- 副業でせどりを始めたいけど、せどりってリスクあるの?
- せどりにはどんなリスクがあるのか教えて欲しい
こんな疑問に答えます。
結論ですが、せどりはリスクのあるビジネスです。そして、リスクなしでせどりをしていくことは不可能です。
せどりのリスクを理解しておかないと、赤字になってしまったり、アカウントが停止されて販売が出来なくなる可能性も。
とはいえ、あらかじめせどりのリスクを理解しておくことで、回避する目安にもなります。本記事をお読みいただき「せどりにはどんなリスクがあるのか」を理解していただければと思います。
せどりのリスクを解説
せどりのリスクを解説します。
資金ショートリスク
せどりは仕入れた商品が売れてから、自分の口座に入金があるまでタイムラグがあります。
特にクレジットカードで仕入れをしている場合、キャッシュフローの管理が重要になってきます。
例えば、クレジットカードで仕入れをして、以下のような状態になると手元からお金が減ることになります。
- 11月の仕入れ:30万円
- 12月の売上:30万円、Amazonからの入金が20万円
- 12月のクレジットカードの支払いは30万円なのでマイナス10万円
せどりでは、キャッシュフロー管理をしっかりやらないと、このように「思ったより売れなくて資金が回収できない」といったことも起こりえます。
こうなる原因は、仕入れ基準が甘いことが挙げられます。このような状態でせどりを続けていくと、やればやるほどお金が減っていくことになります。
せどりをしていく上では「売れる商品」を仕入れていくことと、キャッシュフローについての管理が重要になってきます。
関連記事:【せどりの必須知識】利益とキャッシュフローについて実例で解説!
在庫リスク
せどりは商品を仕入れて販売をするビジネスなので、仕入れた商品が売れないと在庫として積み上がっていってしまいます。
こうした売れない商品を抱えてしまうのが在庫リスクとなります。
仕入れた商品が売れないで手元に残ってしまうと、
- 利益が残りにくい
- 仕入れ資金が回収できない
といったことになってしまいます。
せどり初心者の場合は特に注意が必要です。
在庫リスクを抑えるには、「売れる商品のみ仕入れる」といったことを意識する必要があります。
とはいえ、せどりは仕入れ判断ツールが充実しているので、「売れる確率の高い商品を仕入れる」ことに徹すれば、売れない在庫を抱えるリスクは減らせます。
仕入れた商品をすべて売り切るというのは現実的には難しいのですが、モノトレーサーを使うことで売れない在庫を大量に抱えるといったリスクを減らすことができます。
偽物・海賊版・サンプル版を販売してしまう
仕入れにおいても、販売においても注意したいのは、偽物や海賊版・サンプル版を扱ってしまうことです。
特にメディア商品は海賊版の流通があるので、気をつけなければいけません。また、サンプル版もたまに紛れてるのでこちらも注意が必要です。
実際に私も海賊版やサンプル版を手にしてしまったことがあります。
もしこういった商品を販売してしまってクレームをもらってしまうと、最悪アカウント停止になる可能性も。
対策としては、海賊版の特徴を知って、
- 仕入れの段階で見破ること
- 検品をしっかりして見落とさないこと
といったことが重要となってきます。
仕入れの段階で見抜きたいところですが、電脳の場合だと商品状態が確認できないことも多いので、手元に届いてしまうことはあります。
手元に届いてからでも、海賊版かどうかを見抜ければ返品などの対応ができるので、海賊版の特徴などは頭に入れておきましょう。
関連記事:中古CD、DVDは海賊版に注意!見分け方や要注意ジャンルも解説!
アカウント停止リスク
Amazonアカウントが停止になってしまうと、
- 商品の出品・販売ができなくなる
- 入金が一定期間停止される
といったことになってしまいます。
アカウント停止になる原因としては「Amazon規約に違反した」というのが主な原因になります。
基本的には、アカウント停止になるといったことは限りなく少ないのですが、アカウント停止になったときのダメージは大きいので規約違反になっていないか注意する必要があります。
対策としては、
- 規約違反をしない
- 1つのプラットフォームに依存しない(Amazonだけでなくヤフオクでも販売するなど)
といったことが挙げられます。
顧客トラブル
物を販売している以上、何かしらトラブルはつきものです。
お客さんよってはクレームを言われて、やりとりをしなければいけない場合もあります。
- 商品が動かない・不具合がある
- 破損して届いた
- 違う商品が届いた
- 商品が届かない
FBAを利用すれば、購入後のお客さん対応はAmazonが代行してくれるので対策としておすすめです。
あと、よく聞くのが「商品すりかえ」の被害です。
Amazonでは購入した商品は無条件で返品可能なので、購入者からすれば安心して購入できるメリットがあります。
しかし、そのシステムを利用して
- 購入した商品の中身を抜き取って返品する
- 購入した商品の中身を別のものにすり替えて返品する
といった被害もあります。
この対策は難しくて、どの時点で商品がすり替わったのか証明することはできません。
- FBA納品前の写真をとっておく
- シリアル番号があるなら写真をとっておく
といったように、FBA納品前の商品状態を記録しておくくらいしか対策はありません。
場合によってはアマゾンが被害額を補填してくれることもあります。
せどりでは一定のリスクは受け入れよう
せどりにリスクはつきものなので、「リスクゼロ」はありえません。
むしろ、一定のリスクがあるものだと思って取り組む必要があります。仕入れた商品が全て売れるとは限りませんし、予期せぬ返品をされることもあるのが現実だからです。
とはいえ、リスクを限りなく低く抑えるようにしていけば、微々たるマイナスでしかありません。
そのためには、初心者の場合は小規模から始めて徐々に規模を拡大していくのがおすすめ。
というのも、小規模であれば万一の損失も最小限に抑えることができ、リスク管理の経験を積む機会にもなるからです。
まとめ
せどりのリスクについて解説してきました。
せどりは物販である以上、ある程度のリスクはつきもので100%避けることはできません。
とはいえ、あらかじめどういったリスクがあるのか理解しておけば回避していくことも可能です。
ぜひ参考にしていただければと思います。
コメント