場所を選ばずにリサーチができることから人気の「電脳せどり」。
- 電脳せどりに興味があるけど、どんなメリット・デメリットがあるの?
- 電脳せどりって自分に合っているのか知りたい
こんな疑問を持っている人もいるかと思います。
この記事を書いている私は、これまで6年以上せどりで稼いでいますが、もともと店舗仕入れオンリーでした。
しかし、徐々に電脳仕入れにシフトして、現在では電脳せどりをメインに、店舗仕入れはたまい行く程度になっています。
そんな経験から感じた、電脳仕入れのメリット・デメリットを解説したいと思います。
電脳せどりとは

電脳せどりとは、せどりの仕入れ方法の1つ(参考:せどりとは?ビジネスモデルやメリット・デメリットを解説!)で、ネットショップから仕入れを行うせどりの稼ぎ方になります。
大まかな流れは以下のとおりです。
- ネットショップからAmazonと価格差をある商品を探す
- 利益が取れそうなら商品を購入して、Amazonで販売する
具体的に説明すると、以下のようになります。
電脳仕入れはネットショップから仕入れをするため、パソコン1台あればどこでも仕入れが可能です。仕入れから発送まで在宅で完結できるため、主婦の方でも取り組めます。
また、電脳せどりの一種に、楽天市場のポイント還元を利用した「楽天ポイントせどり」があります。
楽天ポイントせどりは、普通に仕入れたら利益は微妙だけど、ポイントも加味して利益を取っていく方法になります。
楽天ポイントせどりについては、楽天ポイントせどりとは?やり方や準備するものを初心者向けに解説で解説しているので参考にどうぞ。

電脳せどりのメリット

電脳せどりのメリットを解説します。
場所を選ばず仕入れができる
電脳せどりの魅力はなんといっても場所を選ばずに仕入れができること。
仕入れ自体はパソコンやスマホが1台あれば完結してしまうので、
- 地方に住んでいて近くに店舗がない
- 在宅でせどりをしたい
- スキマ時間にリサーチをしたい
といった方にはピッタリの仕入れ方法になります。
移動時間も交通費も必要ない
電脳せどりの仕入れは自宅だけで完結できるので、移動時間や交通費は不要です。
店舗仕入れの場合は、家から店舗へ行ったり店舗間の移動があるので、車のガソリン代や電車代などがかかりますよね。
移動時間は、音声学習したり電車で読書をしたりとインプットの時間にも使えるのですが、すべての移動時間を有意義に使うことはできないので、無駄な時間となってしまうのは事実。
それに対し電脳仕入れの場合は、店舗への行く必要がないので、移動時間もありませんし交通費もかかりません。
リピート仕入れがしやすい
電脳せどりの場合は、ヤフーショッピング、楽天市場、ヤフオクなど、ネット上にある複数のプラットフォームをリサーチできます。
さらにそこに出品している多くのショップをリサーチできるので、無数の商品がリサーチ対象となってきます。
複数のショップをリサーチできる上に、在庫も複数抱えているショップなどもあるので、リピート仕入れがしやすいのもメリットです。
リピート仕入れについては、こちら「【電脳せどり】リピート仕入れのやり方を解説【時短リサーチで売上アップ】」で解説しているので気になる方は参考にしてみてください。
ポイントサイトを使ってポイントを二重取りできる
電脳せどりをするなら利用したいのがポイントサイト。
ポイントサイトは、ポイントサイトを経由してネットショップで買い物をすると、購入金額に応じてポイントが貯まるサービスです。貯めたポイントは、現金やギフト券などに交換できます。
ネットショップで買い物をするとポイントサイトのポイントも貯まるので、仕入れをすればするほどポイントが貯まります。
私はハピタスというポイントサイトをメインに利用していますが、以下のように仕入れの度にポイントが貯まっていきます。

こんな感じでポイントがどんどん貯まっていくので、ポイントサイトを利用しない手はありません。
せどりでおすすめのポイントサイトは、せどりで使うべきおすすめポイントサイト6選!便利な活用方法も紹介で紹介しているので参考にしてみてください。
スキマ時間にリサーチができる
電脳せどりは、スキマ時間にリサーチに取り組むことができます。
例えば、以下のとおりです。
- 電車の移動中
- お昼休憩の余った時間
- 家事の合間
- 寝る前のちょっとした時間
こんな感じで、ちょっとした時間でもリサーチすることができます。
商品を持って移動する必要がない
仕入れた商品は家まで届けられるので、商品を持ち運ぶ必要がありません。
店舗仕入れの場合、購入した商品を持ち運ぶ必要があります。車を持っていないと体力的にきつくなります。
電脳せどりの場合、体力的な意味でもめちゃくちゃ楽です。
商品の特徴に依存しないリサーチができる
通常盤CDとか単巻DVDとか薄い商品は、タイトルが見にくいので検索しにくいです。
しかし、電脳仕入れの場合、リサーチの要素はタイトル文字列と商品画像(掲載されている場合)だけです。
商品の薄さは関係ないので、タイトルが見にくいとかはありません。
電脳仕入れの場合、「商品の特徴的に検索がしにくい」といったことがなくなります。
電脳せどりの注意点

電脳せどりのデメリットを紹介します。
商品が届くまで時間がかかる(納品まで時間がかかる)
電脳せどりで仕入れた商品は、手元に届くまで日数がかかります。
店舗によりますが、遅い店舗だと1週間かかったり、駿河屋本体なんかだと2週間以上といったこともあります。
そのため、Amazonへの納品まで時間がかかります。特にトレンド仕入れの場合は注意が必要です。
全国の電脳せどらーがライバルになる
店舗せどりの場合、基本的にはその店舗に通えるせどらーのみがライバルになります。
ライバルが多いように見えて、決して多いわけではありません。
電脳せどりの場合は、全国のせどらーがライバルとなるので、おいしい利益商品はあっという間になくなってしまいます。
送料がかかる場合がある
購入金額によっては送料がかかることもあります。
なので店舗で同じ商品を購入するときよりも割高になってしまう場合も。
ダンボールなどのゴミが多くなる
電脳せどりでの仕入れは、とにかくダンボールや袋のゴミが多くなります。
ゴミ捨てがけっこう面倒です。
ダンボールが多くなってくると、家のスペースを圧迫もします。
中古せどりの場合、どんな商品が届くかわからないことも
中古商品の場合、写真や説明文があればまだ状態は把握しやすいですが、何の情報も記載していショップもあります。
そのため、どんな状態の商品が届くかは手元に届くまでわからないことも多いです。
いざ届いてみたら、かなりひどい商品が届くこともあります。
以前はこんなにひどい色あせのDVDが届いたりもしました。


どうやったらこんなにひどい色あせになるのか(笑)
運動不足になる
電脳せどりの場合、パソコンと睨めっこする時間が長くなります。
- デスクで座りっぱなし
- カフェで座りっぱなし
といったように、運動の要素はほぼありません。
体が鈍ってしまうのはデメリットです。
生活がマンネリ化することも
電脳仕入れは「パソコンの前でリサーチして、商品を購入する」といったように単調な作業です。
「電車や車に乗ってどこかに行く」ということもないので、長期間に渡って生活が同じようなルーティンになりがちです。
実際に私も、電脳仕入れをメインにしてから最初の数ヶ月は「楽でいいな〜」なんて思っていましたが、半年以上経った頃には同じような生活にマンネリを感じるようになってしまいました。
電脳せどりに必要なツール
まず、電脳せどりで稼ぐにはツールの利用が欠かせません。
とくに、ランキングや売れ行きを判断するチェックツールが必要となります。
上記3つが有名どころで、人気のあるツールとなっています。
デルタトレーサーとKeepaは月額で2,000円くらいかかってしまうので、初心者の方はモノトレーサーを使えばOKです。無料のツールですが、仕入れ判断をするには十分です。
各ツールの機能や使ってみた感想が気になる方は、下記の記事を参考にどうぞ。
電脳せどりのやり方

電脳せどりは、基本的にはネットショップで販売されている商品と、Amazonで販売されている商品を比べて、価格差があるものを見つけていく作業になります。
手順は以下のとおりです。
- 仕入れショップを選ぶ
- 商品をチェックしていく
- 利益がとれそうなら仕入れる
やることは単純ですが、実は根気のいる作業だったりします。
これから実際に電脳せどりのやり方を紹介していきます。
仕入れショップを選ぶ
まずは自分の対象ジャンルを取り扱っているショップのサイトへ行きます。
例えば、以下のようなショップがあります。
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク
- オンラインショップ(ヤマダ電機、エディオン、ブックオフなど)
※電脳せどりの仕入れ先については、電脳せどりのおすすめ仕入れ先リストと優良ショップの選び方を参考にしてみてください。
今回は「ゲオ楽天市場」からの仕入れを例にしたいと思います。
中古・新品問わず、また他のサイトでもやることは同じなので、電脳せどりのイメージを掴んでいただけると思います。
まずはゲオ楽天市場を表示します。

商品をチェックしていく
ゲオ楽天市場の商品をチェックしていくわけですが、むやみやたらに検索しても商品が膨大にありすぎるので非効率です。
なので、まずは検索しやすいように商品一覧の絞り込みをしましょう。
リサーチ対象を絞り込む
まずはリサーチするジャンルを絞りましょう。
他にもセール品、在庫処分品などの絞り込みをしてもOKですね。
さらにコツがあって、自分がより検索しやすいようにカスタマイズすることで効率が上がります。

例えば、並び替えを利用する場合、「新着順」にすれば新しく出品された順に商品が表示されるので、他のせどらーに検索されていない商品が見つかる可能性が高いです。
また「価格の高い順」にすると、高額商品順に表示されるので、価格差が取りやすい商品がみつかりやすいです。
ショップによっては価格帯の絞り込みもできるので、資金力に合わせて価格帯を絞るのもありです。
仕入れ判断をする
ジャンルを絞って並び替えをしたら、1商品ずつAmazonで利益が取れるかチェックしていきます。
例えばこちらの商品は、ゲオ楽天市場の価格で4643円。

Amazonでいくらで販売されているかチェックしてみましょう。

Amazonでは最安値が送料込みで3900円なので、利益を取るのはちょっと厳しそうですね。
中古なので、念のため出品状況も確認してみます。

プライムもいますし、相場としては4000円~5000円台くらいなので、4643円の仕入れ価格だと利益は取れなさそうです。
次の商品に行きます。
今度はこちらの商品、ゲオ楽天市場で1709円です。

Amazonでいくらで販売されているかチェックしてみましょう。

最安値が送料込み2315円なので、これだと利益が取れなさそうですが出品状況を見てみましょう。

中古の相場はだいたい2000円~3000円といった感じ。
業者の出品ばかりで、出品コメントはあいまいな定型文、商品写真もないので差別化して販売できそうですね。
ただし、この商品の人気がなくて全く売れていない商品では意味がありません。
実際にこの相場で売れているのか、デルタトレーサーでチェックしてみましょう。

デルタトレーサーを使えば、過去にどのくらい売れているのか判断することができます。
決して回転のいい商品ではありませんが、中古の最安値相場も2500円位で安定しているので問題なく売れる商品ですね。
仕入れて販売しよう
ということで、この商品を仕入れて販売してみました。


1709円仕入れ→2980円販売
利益:500円
さらに楽天市場での買い物なので、私の場合は楽天ポイントが10倍以上ついてきます。
※他の商品と一緒に購入したので送料はかかっていません。
これが電脳仕入れの一連の流れになります。
今回は例として2商品の紹介でしたが、こんな感じで1つずつ利益が取れないかチェックしていきます。
地味な作業ではありますが、慣れてくれば効率よく利益商品を見つけることができるようになってきます。
今回は中古商品を例にしましたが、新品の場合はひたすら価格差のある商品を探していくだけです。
電脳せどりに関するQ&A
電脳せどりに関するよくあるQ&Aを紹介します。
電脳せどりはノートパソコンでもできる?
電脳せどりはノートパソコンでも出来ます。
実際に私も電脳せどりはノートパソコン(MacBook Air)でやっています。
デスクトップPCに比べると効率は落ちるのは確かです。とにかく効率的にリサーチをしたいのであればデスクトップPCのほうがいいでしょう。
とはいえ、ノートパソコンであれば場所を選ばずリサーチができるメリットがあるので、どちらのメリットを重視するかで決めるといいかと思います。

まとめ
電脳せどりとは何か、メリット・デメリットをはじめ、仕入れのやり方まで解説してきました。
私が実際に感じている電脳せどりの魅力は以下。
- 場所を選ばず仕入れができる
- 商品が家まで届けられる
- 体力的にも楽
やはり電脳せどりはいろんな意味で楽です。(もちろん楽に稼げるという意味ではありませんよ)
電脳せどりがメインになってからは、移動時間など無駄な時間が削られたことにより、自分の時間が増えました。
電脳せどりに慣れるまでは時間がかかりましたが、電脳せどりがメインになってからは、とてもじゃないですが店舗せどりメインには戻れないというのが実感です。
というわけで今回は以上です。
電脳せどりの効率的なリサーチ方法ついては、電脳せどりの効果的なリサーチ方法やおすすめツールを紹介!で解説しているので参考にしてみてください。
