電脳せどりのリサーチ効率を大幅にアップできる無料ツール「クイックショップ」。
リサーチ効率が大幅にアップするので、電脳せどりをするなら是非とも利用したツールです。
本記事では、クイックショップについて、以下の内容を解説したいと思います。
- 「クイックショップ」はどんなツールなのか
- 「クイックショップ」で使える機能
- 「クイックショップ」のメリット・デメリット
実際に使ってみましたが、電脳せどりのリサーチ効率が圧倒的にスピーディーになり、無料にも関わらずクオリティの高いツールです。
「電脳リサーチを効率化できるおすすめのツールが知りたい」といった方の参考にもなるかと思いますので、最後までお読みいただければと思います。
「クイックショップ」の基本情報
クイックショップとは
クイックショップは、電脳せどりの仕入れ効率化ツールで、Webサイトの他に、GoogleChrome拡張機能としても利用できます。
クイックショップの機能は以下のとおり。
- Amazon商品ページに「商品の詳細情報」を表示
- 商品のユーザー閲覧数を表示
- 手数料詳細表示(利益計算)
- 販売個数の表示
- カート取得率の表示
- 他モールのオートリサーチ機能
- ショップ横断リサーチ機能
- なぞって検索(他サイトをキーワード検索)
- 出品者在庫表示機能
各機能の詳細はのちほど解説しますが、「Amazon検索一覧ページ」「Amazon商品詳細ページ」に商品情報が表示されるようになります。
こちらは、Amazon商品詳細ページです。
クイックショップの料金
クイックショップは、無料で利用することができます。
クイックショップの導入方法
クイックショップの導入方法ですが、chromeウェブストアからインストールします。
「Chromeに追加」をクリックすると、Chromeに追加されます。
その後、新規登録画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを設定して、利用登録をしましょう。
クイックショップの機能と使い方
クイックショップの機能について解説します。
Amazon商品ページに「商品の詳細情報」を表示
クイックショップをインストールすると、Amazonの商品検索一覧ページ、商品詳細ページに「商品の詳細情報」が表示されます。
「検索一覧ページ」と「商品詳細ページ」で、表示される内容は異なります。
検索一覧ページに表示される内容
検索一覧ページはこんな感じです。
Amazonで商品をリサーチする際に、「サイズ・重量」「Amazon本体の在庫有無」を確認することができるので、この時点で「仕入れ対象となるかどうか」をある程度判断することができます。
また、Amazon以外のショップへのリンクも表示されるので、他に安いショップがないかチェックすることも可能です。
商品詳細ページに表示される内容
商品詳細ページは、さらに多くの情報が表示されます。
この画面だけで「仕入れ判断」「利益計算」はもちろんのこと、そのまま電脳仕入れをすることもできます。
販売予測では、「10日以内」「30日以内」「90日以内」に売れる確率を表示してくれるので、仕入れ判断の参考にできます。
商品のユーザー閲覧数を表示
Amazonの商品詳細ページに「ユーザー閲覧数」が表示されます。
これは、クイックショップを利用している他のユーザーが「この商品をどのくらい見ているのか」を確認できる機能です。
ユーザー数が表示されるのは、「本日」「1日間」「2日間」となっています。
ユーザー閲覧数が多い商品は、他のユーザーも注目している商品ということ。閲覧数があまりにも多い商品は「出品者が増えて値下がりする可能性もあるな」と判断できます。
また、「前日まで閲覧数が少なかったのに、当日にかなり増えた」という場合、何かしらのトレンドが発生していることもあります。トレンドの察知や他の関連商品のチェックにも役立ちます。
手数料詳細表示(簡易利益計算)
Amazonの商品詳細ページに「手数料の詳細」が表示されます。
Amazonの新品カート価格をもとに「手数料の内訳」や「粗利益」を表示する機能です。
「FBA」と「自己発送」も切り替えることができるので、自己発送の場合は送料を入力することも可能です。
商品詳細ページでそのまま利益計算ができるので、わざわざFBAシミュレーターを開く必要がないのが便利です。
販売個数の表示
Amazon商品詳細ページに、これまでの販売個数が表示されます。
コンディションは「新品」「中古」「コレクター」別に表示されます。
また、期間は「1ヶ月前」「2ヶ月前」「3ヶ月前」「3ヶ月合計」「月間平均」が表示されます。
精度は完璧ではなくある目安程度に考えたほうがいいかと思いますが、仕入れ判断の精度を上げることができます。
カート取得率の表示
選択した期間の「カート取得率」が1クリックで表示することができます。
出品者エリアの「カート」アイコンをクリックします。
以下のようにカート取得率が出品者ごとに表示されます。
表示期間は「30日」「90日」「180日」「360日」から選択できます。
特に重視したいのがAmazon本体のカート取得率です。
Amazon本体がどのくらいカートを取っているかチェックすることで、仕入れ対象にするのか見送るのか判断することができます。
他モールのオートリサーチ機能
オートリサーチ機能は、Amazon商品ページのJANコードをもとに、楽天市場とヤフーショッピングを自動リサーチして、在庫があるショップから安い順で一覧表示する機能です。
さらに楽天市場、ヤフーショッピングのポイントも表示されます。
Amazonとの価格差がある、またはポイント込みで利益が取れそうであれば、そのまま仕入れをすることが可能です。
ポイントは、各ショップごとに設定が可能なので、自分のポイント倍率を設定画面で入力しておきましょう。
ショップ横断リサーチ機能
ショップ横断リサーチ機能は、「Amazon商品一覧ページ」や「商品詳細ページ」で、他のショップを1クリックで表示することができる機能です。
リサーチしている商品が、他のショップで安く購入できないか気になる場合は、1クリックで他のショップを表示できるので、サイトを横断的に検索したい場合に効果的です。
ショップ以外にも、FBAシミュレーターの表示や、Amazonへの出品も可能です。
ショップだけでなく、ツールを1クリックで表示するようにカスタマイズできるので、私の場合は「ブックオフ」や「駿河屋」などを追加しています。
不要なショップは非表示にもできます。
※カスタマイズ方法は、メリットのところで紹介しているので参考にしてみてください。
なぞって検索(他サイトをキーワード検索)
「なぞって検索」は、キーワード選択によって他ショップをリサーチできる機能です。
- 商品名を選択
- 右クリックで「クイックショップ」を選択
- ショップ一覧からリサーチしたいショップを選択
公式サイトの商品を、他のサイトで安く仕入れが出来ないかリサーチするのに最適です。
なぞって検索で表示できるサイトは、設定で変更が可能です。ちなみにですが、独自リンクで追加したサイトも追加されます。
出品者在庫表示機能
ライバルとなる出品者が、どのくらい在庫を持っているか一目でわかる機能です。
以下のように、出品者の在庫数が表示されます。
「ライバルがあまりにも大量の在庫を持っている場合は仕入れをしない」とか、「もうすぐ在庫が切れるから、少し上の価格で待機しよう」といった判断ができます。
ちなみにですが、在庫数の上に表示されている「ストアアイコン」をクリックすると、1発でストアフロントを表示することができます。
いままでは、ストアフロントを表示するには以下の流れでした。
- 「ストア名」をクリック
- 「ストアフロントまたは製品」リンクをクリック
クイックショップを使えば、1クリックでストアフロントを表示できるようになるので、セラーリサーチの際にも効率が上がります。
もちろん、セラーの商品一覧にもクイックショップで詳細情報が表示されますよ。
販売予測機能
販売予測機能は、カート価格で販売した場合、その商品が何日以内に売れるのかの確率を表示してくれる機能です。
販売予測期間は、「10日以内」「30日以内」「90日以内」の3つが表示されます。
パーセンテージが高いほど売れる確率が高いので、売り切れるまでの目安にできます。
クイックショップWEBの使い方
クイックショップは、Google拡張機能の他にWeb版があります。
クイックショップWEBは、クイックショップでリサーチした商品を保存することができる商品管理ツールとして利用できます。
利益の取れた商品のリピートリストとして利用することができます。
使い方は簡単で、クイックショップで利益計算をして「登録する」を押します。
①登録ボタンを押す
②商品が追加される
クイックショップWEBを表示すると、以下のようにお気に入り登録されます。
なお、お気に入りには100商品まで登録することができ、以下の機能を利用できます。
- 1クリックで他モール表示
- 利益計算
- 仕入れ先の登録
- メモ機能
- 最新のAmazon価格に更新
- 絞り込み機能
拡張機能のクイックショップで利益商品をリサーチする、そしてクイックショップWEBに登録してリピート仕入れをするという流れができます。
両方合わせて使うことで、仕入れ力アップに繋がるのでぜひ利用しましょう。
クイックショップのメリット
クイックショップを使ってみて、メリットに感じたところを紹介します。
リサーチ効率が圧倒的にスピーディーになる
これまでの機能解説で分かるかと思いますが、クイックショップを使えば、圧倒的にリサーチ効率が上がります。
手動でリサーチする場合だと、
- JANコードなどをコピーして、他サイトに貼り付けてリサーチ
- FBAシミュレーターを開いて利益計算をする
- Keepaやデルタトレーサーを開いて売れ行きを確認
といった作業を地道にやらなければいけません。
しかし、クイックショップを使えば、一目で仕入れ判断ができたり、1クリックでモノトレーサーへ移動できます。
電脳せどりのリサーチ効率が、格段にアップするのは大きなメリットです。
カスタマイズ可能なので自分好みのリサーチツールにできる
「ショップの横断リサーチ機能」はこれだけでも便利な機能ですが、カスタマイズができるのも嬉しいところ。
クイックショップに初期登録されていないショップを追加することも可能です。
例えば、ブックオフだったら以下のように設定します。
商品ページの横断リサーチに「ブックオフ」が表示されていますね。これで、1クリックでブックオフの商品ページを表示できるようになります。
こんな感じで自分好みのリンクを設定できるのは大きなメリットです。
もちろん、自分にとって必要のないショップは非表示にすることもできますよ。
オートリサーチ機能があるので、そのまま仕入れが可能
クイックショップでは、他モールのオートリサーチ機能で、楽天市場とヤフーショッピングにある商品を、販売価格の安い順に表示してくれます。
しかもポイント還元も合わせて見ることができます。
Amazonで商品をリサーチしている際に、利益が取れそうであればそのまま仕入れが可能です。
利益計算もその場でできるので、スピーディーな仕入れに繋がります。
モノトレーサーと連携済み
クイックショップを作成している会社は、仕入れ判断ツールのモノトレーサーも提供しています。
クイックショップは、モノトレーサーへのリンクが初期設定されているので、1クリックでグラフを表示することができます。
以下のように、1クリックでモノトレーサーを表示できます。
JANコードやASINコードを貼り付けてリサーチする必要もないので、リサーチスピードが一気にアップしますよ。
モノトレーサーについては、こちらの記事「無料でイチオシ!モノトレーサーの機能や使い方【検索アプリ連携も解説】」で解説しているので気になる方はあわせて参考にしてみてください。
クイックショップのデメリット
クイックショップを使ってみて、デメリットに感じたところを紹介します。
中古せどらーにはもの足りないところも
クイックショップは、便利な機能が豊富ですが、中古せどらーにとって物足りないところが1点。
類似ツールの「モノサーチ」との比較になりますが、モノサーチでは以下のように、中古ショップの最安値一覧も表示してくれます。
この機能は非常に便利なのですが、クイックショップは中古ショップに対応していません。
中古で他モール検索をしたい場合は、モノサーチに軍配が上がります。
独自リンクの順番を入れ替えることができない
自分好みのショップリンクを設定できるのは嬉しいですが、順番を入れ替えることができません。
自分で追加したリンクは最後に表示されてしまいます。
そのうち改善されるかもしれませんが、少し不便に感じます。
あとは、背景色も変更できるとさらに見やすくなるので、改善を期待したいですね。
まとめ
クイックショップの機能や、使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介してきました。
電脳リサーチに必要十分な機能があって、見た目も綺麗で見やすいです。
機能を多くすると画面がごちゃごちゃしがちなのですが、クイックショップは綺麗にまとめられていて使いやすいのもポイントです。
- 電脳せどりのリサーチ効率が格段にアップ
- 自分好みのショップ設定で横断リサーチができる
- オートリサーチ機能で、そのまま仕入れも可能
- クイックショップWEBでリピート仕入れ力アップ
今後も機能追加をしていくとのことです。
このままでも十分に優れたツールですが、今後のアップデートも楽しみですね。
無料で使えるツールなので、気になる方はぜひ使ってみてください。
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