、次の価格に最安値が繰り上がった」ことを意味しています。
他にも、ランキングの波形が動いているところで、「新品が売れたのか」「中古が売れたのか」を判断する材料にもなります。
イーリサのメリット
無料で使える
機能は制限されているものの、無料で利用できるのがメリット。
モノレート閉鎖以降、仕入れ判断ツールは「Keepa」「デルタトレーサー」「リーファ」などが候補でしたがどれも有料となっています。
Keepaは無料でも使えますが、機能が限られるので物足りなさがあります。
こういった状況のなか、無料で利用できるのはイーリサのメリットと言えます。
仕入れ判断がイーリサだけで完結できる
イーリサを使えば、相場や売れ行きの確認、出品者一覧の確認、利益計算などがすべて行えます。
他のサイトに遷移したりする必要がないので、リサーチの効率化につながります。
イーリサのデメリット
無料版は機能が制限されている
イーリサは無料で使えるメリットはあるものの、機能が制限されているため無料版を使っていくのはおすすめできません。
というのも、無料版だとグラフ表示が1ヶ月と3ヶ月しか表示されないのは大きなデメリットだからです。
さすがに仕入れ判断として3ヶ月分しかグラフが見れないのは厳しいです。
無料版のイーリサを利用するのであれば、無料で機能性も抜群なモノトレーサーを利用するほうがおすすめです。
広告が入る
無料ツールなので仕方がないことですが、ところどころ広告が入るので邪魔です。
とくにスマホだとスクロールの最中に広告がでてくるので、リサーチの邪魔でしかありません。
まとめ
イーリサの機能やメリット・デメリットを紹介してきました。
- 無料で仕入れ判断ツールを使いたい
- シンプルなツールがいい
- Keepaやデルタトレーサーの代わりを探している
こういった方におすすめできるツールです。
とはいえ、無料版だとグラフが3ヶ月分しか見れないのは大きなデメリットです。機能を十分に活用したいのであれば、有料のPRO版にしたほうがいいでしょう。
無料で使える仕入れ判断ツールであれば、モノトレーサーのほうがおすすめです。
モノトレーサーについては、無料でイチオシ!モノトレーサーの機能や使い方【検索アプリ連携も解説】で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
その他、せどりにおすすめの記事はこちらで紹介しているので参考にどうぞ。
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