せどりの検索ツールで有名なせどりすとの最上位版「せどりすとプレミアム」。
せどりをしている人なら必ず聞くツールで「せどりすとプレミアムって実際どうなの?」と気になっている人も多いはず。
結論からいうと、店舗せどりで効率的にリサーチをするなら必須とも言えるツールです。
本記事では、せどりすとプレミアムを実際に使ってみた感想や便利機能を紹介したいと思います。
せどりすとプレミアムの基本情報
せどりすとプレミアムの基本情報を紹介します。
月額利用料
せどりすとプレミアムの月額利用料は、以下のとおりです。
- 初月11,000円(税込)<初期費用5,500円+1ヶ月利用料5,500円>
- 以降月額5,500円(税込)
契約日より1ヶ月ごとに自動更新されます。
せどりすと無料版と有料版の違い
「せどりすと」には、「せどりすと」、「せどりすとプロ」、「せどりすとプレミアム」の3種類があります。
「せどりすと」は、無料で利用でき、基本的なリサーチ機能が揃っています。せどりすとを試してみたい方は無料版から利用してみるのがおすすめ。ただし、広告表示があります。
「せどりすとプロ」は、無料せどりすとの広告非表示版となります。3,500円の買い切りで利用でき、広告がない分、データ表示エリアが広くなります。
そして、本記事で解説する「せどりすとプレミアム」は、初月11,000円と以降の月額5,500円が必要ですが、機能が充実しているので、店舗せどりで本気で稼ぎたい人向けとなっています。
せどりすとプレアミアムの機能
せどりすとプレミアムの機能を紹介します。
豊富な検索機能
せどりすとプレミアムでは検索機能が豊富です。
せどりすとプレミアムでは以下の検索をすることができます。
- カメラスキャン検索
- OCR検索
- ISBN/JANコード検索
- 規格品番検索
- キーワード検索
- 複数バーコード検索
リスト管理
せどりすとプレミアムでは以下のリスト管理をすることができます。
- 検索リスト
- ウォッチリスト
- 仕入れリスト
- 出品リスト
目的に応じて、各リストに商品を追加してくと便利です。
例えば、検索した商品は自動的に検索リストに追加されていきますが、仕入れ対象の商品を仕入れリストに追加しておけば、その日の仕入れ額合計や見込み利益合計などを管理できます。
さらに出品リストに追加すれば、そのままAmazonに出品したり、プライスター経由で出品することができます。
仕入れはしないけど気になる商品はウォッチリストに追加して、後からじっくりリサーチしてみるといった使い方もできます。
リストのメール送信機能
リストに追加されている商品をCSVファイルとしてメール送信することができます。
仕入れた商品は仕入れリストへ登録してメール送信。受け取ったメールでCSVファイルを開き、商品情報をエクセルの管理台帳にコピペすれば、レシートを見ながらの手入力を省くことができます。
また、そのまま仕入れリストファイルに転記するだけで、利益商品リストの出来上がりです。
出品機能
せどりすとプレミアムから直接Amazonに出品できます。
新品のように検品が不要な商品は、店舗で仕入れた後すぐに出品することで、販売機会のロスを減らすことができます。
また、プライスターとも連携できるので、せどりすとプレミアムからプライスター出品が可能です。
拡張ボタン機能
検索した商品をタップすると表示される拡張ボタンはカスタマイズが可能です。
例えば、
- 仕入れリストへ追加ボタン
- 楽天のリンクボタン
- モノサーチへのリンクボタン
を表示するようにカスタマイズして自分好みの拡張ボタンに設定することができます。
アラート設定
設定した条件に合致する商品の場合は、
- 背景色をカラーにしたり
- バイブレーションで通知したり
- 音声読み上げをしたり
することができます。 条件に一致しない商品は縮小表示したりもできるので、利益商品がぱっと見でわかるようになっています。 全頭ビームをする人には必須機能となっています。
粗利計算
拡張ボタンの電卓アイコンをタップすると粗利計算ができます。
左にスライドさせると、割引計算をすることができます。 割引シールが貼られている商品やセールの時など活躍してくれます。
右にスライドさせると出品者一覧が表示されるので、出品状況をみながら見込み利益計算をすることもできます。
せどりすとプレミアムのメリット
せどりすとプレミアムを使ってみて感じたメリットを紹介します。
読み込みスピードが速いのでサクサクリサーチできる
せどりすとプレミアムの読み込みスピードは速いので、サクサクリサーチができます。
アマコードプロと比較しても、せどりすとプレミアムのほうが圧倒的に速いです。
カメラによるバーコード読み込み精度も高く、ストレスなくスキャンできます。
このスピーディーな操作性は、せどりすとプレミアムならではの魅力です。
カスタマイズで自分好みのボタン配置にできる
拡張ボタンはカスタマイズができるので、自分好みの設定にすることができます。
以下の赤枠の部分を好きなボタンにしたり、配置も自由に入れ替えることができるので、自分の仕入れスタイルに合わせて調整が可能です。
カスタム表示できるボタンは以下のようなものがあります。(一部抜粋)
自分でURLを追加すれば、上記にないサイトを表示することもできます。
例えば私の場合、モノサーチへのリンクを追加していて、そのまま電脳リサーチに繋げています。
このように好きにカスタマイズできるので、自分に合わせた効率的なメニューにすることができます。
せどりすとプレミアムとKeepaの連携方法は、せどりすとプレミアムでKeepaを1タップで表示する方法【連携は簡単】で解説しているので参考にどうぞ。
痒いところに手が届く規格番号入力
CDやDVDの場合ですが、バーコードがなかったりすると「アルファベット+数字」で構成されている規格番号で検索しなければいけないときがあります。
せどりすとプレミアムの規格番号入力は、入力欄が「アルファベット」部分と「数字」部分に分けられていて、自動的に入力が切り替わる仕様です。
通常であればキーワード検索をするとき、アルファベットと数字の切り替えが面倒に感じますが、せどりすとプレミアムであれば規格番号の検索がスムーズに行えます。
以下のように記号4桁を入力すると、自動的に番号テキストボックスに入力が移ります。
しかも、自動消去選択ができるのも便利です。
規格品番のアルファベット部分が同じ商品が並んでいる場合、わざわざ入力する必要はなくなります。 地味ですが、こういった細かな気配りはかなりありがたいです。
仕入れリストのCSVメール送信で在庫管理表の入力が簡単に
せどりすとプレミアムでは、検索した商品を「検索リスト」「仕入れリスト」「出品リスト」で管理できるのですが、各リストの商品情報をCSV形式でメール送信できる機能があります。
このCSVメール送信機能を使えば、在庫管理表の記入を効率化することができます。
在庫管理表への記入は、店舗でもらったレシートから1商品ずつ「商品名」や「価格」などを記入していくのが普通かと思います。
ASINやJANコードも一緒に管理していると思いますが、これらも1つずつ記入していかなければいけません。
せどりすとプレミアムのCSVリストは、商品名、仕入れ価格、ASINなどを出力することができるので、これらを在庫管理表にコピペするだけでよくなります。
仕入れた商品情報をレシートを見ながら在庫管理表に手入力する必要はありません。
実際にやってみるとわかりますが、レシートを見ながら手入力するときに比べて圧倒的に効率的になります。
関連記事:せどりすとプレミアムで仕入れリストのメール送信方法【在庫管理表の記入を効率化】
インストアコード読み込みができる
せどりすとプレミアムでは、以下の店舗のインストアコードを読み込むことができます。
- ブックオフ
- TSUTAYA
- GEO
値札の貼り方によっては、インストアコードラベルで商品のバーコードが隠れていることがありますよね。
そんな時に非常に便利なので、スピーディーなリサーチができます。
プライスターと連携ができる
せどりすとプレミアムでは、価格改定ツール「プライスター」と連携をすることができます。
連携によって何ができるかというと、せどりすとプレミアムの仕入れリストに登録した商品をプライスター経由で出品することが可能
- せどりすとプレアミアムとプライスターの連携設定を行う(一度のみ)
- せどりすとプレミアムの出品リストからプライスター出品を行う
- プライスターの納品プラン作成ページで納品プランを作成
このような流れになるので、価格改定ツールでイチから出品するよりスピーディーに出品することができます。
関連記事:プライスター徹底レビュー!歴3年の愛用者が便利機能やデメリットを解説
せどりすとプレミアムのデメリット2つ
せどりすとプレミアムを使ってみて感じたデメリットを紹介します。
アイテム内ブラウザが使いにくい
アイテム内ブラウザは、せどりすとプレミアムの特徴ではあるのですが、私には正直合いませんでした。
新品せどりをしている人や、中古でも基本は最安値で販売するような人には、必要最低限の情報が見れればよく余計な画面遷移がないほうがいいかもしれません。
しかし私のように、商品状態や出品状況、過去の相場をチェックしながら仕入れ判断をタイプにとっては、画面が小さくて見にくいだけです。
拡張表示もできるのですが、デフォルトで拡張表示できるようにして欲しいです。(本記事を書いている時点では、デフォルトの拡張表示設定をしても機能しません)
アプリがたまに落ちる
せどりすと、せどりすとプロもそうですが、使っているとたまにアプリが落ちます。
頻繁にあるわけではないのでストレスになることはありませんが、できればアプリが落ちるというのはなくしてほしいところ。
せどりすとプレミアムに関するよくある質問
せどりすとプレミアムの解約方法は?
せどりすとプレミアムを解約するには2つの方法があります。
- せどりすとサポートに解約の旨を伝える
- PayPalの定期支払いをキャンセルする
①せどりすとサポートに解約の旨を伝える
せどりすとサポートに解約する旨を伝えると、せどりすとサポート側で解約手続きを行ってくれます。
せどりすとサポートに連絡する方法は以下の2つ。
- せどりすとサポートにメールをする
- せどりすとプレミアムのアプリから問い合わせる
せどりすとサポートにメールする場合は、こちらのメールアドレス(support@sedolist.info)にメールをしましょう。
件名に「せどりすとプレミアムの解約について」、本文に「氏名やせどりすとプレミアムを解約したい旨」を記載すればOKです。
せどりすとプレミアムのアプリから問い合わせする手順は以下のとおりです。
せどりすとプレミアムのメニューから「お問い合わせ」を選択します。
必要事項とコメントに解約したい旨を入力して送信します。
②Paypalの定期購入をキャンセルする
もう1つの方法が、Paypalの自動支払いをキャンセルする方法です。
せどりすとプレミアムの月額料金はPaypalの自動支払いで決済しているので、Paypalから自動支払いをキャンセルします。
せどりすとプレミアムの場合、取引先名は「合同会社オレラ」となっているので、「合同会社オレラ」の自動支払いをキャンセルすればOKです。
このように、せどりすとプレミアムの解約は、とくに難しいこともありません。
せどりすとプレミアムの再契約
せどりすとプレミアムを再契約したい場合は、せどりすとサポートにメールをすると再契約ができます。
再契約用のURLがメールで送られてくるので、そこから契約すればOKです。
せどりすとプレミアムは初期費用がかかりますが、再契約の場合は初期費用は不要となります。ご参考までに。
アマコードプロとどっちがいいの?
せどりすとプレミアムと同様に、月額制の検索アプリがアマコードプロですが、「どっちがいいの?」と迷っている方もいるかと思います。
それぞれの特徴を比較してみました。
せどりすとプレミアム | アマコードプロ |
---|---|
機能性は抜群 バーコード読み込み精度が高く、スピーディーな検索ができる Keepaの有料契約が必要 たまにアプリが落ちる | 初月11,000円、以降5,500円シンプルで使いやすい 電脳仕入れ機能が優れている Keepaとの契約は不要(Web版グラフが便利) アプリとして安定している せどりすとに比べスピードが劣る | 月額5,500円
どちらも月額5,500円で料金は同じです。ただし、アマコードプロは初期費用がかからない分お得です。
実際に使ってみた感想としては、店舗仕入れで使うならせどりすとプレミアムの方が優れています。多機能な上に、読み込みスピードも速いので、サクサク検索ができるからです。
アマコードプロは、検索アプリとしての機能面は劣りますが、電脳仕入れ機能との連携に強みがあります。
両者の違いについては、アマコードプロとせどりすとプレミアム比較レビュー!どっちがいいか迷った時の参考に!で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
せどりすとプレミアムを使ってみた感想を紹介しました。
アプリが稀に落ちることや、アイテム内ブラウザが使いにくいというのはありますが、それを除けばかなり優れた検索アプリです。
- バーコードの読み込みから検索結果表示が早い
- ストレスを感じないスムーズな操作性
- カスタマイズ性が高い
- リスト管理でせどりの管理業務も効率化できる
多機能だけあり、あらゆるタイプのせどらーに対応できる設計になっていると思います。
痒いところに手が届く細かな機能がところどころ散りばめられていますし、カスタマイズ性に富んでいるところも気に入っています。
せどりすとプレミアム以外にも、せどりで使える便利アプリは効率的に稼ぐ!せどりの便利アプリおすすめ9選!で紹介しているのでぜひご覧下さい。
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