ツイッターでも話題持ちきりになった「モノレート閉鎖」ですが、2020年6月30日をもってサービス終了とりました。

仕入れの際はモノレート判断を重視していたので、モノレート閉鎖は正直痛手ではあります。
仕入れ判断のツールとしては、モノレートはやはり優秀ですからね。
ここ数か月、モノレートの動きはちょっとおかしなところがあったので「モノレート閉鎖の予兆だったりもしたのかな」なんて今になって思います。
しかし、決まったことは仕方のないことですし、これからモノレートなしでどのようにせどりをしていくか考えなければいけません。
本記事では「モノレート代わりになるせどりツール」について解説したいと思います。
モノレートの代わりのツール
モノレートが閉鎖しても、代わりのツールを使えば、今までと変わりなくせどりをしていくことができます。
上記のツールを使えば、今まで通りの仕入れ判断をすることができます。
デルタトレーサー(DELTA TRACER)

デルタトレーサーは、モノレートと見た目が近いので、今までのモノレートユーザーからすると使いやすさは抜群です。
デルタトレーサーは、月額2200円(税込)での利用することができます。
デルタトレーサーは、Web版、アプリ版、拡張機能版と複数のプラットフォームで利用できること、そして機能性も豊富なので一番おすすめです。
ちなみにデルタトレーサー上では、Keepaのデータを表示することもできます。しかもKeepaとの契約は不要です。
見た目もモノレートに近く、モノレート以上に多機能ということで、モノレートの代わりのツールとしては一番のおすすめになります。

Keepa

Keepaは無料でも利用できますが機能が限られるので、本格的にせどりをするならやはり有料契約(15ユーロ:約1800円)が必要となってきます。
モノレートの方がシンプルで使いやすいのに対し、ごちゃごちゃして使いにくいところがあるので、スマホで操作がしにくいというデメリットがあります。
どちらかというと電脳仕入れで力を発揮するツールで、モノレートより細かなデータが見れるのが特徴です。

アマコードプロ
検索アプリのアマコードプロでも、ランキンググラフを表示させることができます。
- 検索結果画面でKeepaのランキンググラフを表示
- メニューバーからアマコード独自のランキンググラフを表示
こちらは、検索結果画面のKeepaのグラフです。

検索直後の売れ行き判断に便利です。
そして、アマコードプロのカスタムオプションを利用すれば、アマコード独自のランキンググラフも表示することができます。

アマコードプロは月額5,500円(税込)ですが、有料の検索アプリとしての機能に加え、ランキンググラフも確認できるので、かなりコスパのいいアプリに進化しています。
もちろん、検索結果から1タップで「Keepa」や「デルタトレーサー」を表示することもできます。



モノレート閉鎖後の対応策
可能性は低いと思いますが、Keepaやデルタ―トレーサーなどのランキングツールが何一つ使えない場合の対応策を紹介します。
オークファン、メルカリで需要を判断する
かなり面倒ですが、オークファンやメルカリで需要を判断する必要が出てきます。
オークファンやメルカリでも、
- 過去にいくらで売れたのか
- どのくらいの間隔で売れているのか
といった実績値が分かるので、それなりの参考データになります。
あとは、Amazon商品ページの「ランキング」「レビュー数」なども需要判断に利用できます。
ランキングは平均ではないので注意が必要ですが、ある程度の参考にはできます。
問題となるのは、メルカリやヤフオクの相場とAmazonでの販売価格の見極め次第でしょうか。
独自ツールの開発
自分で「モノレート」チックなツールを作る、というのも1つの手段。
せどらーの中には、自分で作ったリサーチツールを使っている人もいます。
モノレートと同じ機能とまではいかなくても、仕入れ判断に必要なデータを取得できるツールが利用できれば問題はないですし、他者が作ったツールに依存する必要はなくなります。
モノレートはAmazon規約に違反したから閉鎖となったようなので、規約に違反には注意が必要ですが。
これからは、独自にツールを作る人が増えてきそうですね。
自分の知識・経験に基づいた仕入れ
メルカリ、オークファンでの需要判断のデメリットは時間がかかってしまうこと。
なので、目利きというか、自分の商品知識を活かした仕入れが必要となってきます。
ある程度せどりの経験を積んでいる人であれば、「この商品は過去にいくらで売れた」といったような、今までの販売データが残っているはずです。
データがたくさん蓄積されている人は、モノレートのようなツールに頼らず、こういった自分だけの過去の販売実績から仕入れをすることができます。
モノレートのデータは正確ではなくて、あくまで参考程度でしかありません。
自分の販売実績というのは、モノレートのデータ以上に価値があります。
これからは、「モノレートのようなツールを使わない、自分の知識・経験に基づいた仕入れ」を身に付けておいたほうが有利になるかと思います。
また、販売した商品のデータを蓄積していくことも必要になってくるのかなと思います。
この商品はいくらで売れて、どのくらいの回転率なのかといったデータを、自分なりに蓄積していくことで、今後の仕入れに活かしていくことができます。
Amazon以外の販路も1つの手段
ヤフオクやメルカリなど、販路をAmazon以外にするのも1つの手段かと思います。
モノレート廃止の影響があるのは、結局はAmazonせどりにおいてのみです。
現に販路がメルカリやヤフオクの人からすれば、「へ~、モノレート終了するんだ。」程度でしかないわけで、「Amazon以外の販路を持っておくこと」も検討してもいいかもしれませんね。
ヤフオクやメルカリを販路にしている場合は、モノレートが廃止されようが、Keepaが廃止されようが何の影響もないわけです。
自己発送でも問題ない人は、Amazon以外の販路を検討する余地はあると思います。
まとめ
モノレートの代わりのせどりツールと対応策を紹介してきました。
モノレート閉鎖によって不安になるせどらーは多いと思いますが、代替えツールがあるので今のところ心配ありません。
モノレートは便利で、仕入れ判断においても重要なツールでしたが、モノレートが使えなくなったからといって「せどりが出来なくなる」わけではありません。
デルタトレーサーやKeepa、アマコードプロなどを代わりに使っていきましょう。
モノレートの代わりを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。