パソコンがあれば場所を選ばず仕入れができる電脳せどりですが、以下のような疑問や悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
- 電脳せどりを効率化したいから商品リストを作りたい
- だけど、商品リストってどうやって作ればいいの?
- リストを作ったらどうやってリピート仕入れを行うのか知りたい
このような疑問を解決するために、本記事では電脳せどりの「商品リストの作り方」と「リピート仕入れのやり方」を解説したいと思います。
これから電脳せどりを始めたい方、すでに始めているけどもっと効率的に進めたい方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
リピート仕入れを取り入れるべき理由
リピート仕入れは、過去の販売実績から利益商品をネットで検索していくだけなので、以下のようなメリットがあります。
- 膨大な量の商品に圧倒されることもなくリサーチができる
- 利益を取ったことのある商品からのリサーチなので、再度利益がとりやすい
ネット上にはたくさんのショップがあり、膨大な数の商品が販売されています。その商品をリサーチするのは、効率がいいとは言えませんよね。
リピートリストを作成してそれを元にリサーチをするのであれば、検索数はそこまで多くないので、リサーチの効率化に繋がります。
そして、一度利益を取ったことのある商品は、また同じ価格で出品されることが多いので、再度利益が取りやすいメリットがあります。
例えばブックオフの場合、店舗でもブックオフオンラインでも基本的には同じ価格で出品されています。
そのため、店舗で仕入れようとオンラインショップで仕入れようと、再度ネットで出品される際には同じ価格で仕入れがしやすいです。
リピート商品リストをたくさん構築することで、以下のことを繰り返すだけで利益が取れることになります。
- 店舗で仕入れた商品が売れたら、ネットで仕入れて補充
- また売れたら、ネットで仕入れて補充
このように、リピート仕入れを取り入れることで、より効率的に電脳仕入れが出来るようになります。
電脳せどりの商品リストの作り方
それでは、リピート商品リストの作り方を紹介します。
商品リストの内容
リピート商品リストは、過去に利益が取れた商品をエクセルやGoogleスプレッドシートに一覧化していきます。
リスト化の方法は後ほど紹介します。
リピート商品リストに管理する項目は自由ですが、以下の5項目を記載しておけばOKです。
- 商品名
- ASIN
- 仕入れ価格
- 販売価格
- 利益
- ショップリンク(仕入れ先URL)
- モノサーチ
※仕入れ価格や販売価格は変動があるので、あくまで目安とします。定期的に更新していきましょう。
他にも「JANコード」や「利益率」などを記載してもいいかと思います。
このファイルから直接ショップリンクに飛んでリサーチしたり、アラートツールや入荷通知メールに登録する元データにもなるので、資産性があり、オリジナルの価値あるファイルになります。
次に、リピート商品リスト作りにおすすめな方法を紹介します。
リスト作りにおすすめなのが次の2つ。
- 販売実績からリストを作成
- 優良なAmazonセラーの商品からリストを作成
販売実績から商品リストを作る
まずは、過去の販売履歴から利益が取れた商品を、エクセルかGoogleのスプレッドシートに一覧化しましょう。
一覧化するには以下の方法があります。
やり方はどちらでもOKです。
自分の販売実績から作ったリピート商品一覧は、オリジナリティのあるリピート商品一覧になります。
もちろん他人とかぶる商品もありますが、なかにはライバルが全然いないのに何度もリピートができる商品が見つかったりします。
優良なAmazonセラーから商品リストを作る
数いるセラーの中には、優良な商品をたくさん在庫に持っているセラーがいるので、そのセラーが扱っている商品をリスト化する方法もあります。
そのセラーの在庫を片っ端からチェックしていきましょう。
Amazon以外のネットショップで「利益が取れる商品」を見つけることができたら、リストに追加していく感じですね。
すでに優良な商品に絞られているので、効率的にリサーチができます。
また「こんな商品もあるのか」と勉強になることも多く、商品知識をためるのにも役立ちます。
リピート仕入れのやり方を解説
リピート仕入れは、一度売ったことのある利益商品を、繰り返し仕入れて販売していく方法です。同じ商品を探していくだけなので、リサーチ時間が節約できるのがメリット。
もちろん、いつでも仕入れができる商品だけをリスト化するというのは難しいので、ある程度のリサーチは必要になってきます。
しかし、過去にも利益がとれた商品に絞ってリサーチしていくので、同じ商品が見つかればまた利益が取れる可能性が高いです。
ピート仕入れには以下の方法があります。
- リピート商品リストを利用
- アラート通知を利用
- 入荷通知を利用
- 価格改定ツールを利用
リピート商品リストを利用したリピート仕入れ
ベージックなリピート仕入れ方法としては、リピート商品リストから販売サイトを表示してリサーチをしていく方法です。
リピート商品リストに「モノサーチへのリンク」や「各ショップへのリンク」を記載しておき、定期的に巡回していくやり方です。
私の場合は、こんな感じでリストを使っています。
商品ごとにモノサーチリンクを記入しておいて、リンクを順にクリックしてチェックしていくようにしています。
ただ単にリンクをクリックしていくだけなので、単純作業を繰り返していくだけです。
アラートツールを利用したリピート仕入れ
登録した商品が出品されたら通知で知らせてくれるツールがあります。
通知を受け取って利益が取れそうであれば、そのまま仕入れればOKなのでとても簡単です。
Bidmachine
ヤフオクなら「Bidmachine」というツールがおすすめです。
ヤフオクには、条件にあう商品が出品されたら通知する「オークションアラート」機能がありますが、Yahooプレミアムに登録しても最大50件までとかなり少なめ。
Bidmachineはヤフオク自動入札ツールですが、出品通知機能もついていて、無料版でも500件登録できます。
メールで通知してくれるわけではなくツール上での通知なので、新規出品があったか自分で確認する必要がありますが、ヤフオクのアラートツールとしては非常に便利です。
オークファン
ヤフオクのアラートツールとして、オークファンの検索アラートも合わせて利用したいところです。
オークファンの検索アラートは、登録しておいた商品がヤフオクに出品されると通知が届く機能。
登録できる件数が少ないですが、ヤフオクを利用しているのであれば利用しましょう。
- 一般会員:6件
- ライト会員:30件
- プレミアム会員:60件
一般会員、ライト会員だと登録件数が少ないので、オークファンプレミアムがおすすめです。
オークファンプレミアム会員については、オークファンプレミアムを使ってみた体験レビュー【プレミアムを選ぶ基準も解説】を参考にしてみて下さい。
Keepa(キーパ)
Amazonを対象にするなら、Keepaのトラッキング機能が便利です。
トラッキング機能は、設定した価格に達した場合にメールで通知してくれる機能です。
例えば、相場が1万円の商品があったとして、トラッキング設定を5000円以下にしたとします。その商品を、いつも格安で出品してくる業者が4800円で出品してきた場合、トラッキング設定の条件に達したことになるので、メールで通知してくれます。
通知を受け取ったら、その商品を4800円で購入して、1万円の相場で販売して利益にできます。
Keepaのトラッキング機能については、Amazonの値下げ通知をするKeepaのトラッキング機能の使い方を参考にしてみてください。
入荷通知を利用したリピート仕入れ
各ネットショップには入荷をメールでお知らせしてくれる機能があります。
例えばブックオフであれば、以下のような感じです。
メールアドレスを登録しておけば、商品が入荷された際にメールで通知を受け取ることができます。
在庫切れになっている商品が入荷された場合、いち早く知らせてくれるので、ぜひとも利用したい機能です。
価格改定ツールを利用したリピート仕入れ
マカド!やプライスターを使えば、販売履歴一覧からリピート仕入れをすることも可能です。
「マカド!」を利用する
マカド! は、電脳リピート機能が優秀です。
以下の画像は、マカド!の販売履歴一覧です。
右端に以下のネットショップのアイコンが表示されていますね。
- メルカリ
- ヤフオク
- ヤフーショッピング
- 楽天市場
このアイコンをクリックすると、各ネットショップでの検索結果が見れるので、売れた商品がネットで仕入れられないか簡単にチェックすることができます。
マカド!は価格改定ツールとしても優秀ですが、電脳リピート仕入れ機能が優れているので「電脳仕入れに力を入れたい!」という人にもおすすめできます。
マカド!については、こちら「せどりツール「マカド!」レビュー!機能やメリット・デメリットを解説!」で解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
プライスターを利用する
プライスターは、マカド!のように電脳リピート機能に優れていませんが、販売履歴一覧からは「ヤフオク」「価格com」を表示することができます。
ここからリサーチしてもOKですが、あまりにも対象ショップが少ないので、商品リンクからAmazon商品ページを表示して、モノサーチなどを使ったリサーチの方が効率的です。
マカド!に比べてちょっと手間がかかるのがデメリットですが、十分にリピートチェックをすることができます。
プライスターについては、プライスター徹底レビュー!歴3年の愛用者が便利機能やデメリットを解説を参考にしてみてください。
価格改定ツールは毎日チェックすると思うので、以下の作業を効率的に行うことができます。
- 利益がでた商品はリピート商品リストに追加
- リピート仕入れができないか、販売履歴一覧からチェックする
販売履歴一覧からのリサーチを使って、売れた商品がリピートできないかチェックするだけでも、1ヶ月単位でみると結果に大きな違いが出てくるので、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ
「リピート商品リストの作り方」「リピート仕入れのやり方」を解説してきました。
いきなりネットショップの中から利益商品を見つけようとするのは、ハードルが高く挫折しやすいです。
一度利益のとれた商品に絞ってリサーチしていくので、行き当たりばったりのリサーチよりはるかに効率がいいです。
地道な作業にはなりますが、まずはリピート商品リストを作ることから始めていきましょう。
リピート仕入れに慣れて、電脳仕入れでも利益が取れるという体験を積むことで、それが小さな成功体験となり継続しやすくなります。
店舗仕入れしかしていないという方は、電脳でのリピート仕入れを取り入れることで、安定した仕入れ、利益の向上を実現できるので、ぜひ取り組んでみて下さい。
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