せどりをしていて「そろそろ価格改定ツールを使ってみたい」という人の中には、「プライスターとマカド!どちらにすればいいか迷っている」という人も多いかと思います。
実際に両方のツールを使ってきましたが、私も最初はかなり悩みました。
そんな経験も踏まえ、本記事ではプライスターとマカド!の違いについて解説したいと思います。
ちなみに私の場合、マカド!を2年使ったあとにプライスターに乗り換えて現在も利用しています。
そういった実体験も合わせて紹介するので、プライスターとマカド!どちらにするか迷ったときの参考にしてみてください。
Contents
プライスターとマカド!の共通機能7つ
共通機能
- かんたん出品機能
- 自動価格改定
- 売り上げ集計機能
- 電脳リピート仕入れ機能
- サンクスメール機能
どちらも、出品から販売、売り上げ管理、リピート仕入れまでを効率的に行える機能を備えています。
かんたん出品機能
セラーセントラルからの出品だと、1つ1つ商品を登録して何度も同じ画面を開かなければいけません。
それに対しマカド!やプライスターであれば、1画面で連続して出品することができるので、シンプルかつ効率的に出品できます。
また、出品したあとのFBA納品からラベルの印刷までも簡単に終えることができます。
セラーセントラルからの出品〜FBA納品までと比べると、圧倒的に効率化できるのがメリット。
セラーセントラルを1度も開かずに出品作業ができます。
プライスターの出品画面はこちら。
マカド!の出品画面はこちら。
自動価格改定
メインとなる機能が自動価格改定機能。
両ツールとも5分程度のスピード価格改定が売りです。
価格改定を自動にすることで、以下のようなメリットがあります。
- 最安値を常にキープすることで売り上げアップに繋がる
- 価格改定ツールを使っていないセラーより有利に立てる
- 価格改定の時間を節約できる
売り上げを求めるのであれば必須機能となります。
売り上げ集計機能
売り上げ集計機能では、月ごとの売り上げや仕入れ金額から「利益額」「利益率」などを自動で集計し、売り上げのグラフ化までしてくれます。
売り上げや販売個数についてはグラフでも表示されます。
プライスターの売り上げ管理画面はこちら。
プライスターのグラフでは、ジャンルごとの比率がひと目でわかるのも嬉しいところ。
マカド!の売り上げ管理画面はこちら。
日ごとの売り上げをエクセルなどで管理している人もいると思いますが、けっこう大変ですよね。
マカド!やプライスターであれば、自動で集計してグラフ化してくれるので効率化にもなりますし、分析もしやすいです。
電脳リピート仕入れ機能
プライスター、マカド!ともに、販売履歴ページから他の販売サイト(ヤフオクなど)を表示できるアイコンが表示されます。
このアイコンをリンクすれば、リンク先(ヤフオクなど)の検索結果一覧に移動することができます。
販売履歴一覧からアイコンをクリックして、その商品が仕入れられないかチェックするだけなので、簡単にリピート仕入れができます。
電脳仕入れが苦手な人にもおすすめの機能です。
サンクスメール機能
購入者に自動で評価依頼メールを送ってくれる「サンクスメール機能」があります。
評価依頼メールを送った場合と送らなかった場合を比べると、私の経験上、評価をもらえる数が3倍は変わってくるので必ず利用したい機能です。
また両ツールとも、評価依頼メールを送るかどうかを商品ごとに設定できる機能があります。
例えば、中古商品の場合など「ちょっとこの商品は汚いから評価依頼メールを送るのはやめよう」といった場合、サンクスメール送信を停止することができます。
注文情報通知
Amazonで注文があった際に、注文情報を通知で受け取れる機能があります。
- プライスターはスマホのプッシュ通知
- マカド!はLINE通知
上記の違いがありますが、通知のON・OFFの切り替えも可能です。
サポート
プライスターもマカド!もサポートは迅速で丁寧です。
マカド!に関しては、以前LINE通知機能の不具合があったのでツイッターでつぶやいたところ、マカド!公式アカウントがメッセージをくれました。
その後、不具合の状況などをメールでやりとりをしましたが、その日のうちに不具合が解消されたこともあり、何か不具合があった時のマカド!の対応は素早く安心できます。
プライスターに関しても、普段からツイッターのエゴサーチをしているようで、プライスターについて何か呟くとすぐに反応が返ってきます。
それに、プライスターの使い方で困った方のツイートに対して丁寧にリプをしているのが見受けられます。
もちろん両ツールともメールによるサポートもしているので安心です。
プライスターとマカド!で違いのある機能8つ
月額利用料
まず、プライスターとマカド!の月額料金を比較します。
プライスター | マカド! | |
月額利用料 | 5280円(税込) | 4980円(税込) |
月額料金はマカド!のほうが300円安いです。
わずかな違いですが、1年間だと3600円の違いがあります。
1円値下げ機能
マカド!は「最安値より1円安くする」設定があるのに対し、プライスターはありません。
1円値下げについては賛否があります。
というのも「最安値より1円値下げ」で自動価格改定してしまうと、価格競争が激化し相場が大きく下がる可能性があるためです。
とはいえ、「1円でも安く買いたい人もいるので、購入率のアップが期待できる」と考えるせどらーも一定数います。
1円値下げ機能を使いたいという方にとっては、マカド!のほうが選択肢があります。
スマホアプリ
プライスターはアプリ版がありますが、マカド!にはアプリ版がありません。
プライスターのアプリ版は、以下の機能を備えています。
プライスターアプリの機能
- リサーチ機能
- 在庫管理
- 販売履歴表示
- 出品機能
- ダッシュボード機能(今日の成績、今月の売上、在庫情報、回転率)
プライスターアプリのリサーチ機能は使う人を選ぶのですが、リサーチから出品・管理までアプリ1つで完結することができます。
また、ダッシュボード機能が追加されたので、売り上げデータなどをアプリだけで確認することも可能です。いつでもどこでもスマホで確認できるのは便利です。
プライスターアプリの機能や使い方に関しては、こちら「プライスターアプリの機能や使い方を解説【出品から納品まで一括管理が可能】」で解説しています。
電脳リピート仕入れ機能
先ほど紹介した電脳リピート仕入れ機能には大きな違いがあります。
プライスターの販売履歴ページでは「ヤフオク」と「価格コム」のアイコンリンクしかありません。
それに対しマカドは、以下の4つのサイトを対象としています。
- ヤフオク
- メルカリ
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
実際に両ツールを使ってみた経験上、電脳仕入れの観点でいえばマカドの方が圧倒的にリピート仕入れがしやすいです。
電脳仕入れの対象ショップが豊富なので、リピート商品を見つけられる可能性はグッと高まります。
せどりすとプレミアム連携
プライスターは「せどりすとプレミアム」と連携ができます。
せどりすとプレミアムからそのまま出品できる上に、プライスターの価格自動変更の設定や赤字ストッパーを設定した状態で出品することができます。
仕入れ価格や出品価格、出品コメントなど、せどりすとプレミアム側で設定しておくことで、さらに効率アップになります。
とにかく出品作業が圧倒的に効率化できるので、せどりすとプレミアムを利用している人はぜひとも利用したい機能です。
下限リミッター到達通知
マカド!の場合は、自動価格改定の下限リミットに到達すると、LINEで通知を受け取ることができます。
以下のように、商品名とマカド!の商品ページリンクが届きます。
下限リミットに到達した場合は、そのままの価格でも問題ないのか、さらに価格を下げなければいけないのか判断が必要ですよね。
LINEで通知を受け取ることができるので、すぐに対応することができます。
ユーザー専用サービス
プライスターでは、以下のようなユーザー専用のサービスを提供しています。
- プライスター急便
- 自己発送向けヤマトかんたん発送
- プライスターショップ
- プライスターパートナー
先ほど紹介した「プライスター急便」をはじめ、自己発送の商品をヤマト運輸で簡単に発送できるサービス、せどりの備品を購入できる「プライスターショップ」、FBA納品作業を依頼したい人と代行したい人のマッチングサイト「プライスターパートナー」など便利なサービスがあります。
マカド!には、このようなユーザー専用サービスはありません。
月間ランキング機能
プライスターには月間ランキングが用意されていて、全国のプライスターユーザーのなかで自分がどの位置にランキングされているかチェックすることができます。
月間の売上ランキングはこんな感じ。
ジャンル別ランキングも確認することができます。
「自分がどの位置にいるのか気になる」「モチベーションアップに繋げたい」といった方にプラスになる機能となっています。
マカド!からプライスターに変えて使っている理由
冒頭で「マカド!を2年使ったあとに、プライスターに変えて現在も利用している」と書きました。
個人的にプライスターを好んで使っている理由は以下のとおりです。
- スマホアプリが便利
- プライスターパートナーを使える
- 売り上げグラフでジャンル別の比率がわかる
- せどりすとプレミアム連携で出品が可能
プライスターを使うことでせどりの作業がトータル的に効率的になったと実感しています。
スマホアプリが便利
まず、プライスターのスマホアプリはかなり便利です。
アプリのダッシュボード機能は、今日の成績、今月の売上、在庫情報、回転率などが分かるので、今月の状況をいつでも確認することができます。
また、「売れたもの一覧」では利益計算までされているので、商品ごとにどのくらい利益が取れているのかパッと見で分かります。セラーセントラルアプリでは利益までは分かりませんが、プライスターアプリでは一目瞭然です。
プライスターパートナーで簡単に外注化
さらに現在では、「プライスターパートナー」を使って外注化をすることもできました。(参考:プライスターパートナーを使ってみた!初めてのせどり納品代行におすすめ!)
プライスターパートナーは、出品・納品を外注したいクライアントと、出品・納品の代行をしたいパートナーを繋ぐマッチングサイトです。
「個人依頼よりは高くつくけど、代行業者よりはかなり安い」といった感じですが、プライスターパートナーに登録してるパートナーさんは、出品〜納品までの経験者ばかりなので、一から教育する必要がありません。
教育などの面倒な作業を飛ばして、スムーズに納品代行作業をお願いすることができます。
売上グラフでジャンル別の比率がわかる
プライスターの売上グラフは、ジャンルごとに色分けして金額が表示されます。
複数ジャンルを扱っている私にとっては、ジャンルごとの売上比率がざっくりわかるのもメリットに感じています。
プライスターとマカド!の比較一覧表
プライスターとマカド!の違いを比較して、一覧表にまとめました。
機能 | プライスター | マカド! |
月額料金 | 5,280(税込) | 4980(税込) |
自動価格改定 | ○ | ○ |
出品機能 | ○ | ○ |
売上計算 | ○ | ○ |
在庫管理 | ○ | ○ |
サンクスメール | ○ | ○ |
電脳リピート仕入れ | △ | ○ |
1円値下げ機能 | × | ○ |
注文情報の通知 | ○(プッシュ通知) | ○(LINE通知) |
下限リミット到達通知 | × | ○ |
スマホアプリ | ○ | × |
ジャンル別コメント設定 | ○ | ○ |
せどりすとプレミアム連携 | ○ | × |
ユーザー専用サービス | ○ | × |
月間ランキング機能 | ○ | × |
サポート | ○ | ○ |
両ツールとも、価格改定ツールとしての基本機能は同じですが、細かな機能やサービスが異なります。
違いのある機能をみて、自分にあ合ったほうを選んでみてください。
迷っている時は、どちらのツールも無料お試し期間があるので一度使ってみることをおすすめします。
実際に使ってみることで、使い勝手やしっくりくるのかどうかを体感することができますよ。
まとめ
プライスターとマカド!を比較してきました。
実際に両ツールを使って感じたのは、どちらも作業効率がアップする優れたツールだということは間違いありません。
とはいえ、価格改定ツールとしての基本機能に大きな違いはないものの、細かな機能やサービスが異なってきます。
プライスターはこんな人におすすめ
- Amazonせどりを幅広くサポートしてくれるツールがいい
- アプリを使った管理をしたい
- 利用者限定サービスを使いたい
プライスターをより詳しく知りたい方はこちら「【価格改定ツール最強】プライスターを徹底解説!せどりで必須のおすすめツール!」を参考にどうぞ。
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マカド!をより詳しく知りたい方はこちら「【レビュー】マカド!の機能・使い方からデメリットまで解説【せどりに便利な価格改定ツール】」を参考にどうぞ。
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