- 楽天ポイントせどりってなに?
- 楽天ポイントせどりのやり方が知りたい
- 楽天ポイントせどりに必要なものも知りたい
こんな疑問に答える記事を書きました。
最近では、楽天ポイントせどりの人気がかなり高まっています。
現金利益は少なくても、ポイントを加味すれば仕入れ対象となることから仕入れのハードルも下がるため、初心者でも仕入れがしやすいのが理由です。
ただし、デメリットも理解してから始めないと、キャッシュフローが赤字になってしまうことも。
本記事で、楽天ポイントせどりとは何か、楽天ポイントせどりのやり方や準備するものを解説するので、参考にしていただければと思います。
楽天ポイントせどりとは
楽天ポイントせどりは、電脳せどり(電脳せどりとは?仕入れのやり方やメリット・デメリットを解説!)の一種のやり方で、楽天市場のポイント還元を利用したせどりの仕入れ方法です。
通常であれば、現金利益はほとんど取れないけど、還元されるポイントも利益として考えることで仕入れをしていく方法になります。
例えば、こちらの商品だと10倍のポイントが還元されますね。このポイントも利益とみなして仕入れをしていくイメージです。

例えば、この商品がAmazonで9000円で売れる商品だとします。
楽天市場以外のショップで、7190円で仕入れて販売しても利益は500円くらいです。これだとさすがに仕入れ対象外ですよね。
しかし、楽天市場でこの商品を買うことによって、ポイントが10倍還元される上に、「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」などキャンペーンを合わせるとポイント20倍以上の還元を狙うこともできます。
仮に20倍のポイント還元があるとしたら、以下のようになります。
- 7190円仕入れ→9000円販売
- 利益:500円
- ポイント還元:1438円
この時点では見込みですが、現金利益とポイントを合わせれば1938円の利益と考えることができます。
このように、ポイント還元を狙って実質利益を上げていくというのが楽天ポイントせどりになります。
場合によっては、現金でマイナスになるけど、ポイント分のプラスを狙っていくという人もいます。
楽天ポイントせどりのメリット
楽天ポイントせどりのメリットを解説します。
普段仕入れ対象でないものを仕入れることができる
楽天ポイントせどりの最大のメリットは、普段仕入れ対象でないものを仕入れることができるということ。
楽天市場では、定期的にポイント最大10倍になる「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」を開催します。

楽天市場のセールになれば、ポイント分を含めると仕入れ対象になる商品がたくさん出てきます。
なかには、セール中はポイント10倍といった「ショップ独自のキャンペーン」が開催されていることも。
SPU、買いまわりも合わせれば、ポイント30倍以上で購入できる場合もあります。
ポイント還元がたっぷりあるので、仕入れのハードルが一気に下がります。
楽天ポイントせどりは「初心者でも稼ぎやすい」と言われる理由がこれに当たります。
仕入れ対象ジャンルが豊富
楽天市場で取り扱っているジャンルは豊富なので、仕入れの対象となるものがたくさんあります。
- 日用品
- 家電
- 本、CD、DVD
- ゲーム
- フィギュア・ホビー
- アウトドアグッズ
- 美容・コスメ
- スポーツ用品
新品も中古もあるので、幅広いせどらーが仕入れることができます。
時間や場所を選ばずに仕入れができる
楽天ポイントせどりの仕入れは、ネットで完結できるので、24時間どこにいても仕入れをすることができます。
店舗に仕入れに行くために移動する手間がないため、余計な時間が取られません。
「在宅で稼ぎたい」という方にも、ピッタリな仕入れ方法になります。
月に数日取り組めばOK
楽天ポイントせどりは、基本的には「お買い物マラソン」「楽天スーパーSALE」の時が対象。
「毎日取り組まなければいけない」ということはないので、あまり時間が取られないのもメリットです。
楽天ポイントせどりのデメリット

楽天ポイントせどりのデメリットを解説します。
キャッシュフローに注意が必要
せどりをすること自体、キャッシュフローに注意しなければいけないのですが、楽天ポイントせどりの場合は特に注意が必要です。
楽天ポイントせどりは、基本的にポイント還元をメインの利益と捉えるので現金利益は少なくなりがちです。
また、ポイントを利益と捉えたビジネスモデルですが、ポイントが還元されるまでに時間がかかるので注意です。
SPUやお買い物マラソン、楽天スーパーSALEなどで獲得した「期間限定ポイント」は、通常1~2か月後に利用可能となります。
このサイクルを意識していないと「現金が足りなくなってクレジットカードの引き落としができない」といったことにもなりかねません。
価格競争になりやすい
楽天ポイントせどりは、その取り組みやすさからライバルも多く、同じ商品に群がりやすいです。
ライバルが増えることで、Amazonの出品者数が増え、自分の商品が売れるまで時間がかかってしまったり、価格競争に巻き込まれる可能性が高くなります。
できるだけ、ライバルが群がりにくい商品を選定していく必要があります。
ポイント計算がやや複雑
楽天ポイントは「SPU」「買いまわり」「ポイントアップキャンペーン」「ショップ独自のポイント」など様々なポイントがあります。
キャンペーンによって「獲得条件」や「獲得ポイントの上限」が決まっています。
そのため、
- ポイントを獲得できる条件を満たしているのか
- ポイント獲得上限をこえていないか
など、ポイントの獲得状況を計算して仕入れを行う必要があります。
管理を怠ると「ポイント獲得上限を超えていた」「実はそんなにポイントがもらえていなかった」なんてことにもなりかねません。
もらえるポイントは期間限定ポイント
楽天市場のキャンペーンやイベントでもらえるポイントは、ほとんどが「期間限定ポイント」です。
そのため、ポイントの有効期間はかなり短いです。
獲得したポイントは、さっさと次の仕入れに回す、私生活で使うなど、どんどん消化する必要はあります。
セールの時じゃないと仕入れにくい
楽天市場はポイント還元率が高い分、やや高めの価格設定になっていることが多いです。
そのため、ある程度のポイント還元を考慮しないと仕入れが難しい印象があります。
ポイント倍率が5倍だとなかなか仕入れは厳しいですが、ポイント倍率20倍ともなれば仕入れやすさは格段に上がります。
なので、「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」が開催されている時が狙い目になってきます。
ポイント獲得上限値があるので爆発的には稼げない
「高回転商品でポイント狙いの仕入れをしていれば、爆発的にポイントをゲットできる」と思われるかもしれませんが、楽天ポイントの獲得には上限値が決められています。
1か月内のポイント獲得上限がきめられているため、無限にポイントをためるということはできません。
より多くのポイントを稼ごうとするのであれば、複数アカウントを運用するなどを検討しなければいけません。
楽天ポイントせどりで準備するもの
楽天ポイントせどりを始めるために必要なものを紹介します。
楽天市場に関するもの
まずは、楽天市場で買い物をするために必要なものを揃えましょう。
- 楽天市場のアカウント
- 楽天カード
「これらはすでに持っている」という方は、ここは読み飛ばしてOKです。
楽天市場アカウント
まず、楽天市場のアカウントを持っていない方は、アカウント作成をしておきましょう
楽天カード
楽天カードを使うか使わないかだけでも、ポイント還元率が大きく変わってくるので、必ず作成しておきましょう。
本気で稼ぎたいのであれば、楽天プレミアムカード1択です。
楽天プレミアムカードは、楽天市場での買い物でポイントが+4倍になります。
年会費11,000円(税込)がかかりますが、1ヶ月あたり約1000円です。稼いでペイしましょう。
ツールを使えるようにしよう
楽天市場の商品をリサーチするときに必要なツールもインストールしましょう。
リサーチ効率化ツール
楽天市場の商品をリサーチするときに、おすすめのツールがクイックショップ。
GoogleChromeの拡張機能で、楽天市場の商品ページにAmazon情報やKeepaのグラフを表示してくれます。

無料で利用できるツールなので、必ずインストールしておきましょう。
クイックショップについては、こちら「【おすすめ】電脳せどり効率化ツール「クイックショップ」レビュー!」で紹介しているので参考にどうぞ。

仕入れ判断ツール
リサーチしている商品が「過去にいくらで売れているのか」「どのくらい需要のある商品なのか」を判断するツールもインストールしておきましょう。
上記のツールを1つ入れておけば問題ありません。
モノトレーサーは無料で利用できるので、初心者の方はモノトレーサーを使えばOKです。
各ツールについては、下記記事で紹介しているので、興味のある方は参考にしてみてください。
楽天ポイントせどりのやり方
楽天ポイントせどりのやり方を解説します。
ポイントアップのエントリー
楽天ポイントせどりは、ポイント倍率が高くなる「お買い物マラソン」「楽天スーパーSALE」で仕入れを行うのが基本です。
なので、まずはキャンペーンのエントリーをしましょう。
他にも「5と0のつく日はポイント5倍」「スーパーDEALで最大50%オフ」など、様々なキャンペーンが開催されるので、見逃さずにチェックすることが大切です。
商品を検索しよう
ポイントアップキャンペーンにエントリーしたら、商品をリサーチしていきましょう。
まずは、自分が仕入れ対象とするジャンルやリサーチするショップの商品一覧を開きます。商品一覧が表示されるので、片っ端からリサーチをしていきます。
検索しやすいように、「価格順」に並べ替えたり、「在庫あり」のみにしたり絞り込みをしましょう。

例えば、以下の商品であれば、仕入れ値が13,629円なので、Amazonで17,000円で販売できれば、ポイント分は稼ぐことができそうです。

実際に仕入れて販売しました。

- 13,629円仕入れ→17,200円販売
- 利益:200円
- ポイント:3400ポイント
利益はたった200円しかありません。
しかし、楽天SPUと買いまわりでポイント20倍、加えてショップ独自のポイント5倍が付いているので、約25倍のポイントがもらえます。
こんな感じで、現金利益は少なくてもポイント分を狙っていくことで、仕入れ対象となる商品が見つけやすくなります。
ただし、注意点として、できるだけ現金利益が大きいものを仕入れるようにしましょう。
今回は、現金利益が少なくてもポイント分を利益にできる例を紹介しましたが、キャッシュフローがきつくなりやすいです。
手元の現金をしっかり計算しながらやらないと「ポイントはたまっているけど、手元の現金は減っている」ということにもなってしまいます。
楽天ポイントせどりのコツ

楽天ポイントせどりで稼ぐコツを紹介します。
特に以下の2つが重要です。
- SPU倍率をできるだけ上げておくこと
- リピート商品リストを作ること
SPU倍率をできるだけ上げておくこと
楽天ポイントせどりは、ポイント還元率が重要になってきます。
- せどらーA:ポイント還元率20倍
- せどらーB:ポイント還元率10倍
当然のように、せどらーAのほうが仕入れ対象が多くなりますよね。
とはいえ、SPUを上げるために、むやみやたらに楽天のサービスに加入したらいいかというと、そうでもありません。
無理して上げる必要はないので、7倍〜10倍くらいを目安にしておきましょう。
- 楽天銀行+楽天カード(+1倍)
- 楽天プレミアムカード(+4倍)
- 楽天モバイル(+1倍)
- 楽天証券(+1倍)
- 楽天市場アプリ(+0.5倍)
- 楽天市場ブックス(+0.5倍)
- 楽天ひかり(+1倍)
ハピタスのアカウントを作成する
楽天ポイントせどりをするなら利用したいのが「ハピタス」。
ハピタスは、ネットショップでの買い物をハピタスを経由して買い物するだけで、ハピタスポイントがたまるサービスです。
楽天市場のポイントとは別にたまるので、ポイントの2重取りが可能です。
貯めたハピタスポイントは、現金に交換したり、商品券に交換したり、マイルに交換したりできるので、せどりをするなら必ず利用しましょう。
ポイントのもらい方なども含め、ハピタスについてはこちらの記事「ハピタスポイントの効率的な貯め方を紹介【王道から高還元まで】」で解説しているので、参考にしてください。

リピート商品リストを作ること
「ポイント還元率が高いから利益商品が見つけやすい」と言っても、楽天市場にはたくさんの商品があるわけで、利益商品を見つけるのはそれなりに苦労します。
そのため、お買い物マラソンやスーパーSALEがあるたびに、何度も何度もリサーチしていたのでは効率が悪いです。
なので、リピート商品リストを作成しておきましょう。
リストが増えれば増えるほど、リサーチが効率的になっていくので、数をこなしながらリストを増やしていきましょう。
まとめ
楽天ポイントせどりとは何か、楽天ポイントせどりのやり方や準備するものを解説してきました。
楽天ポイントせどりは仕入れがしやすいので、誰でも取り組みやすいというメリットはあります。
- 楽天市場のアカウントを作成する
- 楽天プレミアムカードを作成する
- クイックショップをインストールする
- モノトレーサーをインストールする
- ハピタスに登録する
- まずは地道にリサーチをする
- 利益商品はリスト化する→次回から効率アップ
楽天ポイントせどりは、現金利益が少なくなりがちなので、以下の2点に注意しましょう。
- 現金利益の少ない商品は、回転のいい商品のみに限定
- キャッシュフローをしっかり管理すること
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