- 仕入れをするときに検索した商品の利益計算をしたいけど、どうすればいいの?
- 利益計算をするのに何かおすすめのものはある?
こんな疑問を持っている人もいると思います。
そこで本記事では、せどりで利益計算する方法を紹介したいと思います。
自分にあった利益計算ツールが見つかると思うので、ぜひお読みいただければと思います。
せどりの仕入れ判断に重要なのが利益計算
せどりの仕入れ判断の材料として「売れ行き」の他に、重要になるのが「利益率」や「利益額」です。
仕入れ基準の目安として重要なので、せどりにおいて利益計算は欠かせません。
特にAmazonせどりでは、商品代金だけでなく販売手数料やFBA手数料、送料などがかかります。
これらを見落としてしまうと、仕入れ時には利益が出ると思っていても、「実際にはほとんど利益が残らなかった」なんてことにもなりかねません。
利益計算を正しく行っていれば、「仕入れるべき商品」と「避けるべき商品」を仕入れ前に見極めることができます。
せどりの利益計算の基本
せどりの利益計算は、基本的には以下の式で求めることができます。
利益 = 販売価格 − 仕入れ値 − 諸費用(手数料など)
この「諸費用」を正しく把握しておくことが、正確な利益を計算するためのポイントです。
Amazonせどりの場合、主に次のような費用が発生します。
- 送料:自己発送の場合の発送費用
- Amazon販売手数料:販売価格に応じてAmazonに支払う手数料(カテゴリごとに設定あり)
- FBA手数料:FBAを利用した場合の倉庫保管、梱包、発送などの代行手数料
- 梱包資材費:ダンボール、緩衝材、テープなどの資材費
これらを含めて計算しないと、思っていたよりも利益が少ないということになりかねません。
具体例を挙げると、以下のようになります。
- 仕入れ値:2,000円
- 販売価格:5,000円
- Amazon販売手数料:750円(販売価格の15%と仮定)
- FBA手数料:400円
- 梱包資材費:50円
この場合の利益は、
5,000円 − 2,000円 − 750円 − 400円 − 50円 = 1,800円
となります。
単純に「仕入れ2,000円で5,000円で売れたから3,000円の利益」と思い込むのはNGです。手数料や諸費用を含めて正確に計算することが大切です。
なお、「利益率」の求め方は以下のとおりです。
利益率 = 利益額 ÷ 販売価格 × 100
利益を求めた上記の例では、
1,800円 ÷ 5,000円 × 100 = 36%
となります。
利益額が大きくても、利益率が低ければ効率の悪い仕入れになってしまうこともあります。目安として、利益率20%以上を確保できるかどうかを基準にするのがおすすめです。
関連記事:【バランスが大事】せどりの利益率の目安や注意点を解説!
せどりで利益計算におすすめのツール
ただし、利益計算を自分でしていたのでは時間がかかりすぎてしまいます。そもそも、Amazon手数料はややこしいので計算が面倒です。
そこで、利益計算がサクッとできるツールを使うのがおすすめです。ここでは、せどりの利益計算におすすめのツールを紹介していきます。
モノトレーサー
モノトレーサーは、Amazonで販売されている商品データ(価格、出品者、ランキング推移)をグラフ表示するツールですが、利益計算機能も備えています。
以下のように、仕入れ値、出品価格を入力することで利益計算ができます。

モノトレーサーで売れ行きなどを確認しつつ、そのまま利益商品をすることができるので、他の利益計算ツールを表示する必要がありません。
モノトレーサーは無料で利用できる上に、機能性もよく使いやすいので登録しておいて損はありません。
モノトレーサーについては、無料でイチオシ!モノトレーサーの機能や使い方【検索アプリ連携も解説】を参考にしてみてください。
FBAシミュレーター
Amazonが提供している利益計算サービスです。
仕入れ値と販売額を入力すれば、手数料などを自動で計算し、自己発送とFBA発送の利益計算を同時にしてくれます。

ただし、スマホのブラウザから使おうとするとデザインが崩れて非常に使いにくいです。(Safari、GoogleChromeともに)
なので店舗せどりの際に利用するのはイマイチ。

FBAシミュレーターを使うのは、電脳仕入れをする際にパソコンのブラウザから利用するのがおすすめです。
ちなみにですが、利益計算するには「FBAシミュレーターがいちばん正確」だと言われていますが、実はAmazonはFBAシミュレーターの正確性を保証していません。
FBAシミュレーターのページに免責事項として以下のことが書かれています。
このFBA料金シミュレーターは、FBAの評価の目安としてのみご使用ください。料金シミュレーターの情報の正確性および計算精度は、Amazonによる保証の対象外です。料金シミュレーターが出力した計算結果の検証については、独自の分析がなされるべきものとします。最新の費用および手数料については、Amazonサービスビジネスソリューション契約をご覧ください。改定後のAmazonから出荷オプションには、現在のAmazon出品サービスの手数料とFBA手数料が反映されます。
FBAシミュレーター
Amafee
Amafeeは、Amazonの利益計算サイトで無料で利用することができます。
サイトデザインは古臭いですが、シンプルで使いやすいサイトなので、利用しているせどらーも多いですね。

必要事項を入力して、ジャンルのボタンをクリックすると、このように利益計算結果が表示されます。

仕入れ値と販売額の他に、商品サイズや商品のカテゴリーを選択しなければいけないのがやや面倒です。
アマコード
検索ツール「アマコード」のアプリでも利益計算ができます。
店舗で商品を検索する際に、他のサイトを開かずにそのままアプリで利益計算できるのがメリットです。

関連記事:アマコードの使い方を詳しく解説!初心者に最適なおすすめ検索アプリ
関連記事:Amacode Pro(アマコードプロ)使用レビュー!便利機能やデメリットも解説!
せどりすとプレミアム
せどりすとプレミアムでも利益計算をすることができます。
アマコード同様、店舗で商品を検索する際に、他のサイトを開かずにそのままアプリで利益計算できるのがメリットです。

また、セール対応として割引も1タップで適用できます。

関連記事:せどりすとプレミアムを使ってみた感想!便利機能やデメリットも解説!
デルタトレーサー
デルタトレーサーには、利益計算機能がついているので、ランキングの確認をすると同時にそのまま利益計算をすることもできます。

また、デルタトレーサーの拡張機能を使う場合は、Amazonの商品ページ上でそのまま利益計算できるので、わざわざ他のサイトを開く必要がありません。電脳仕入れの効率化につながります。
関連記事:有料版デルタトレーサー(DELTA TRACER)の機能や使い方、メリット・デメリットを解説!
まとめ
せどりで利益計算する方法として、便利なツールやサイトを紹介してきました。
これまで紹介してきたように、
- 検索ツールの利益計算機能
- ランキングツールの利益計算機能
- 利益計算サイト
など様々な利益計算方法があります。
一番簡単なのは、モノトレーサーで仕入れ判断をすると同時に利益計算をすることです。
店舗仕入れでも電脳仕入れでもランキンググラフは必ずチェックするので、そのまま利益計算をすればラクだからです。
店舗仕入れの場合は、アマコードやせどりすとプレミアムで利益計算するのがおすすめです。
関連記事:せどりを効率化するおすすめツールを紹介!

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